「☆18.第2ラウンド、関ケ原後の二の丸攻略下準備3」
ルカは各自にデジタルネームプレート、データ入りのPCタブレットと
色別のスーツも渡しながら、
「役職名は地位に弱い官僚公務員さん方を圧倒すべく、
大げさに入力しました。
私は総合プロデュースブレーンジェネラルマネージャー・・・
何のことやら?
皆さんも大きく出ていいですし、こちらのでもいいです。
このタブレットのネームプレート宛アプリクリックして入力、
送信すればネームプレート変更可能です」
「デジタルネームプレートは録音だけでなく、
セクションや氏名もPCで入力したものが自由に入るので便利ですが、
ルカさんも皆さんも、今回だけで乱用は控えて下さい。
それと変えた場合は連絡ください。紹介の時に混乱しますので」
「今ので大丈夫で~す」
「はい。関が原と言うか、関が原が選挙だとするとその後の二の丸、
本丸攻略が終われば、”ITデジセク”チームが整理してくれるし、
いちいちセクションや氏名載せずに顔認証のみになるしね」
「それにしても皆さんのスーツも間に合って良かったです。
まずは、今回参加分の200着分です。ミヨショウさんが手配して
三好商店街さんも総出で協力してくださったお陰です」
「量もあるし縫い辛いのにミヨショウさん、三好商店街さんありがとう」
「警備班は黒、フクロウ班や人材チェック班はグレー、
照子ちゃんや星賀さん達と私ら切り込み隊は黒っぽいシルバーカラーで、
同じデザインだし、部署ごと単色で申し訳ないけど。
それに急ぎで簡単な採寸しかしてないので今回は我慢してもらって、
しっくりこないようなら終わり次第、体に合わせて 仕立て直します。
繊維が簡易的ですが防刃・防弾・ 防火・撥水、
立ち襟と襟の中にフードが入っているので」
青也が説明して、ルカが羽織ってやり方を見せる。
「とっさの時はこのフードをかぶって下さい。
顔も守れますし、火災や災害の際にはこのマスクで
多少の防煙防塵も防げるかと、どれも気休め程度かも知れませんが」
「いや、凄いです」
「貰っていいんですか」
「はい、ただ、あくまでも試作でなので、
パブサポ1会議で乱闘は無いと思いますが、
何があるか分からないので念の為に着ておいてください。
モニターリングも兼ねてなので着辛いとか、色やデザイン、
問題点があったらどんどん提案してください。
それを改良して警察防救セクの制服にしようかと思っていますし、
皆さんからも要望があれば制服として
着替え分も考えなければいけないですし」
「分かりました」
「着用させてもらいます」
「益々、チーム感ありますね」
「なんか一体も感出てきた」
「合戦に出る前の鎧兜甲冑武具って感じですかね」
「ネームプレート・タブレット・特殊スーツ三種の神器ですね」
「さっそくでなんだけどスカートは無いの?」
「ごめんパインちゃん、今回間に合わなかった。
終わったらスカート追加するよ。
このスーツ含めてデザイン一緒に考えて」
「分かった」
「ミヨショウさんや三好商店街さんがこの先これでやって行くって
言ってましたよ」
「いっそ表は観光も含めた今迄の商売でこの服製作を裏商売、
じゃなくて副職にするとか。
落ち着いたら一般向けデザインも含めその辺も考えなきゃね」
青也が改まった面もちで、
「集まった数は官僚と公務員連合労働組合こと
公連労の幹部連もいますので、
おおよそ600名、同調圧力に屈しているようなら
まともな者がいるかどうか」
「200人ずつに分け、データ的には押さえてあるんでしょ。
一番煩そうな問題ありそうな者らを第1本会議室に集中させて」
「ほぼ、計画してあります」
「さすが!600人と言っても不本意でも
駆り出されてる人もいるだろうから」
「”3割4割3割の理論”ですか?」
「3割くらいはまともな官僚もいると思いたい」
ルカ達は他のスタッフとパブサポ1会議の前に手筈を確認し、
「さあ、第2ラウンド、
自文党が恐れ他の党も切り込めなかった伏魔殿の二の丸攻略になりますが、
ここを落さないと本丸には切り込めません。
”恐れ”恐怖は自分の思い込みで柳の下の幽霊と同じ、
