こんにちは南仙台の父です。
このところ中国の海軍力が大きく向上し、米国との対峙を前提とした戦力
の整備が行われています。
米国の相対的な力が大きく衰退する中で中国の動きはより顕著になってい
ます。
かつてはスペイン、その後は英国が世界の海の覇者として君臨し、第二次
大戦を期に米国が海の覇者として君臨してきました。
その米国に中国が挑戦しようとしています。
海の覇者は海洋国家であることが前提です。
中国は長い海岸線を持ってはいても台湾島や日本列島、朝鮮半島などに囲
まれており、そのまま外洋に出られるのは南方の一部だけです。
世界の覇権を掌握するには海の覇権掌握は大きな条件となります。
果たして中国は米国に代わって21世紀の海の覇者となるのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、力のカードの正位置が出ています。
力のカードの正位置は強固や意志、理性や自制、知恵や実行、冷静や忍耐
といった意味があります。
可能性はあるもののかなりの困難が立ちはだかることになります。
日本をはじめとする仮想敵国の多さはもちろんですが、中国内部にも多く
の課題を抱えています。
政治的な問題や今まで本格的な戦闘経験の少ない人民解放軍の実態、国内
経済の停滞や少子高齢化、官僚体制や経済利益優先の思想、多くの課題を
抱える中で国の周囲をインドネシアや豪州やインドなどの地域大国が取り
囲む状況もあります。
米国と対峙するだけの力はあっても世界を掌握することは難しいでしょう。
現状としては実現できても21世紀のかなり遅い時期までかかるでしょう。
また、国の西側を取り囲む内陸国との緊張もあります。
ロシアも含めて同盟といった関係性の薄さもあるため、周りはほぼ敵とい
う状況にも簡単になることから、海の覇者を目指すよりも国際政治的な安
定を先に目指す方が現実的かもしれません。
こちらが優先されればかなり早い時期に海の覇者となる権利を得る可能性
は上がります。
次に環境条件ですが、女教皇のカードの逆位置が出ています。
女教皇のカードの逆位置は悲観や無気力、無神経や疑心暗鬼といった意味
があります。
知性や理性を表すカードであるだけに冷静な戦略構築が達成のカギになり
ます。
しかし、残念ながら今時点ではそうした狡猾な理性や知性はありません。
自信が先行し、人民解放軍が米軍と対峙して勝てるという幻想もあるよう
で、単なる兵器の数合わせで戦おうとする姿勢は旧日本軍と同じ思考に近
いものがあります。
技術面の向上もあって兵器の実力は上がっても運用面や補給輜重といった
戦時対応の力はノウハウがありません。
ベトナムやロシア、インドなどとの紛争経験はあるもののこれらの戦闘で
も勝利した経験はありません。
押し返した朝鮮戦争での義勇軍派遣くらいしか本格戦闘の経験もなく、海
軍力を前面とした艦隊決戦はもちろん経験がありません。
数を揃えれば勝てるほど簡単ではありません。
最近は軍事面の思想も大きく変わり、巨大な空母も原潜も効果的に活用で
きるともいえない一面があります。
中国自体が旧い米国の海軍思想への対抗となっている間は勝てる見込みも
ありません。
まずは政治戦略的なところで米国の力を削ぎ、国際的な心理覇権を獲得し
ていくことが先決となるでしょう。