こんにちは、hrperficioです。
今回は関係が悪化している日中首脳による首脳会談が実現するかを占って
みました。
日本が菅政権から新たな政権に移行することによって、中国側の出方も変
わって来る可能性があり、特に経済界から日中関係の改善を求める声も上
がっていますが、日中首脳会談は実現できるのかを占ってみました。
写真は占いの結果となります。
左側が結果、右側が実現のための条件となります。
まず結果ですが、力のカードの逆位置です。
力のカードの逆位置は無気力や人任せ、優柔不断や権勢、身勝手といった
意味があります。
このキーワードは日中両方に共通するキーワードだと思います。
結論から言えば、日中首脳会談がこの半年間で実現することは難しいとい
うことになります。
両者とも相手の出方によってどうするかが変わってきます。
また、両者とも国内の強硬意見も含めて、軟化するだけの材料もなく、強
いて言えば北京冬季五輪がありますが、現時点では首脳会談を実現するだ
けの名目もありません。
また、日本側は誰が自民党総裁になったとしても日中関係の改善には動け
ないと見られます。
権勢という言葉がありますが、中国側は習近平、日本側は安倍晋三という
強硬派が控えており、新首相が誰であっても安倍氏の意向に逆らうことは
難しい状況であり、迂闊に関係改善に動くことはできません。
また、ここに来て中国共産党の経済政策が統制強化に動いており、日本企
業も大きく影響を受ける中では、経済関係の強化の道は寧ろ遠ざかる方向
に向かわざるを得ません。
ほぼ絶望的と言っても良いと思います。
力のカードは忍耐などの意味がありますので、ここは耐えざるを得ないと
いうことで解釈せざるを得ないでしょう。
次に実現のための条件ですが、教皇のカードの逆位置です。
教皇のカードの逆位置は保守や頑固、束縛や躊躇、不信感や虚栄といった
意味があります。
教皇のカード自体が協調や連帯、更には理性的な行動を意味するカードで
あり、この逆ということはこういった行動を日中双方が避け、歩み寄る姿
勢を見せない限りは難しいということになります。
中国は厳しい権力闘争の最中にあり、習近平としては江派との権力闘争に
勝つためには強硬路線を貫く必要があります。
日本も同様に首相になるには自民党の細田派と麻生派を主体する主流派の
強力なしでは無理です。
両者とも保守・頑固・束縛などの言葉がぴったりの状態です。
これを覆すことは殆ど無理に近いと思います。
今後、欧米がどのように動くか判りませんが、北京冬季五輪を睨んで政治
的な圧力に動く構えもあるでしょう。
こういった難しい条件をクリアーすることはほぼあり得ないと考えると、
日中首脳会談の実現性はゼロに近いと考えるしかありません。
カードは自然にこのような結果を導き出していますが、国際環境は厳しい
状況に更に向かっていく感じです。
ここしばらくは武力衝突まではないにしても、中国と米国を中心とする資
本主義国が睨み合う状況が継続しそうです。