☆97【仲間の輪43】「自然党立ち上げお披露目会」
前日に立ち上げパーティーリハーサルを行い、ルカが、
「今日明日は大人が多く出入りするので保育所とカラオケは休み、
子供達は風間家で預かることになったので、
テルーのスタッフさんはすみませんがこっちの準備や受付、
配膳の方お願いします」
集まったスタッフは、
「了解で~す」
ルカは続けて、
「スポンサーの正義さんと南波さん、ロボとロボメンバーの皆さんには
話題を持っていかれそうなので選挙の立ち上げの話題づくりの時の参加
お願いにして、今回はご遠慮願いました。
それと、言葉で喧嘩をふっかけてきたり、詰る(なじる)
野次を飛ばす者が混じっていたら、差別的ハラスメント人権侵害、
名誉棄損で即座に訴訟するので、虎皇(コオ)兄と
非番で悪いけどカンちゃんお願いします。
それでもし、与党に繋がりがあればダメージを与えられます」
各自持ち場についてシミュレーション開始。
立ち上げお披露目当日は梁山泊の会議室の3つの部屋の壁を外し、
100から200人くらい収容できる空間にし、中央にデジタルボード、
壁面はプロジェクションマッピングで華やかに見せ、
照子の右隣りに石塚けいこ、左隣に桃田太郎、照子の後ろに
多種多様化象徴のパインと久能、青也が付き、
ミッキーとルカはSP 役、スケカクコンビは記録撮影班、
代里子、優はデジタル班、自然派風間企画会社後継として道永と三神、
セクハラがあった時にすく訴訟できるように弁護士の虎皇と
警官西寺勘次(ニシデラ・カンジ)ことカンちゃんも待機。
梁山泊入り口に受付班、会場出入り口にパーティー用配膳班の
テルのスタッフと加代の方からサポート用のメイド、
隅の方で玄武と時村が立っている事に気づいたルカが、
「時村も玄武(ツネタケ)叔父さんも来てたんだ。ありがとう」
「白虎(キヨタケ)様、風子(フウコ)様、星司(ホシモリ)
風間家の皆様も気に掛けていらっしゃるので」
「映像は繋がっているんでしょ」
「こちらの様子はつつがなく」
「叔父さん、父さんと仲直りできたの?」
「元々喧嘩などしておらんよ。そろそろ持ち場に戻りなさい」
「はい。お二人がいれば反乱軍が来ても大丈夫ですものね。フフフ」
ルカは持ち場に戻り、来場の準備が始める。
七北の友人の羽狩(ウカリ)が司会役をかってくれて、
野火は進行役として来場者を向かい入れ始める。
この前面会した川上、田村、金子、道義、山際、平原、仁藤、安田の方々、
伊藤詩織と青木節子が取りまとめ役を引き受け、工藤、柿内、串崎、
片山、永松やその他参加できた被害者系の面々、
楠木、七北、小池田戸部のはからいで取材記者メンバー 、
ジャーナリスト、世界特派員協会、新聞雑誌記者、TV報道関係者、
地方局地方紙記者、
ガラガラだと思ったが、ふたを開けたらほぼ一杯の大盛況。
照子が代表して党立ち上げの挨拶を始める。
「本日は私共のためにお集まりいただきありがとうございます。
この度、私共コストカッ派と協生党、新生党と協力し
自然党を立ち上げることとなりました。
代表は私、天野照子、副代表に石塚けいこ、同じく副代表に桃田太郎、
本来なら石坂さん、桃田さんいずれの方かが代表として
この場に立ち取り仕切られるべきですが、私を認めて下さり、
成長させるすべくお二方はサポートして下さることになりました。
未熟な若輩者ではあり、何分 至りませんが、
ご指導ご鞭撻のほど よろしくお願いいたします」
デジタルボードに丸っこい河童のようなキャラクターが映し出され、
「これが自然党のキャラクターの”ネイちゃん”です。
自然党共々よろしくお願いいたします。
引き続きまして、選挙公約にも繋がりますスローガンを
1.自然や子供ら弱者を守る優先順位。
2.徹底的に透明化する。
3.職業に貴賤(きせん)無し、政治家の方々の職務仕組みを見直し、
特権をやめさせ、一般人と同じにする。
自分達やりたい為の過大解釈、強行採決、我が儘言動をしない、させない。
4.経済という前に、不経済経済損失、コスパ、タイパ、
レイパ(労力レイバーパフォーマンス)を考え無駄をなくす。
5.『いじめ・差別・ハラスメント・嫌がらせ・誹謗中傷・不正・
トラブル・事件・犯罪』など
”人にされて嫌なこと”それこそが”悪”、それを正す。
6.学歴・座学得点有無・家柄・資産・肩書き・地位・ 年齢 ・性別
これらの格付けを不問、その代わりにモラル・道理・利他性・知恵・発想等の
