結婚前、パートナーから初めてもらったプレゼントは、革の財布でした。
ブランドはIl Bisonte。
イタリアの職人が一枚一枚手作りする、ナチュラルブラウンレザーの財布です。
あれから16年が経ちました。
捨てられなかった。
縫い目はほつれ、革は傷み、金具には緑青が浮いていました。
正直、見た目はボロボロに近い状態でした。
それでも、捨てられませんでした。
新しいものに変えようとも思えませんでした。
16年間、毎日一緒にいた相棒です。
就職も、結婚も、子どもの誕生も、仕事の失敗も、全部一緒でした。
その傷の一つひとつに、自分の人生が刻まれている気がして。
自分でリペアすることにした。
革の修理を調べ始めました。
サドルソープ、ニーツフットオイル、サドルステッチ。
知らない言葉ばかりでしたが、一つひとつ学んでいきました。
完全分解して、洗浄して、オイルを入れて、縫い直す。
糸はターコイズブルーにしました。
深みがかった茶色の革に青い糸。
元の財布にはなかった色。
「新しい自分」を縫い込みたかったのかもしれません。
縫い上がった財布を手にしたとき、思いがけない感情が湧いてきました。
さらに、愛着が増していました。
修理したから愛着が薄れるのではなく、自分の手で直したことで、
もっと自分のものになった感覚がありました。
そこに占術のエッセンスを加えたら、どうなるか。
私はもともと数秘術を学んでいます。
生年月日から、その人の本質や今の状態、進むべき方向を読み解く占術です。
リペアをしながら、ふと思いました。
糸の色を、その人の生年月日から導いたラッキーカラーにしたら。
ただの修理品ではなく、その人の本質を纏う一点ものになるのではないか。
思い入れのある革製品に、自分だけの色を縫い込む。
それが、いちはちカラースタジオの始まりです。
あなたにも、そんな相棒はありませんか?
傷んでいるけど、捨てられない革製品。
思い入れがあって、ずっと使い続けたい財布やバッグ。
捨てなくていいです。
変えなくていいです。
直して、自分だけの色を縫い込んで、
もう一度、相棒として連れ出してあげてください。
お気軽にご相談ください。