毎日の生活において
家族は家のあちらこちらの場所へ移動を
繰り返し重ねながら生活しています。
それら住まう人の動きを線で結んだものが動線。
そしてその動線は
何本にもなり複雑に交差をしています。
この動線をストレスなくスムーズな動線にすることは
暮らしやすい家づくりには欠かせない作業。
これを動線計画といいます。
例えば
炊事、洗濯などの動線を効率よくするための家事動線、
リビングや寝室、トイレなどへの家族が暮らしの中で移動する線を生活動線、
また帰宅してからの動線を帰宅動線、
その他にお客様が来られた時の玄関からリビングやトイレへの動線は
来客動線と言われています。
家づくりにおいて
この動線計画は間取りと密接な関係…というより
間取り=動線計画そのものと言っても過言ではないのです。
ということで
暮らしやすい本当に効率的な動線計画をするには
まず家族それぞれの動きの起点となる場所と
そこからさまざまな場所への位置関係がポイント。
家での人の動きを分析し検討を繰り返すことによって
効率的な動線を解読していきます。
そしてその動線を充分検討したものを間取りに生かすことで
ストレスのない快適な暮らしを実現することができるのです。
例えば
動線が長すぎると毎日の生活の移動に無駄な時間が必要になり
その無駄な時間を毎日積み上げてしまうことになります。
また動線が交差しすぎると
これもまた生活がしにくく効率が悪くなってしまします。
効率が悪くなるということは無駄な時間を費やすということ。
それが一日にするとほんの数分でも
何十年も続くととんでもない時間の無駄使いになってしまいます。
この時間、
家族との団らんに使いたいですよね。
もし検討中の間取りがあるなら
家族それぞれの動きごとに色分けをしてみたりして
動線を描きこんでみたらどうでしょう。
描きこんだ線があまりにも混線していたり
移動が長かったりするなら要検討です!
特に一日に何度も使うキッチンは
暮らしの中でも中心となることが多いので
動線を考えるうえで重要なポイントになります。
調理をする人だけでなく
家族全員が冷蔵庫の中のものを取りに来たり頻繁に出入りするキッチン。
みんなが入れ代わり立ち代わり出入りでき
かつ無理なくスムーズに作業できるようにする必要があります。
そうなると所謂、回遊動線が良いのではないかという
結論になるかもしれませんが
限られた大きさの中での動線計画ですから
みんなが全て思うように確保できるわけではありませんので要注意。
回れるということは通路分を確保する必要があり
面積が大きくなってしまったりすることも。
それと、
○○動線と△△動線がこうなっていないとと
指定ががっちりと決まっている人は要注意です。
動線だけを確保した間取りを考えるのは案外簡単ですが
家づくりはそれだけ考えれば良いわけではありません。
予算、面積、構造上、すべてをクリアしなければなりません。
場合によっては
あなたの希望の動線が実現可能にならないこともあるはず。
となると
ここでも暮らし方の優先順位を考える必要が出てくるわけです。
「動線は暮らしそのもの」。
動線をしっかり考えておくことで
家事をスムーズに遂行でき暮らしが楽になり
日々のストレスの軽減につながるものだからこそ
しっかりと建築のプロの意見を聞きながら
自分たちの暮らしに合った動線を組み立てていきましょう!