幽霊ではなくただの柳が揺れてるだけの大したものではないですし、
我々はあの人達に虐げられていた者同士が集まって
力を合わせてここに居るので、臆することなく毅然と立ち向かいましょう。 味方は大勢います!気を引き締めて立ち向かいましょう」
「はい!!」
「陣形配置も決まった事だし、『ふんどし引き締めて』ってやつですか」
「いや、ふんどししてませんし」
桃田の言葉と反論に皆が少しなごんで石塚が、
「桃田君、女性が多いんだよ。私だって女性だけど、
ふんどししてないわよ」
「ハハハハハ」
更に緊張も和らぎ
「桃田さんや石塚さんのお陰で、緊張がほぐれました。
第2会議室、第3会議室をお願いします。
では、それぞれ配置について向かい入れましょう。さあ、出陣!?!」
第1本会議室、第2会議室、第3会議室とそれぞれ分かれ、
警備班は黒、フクロウ班や人材チェック班はグレー、
照子やルカや青也、星賀達は黒っぽいシルバーのスーツ、
皆お揃いの出で立ちで違うのは、
胸の顔写真と各役職・氏名の入っているデジタルネームプレート。
一番広い第1本会議室前に警備班以外の総理ポジションの照子や
本来は大臣ポジションの各セクションのトップであるルカと青也、星賀、
川岸、松平、植村、青木、保田ら第1会議室担当者が総出で、
入って来る官僚公務員らの顔・ 名前をチェックしながら
デジタルネームプレートと”国民への誓約宣誓書”入りの電子ペーパーを
渡すのを官僚公務員達は驚き、カラー分けのスーツを着て毅然と、
そして粛々と作業することに圧倒され、今迄と違う事を感じ取る。
各会議室は入ると壇上背景に大型モニターとTVカメラ、
両脇に中型モニターと各局のTVカメラスタッフ、黒ずくめの警備班、
官僚公務員も案内されるところに静かに座り、会議室が埋まると、
タブレットを持ったグレーの人材チェック班のメンバーが
警備班と共に両脇に並ぶ。
警視察庁現職の幹部が
「両脇の警備なのか、日下部、仙波?あいつらって不正告発して飛ばして
辞めさせた奴らじゃなかったか?」
「あぁー・・ネームプレート見ろよ」
「第三機関”ハシブト”班捜査トップ!?!」
「”ハシブト”班調査トップ!」
「摘発逮捕”タカ”班副トップ?・・・」
国防衛省幹部も
「あのタブレット持っているのは、セクハラパワハラで訴えて
辞めた成井じゃないのか?」
「人権セクション第三者機関”フクロウ”班人材評価チームリーダー?」
「・・・まずい・・・」
そしてルカが星賀、川岸、松平、植村、青木、保田、若林、荒野、楠木、
七北、文月、戸部、南波、青也を従えて入り、中央に立って、
「はじめまして。私が発案者で
総合プロデュースブレーンジェネラルマネージャーの風間ルカです。
よろしくお願いいたします。
それをサポートしていただく、
こちらが元経済省今は地方産業セクション副トップの
星賀明茂(セイガ・アキシゲ)さん、
地方産業セクション副トップとは旧経済省の副大臣ポジションと言う事です。
続きまして元文化省今は育成セクション副トップ
川岸協次(カワギシ・キョウジ)さん
元国防衛省、今は防救セクション副トップ
松平喜平(マツダイラ・キヘイ)さん、
第三機関”ミヤマオウム”班決定委員の植村幸一(ウエムラ・コウイチ)さん、
同じく第三機関”ミヤマオウム”班決定委員の
青木節子(アオキ・セツコ)さん、
指導・採用人事”フクロウ”班とLGBTQ担当
保田美玖(ヤスダ・ミク)さん、
監査”ハシボソ”班若林真紀(ワカバヤシ・マき)さん、
”ハシブト”情報班荒野行雄(アラノ・ユキオ)さん、
報道・マスコミメディアセクションのトップ
楠木 悟理(クスノキ・サトリ)さん、
報道・マスコミメディアセクションの副トップの
七北渡(ナナキタ・ワタル)さん、
同じく副トップの文月衣塑子(フミズキ・イソコ)さん、
ご意見番として、
地方産業セクショントップの戸部亜識(トベ・アシキ)さん、
産業セクショントップ南波友太(ナンバ・ユウタ)さん、
総合プロデュースブレーンジェネラルサブマネージャーの
風間青也(カザマ・セイヤ)さんの皆さんです・・・」