人間性人間力評価にかえ、他者の為の努力や誠実に真面目に
額に汗する方々を優先する。
7.改革改善、新しいことやモラル倫理道理への妨害邪魔には、
みんなの知恵と力で戦う。
8.政治選挙筆頭に改革改善。
9.強制ではなく、少しでも多くの選択肢を設け、
国民に選択してもらい、政治参加してもらう。
10.多種多様な社会を始め、私どもは何事も”隗より始める”実行する。
11.”国民への誓約宣誓書”を誓います。(デジタルボードに国民への
誓約宣誓書を表示)
自然党天野照子 コストカッ派 代表
石塚けいこ 協生党派 副代表
桃田太郎 新生党派 副代表
宣誓書と共に副代表からのご挨拶を 」
デジタルボードにスローガンと3名の署名と共に映しだされる前で、
「自然党協生党派 副代表、石塚けいこです。よろしくお願いいたします」
「自然党新生党派 副代表、 桃田太郎です。よろしくお願いいたします」
「何かありましたら 真摯にお答えいたしますので
ご質問ございましたら、どうぞ。
ただし、ひどい野次、誹謗中傷ハラスメント的言動は、
告訴訴訟も辞さない覚悟ですのでそういう行為はご遠慮ください。と、
ご注意警告もさせて頂きます」
「どうして自然党なんですか?」
「”自由” 民主主義、国民や民衆主権と銘打っても、自由や 民主主義、
国民民衆が主権では無かったり、ネーミングが真逆になることが多いので、
あまり名前に意味を持たさない方がいいかと思いましたのと、
自然を優先させ、また自然の流れに従っていくそれをモットーにしたいと」
「結構、名前に重き入れてますよ」
「それもそうですね」
「なぜ、代表がまだ議員にもなっていない天野さんなのですか?」
「議員じゃないとダメですか?」
石塚や桃田が、
「そうじゃない方もいましたよ」
「この話を持ってこられたのは天野さんですし、
既存考え方で凝り固まっているのより、新しい人に大鉈(おおなた)
振るって貰った方が本当の改革が出来ると思います」
「よく言うでしょ。変えるのは『よそ者、若者、バカ者』って」
「そう。私らがそのよそ者、若者、バカ者なんです」
会場が笑いと和やかな雰囲気、
ルカ達は
『照ちゃん、いいぞ・・・』
心の中で応援。
「なんで協生党と新生党と組むのですか?」
「他の政党は”我が”の自己アピールが強く協調し辛いのと、
既成政党は改革変革を望んでおらず、変えようとする者に妨害や邪魔するように思えます。
ですが、少子高齢人口減は政界も無関係ではおられず、
政党が細かく分かれるより、思いが同じなら合併や協力しあっても
良いと思います。
協生党さんと新生党さんは、無駄や不正に対して追及されてきて信用でき、
政治や選挙あらゆる改革を進める上でも納得し、
協力してもらえることになったからです」
「共闘ではないのですか?」
「共闘ですが、共通して”自然”と言う流れは大事にしてその中で
それぞれ培ってきた政党も活かす、共闘や連立と言うよりは
大政党の中にタカ派、ハト派、保守リベラルがあるのと
同じように考えていただければと思います」
1人の記者がそれまでの雰囲気を一変させる。
水面下の戦いが始まる…のか?
「野合なんじゃないの?」
小池田さんがルカに近寄り、
『あれは与党のプロパガンダ的な雑誌『立憲国是(りっけんこくぜ)』の
記者よ』
犬神や他の人達の心配そうな表情にルカが小声で、
『照ちゃんは大丈夫!相手に映し返す”鏡”の手法は教えたから、
後は任せよう』
照子はソフトで冷静に、
「野合って何ですか? 私達は高い理念や志を持って集まっているので
どの辺が野合なのか分かるようにおっしゃってください」
「寄せ集まっているところだよ!」
「では、与党の連立は野合じゃないんですか?」
「もういいよ!」
「エッ、なんでですか?真摯にお答えしているつもりですが」
「大体 自分のところに記者集めて『お披露目会 』なんてケチ臭いんだよ」
「節約のつもりですが、ケチ臭いことをしてはダメですか?
豪華絢爛なホテルの大広間を借りてやらないと駄目なのでしょうか?」
「豪華なホテルを借りてやれば そこが儲かるんだから
経済が成り立つじゃないか!」
「既成政党の皆様だと国民からお金をいただいた血税の政党助成金や
協力してくださる市民の皆様の献金を使い豪華なホテルを
借りてやられるのでしょうが、
血税や市民の献金を使うのでも、節約してケチるのはいけない事ですか?
節約やケチ臭いことをしないから、国の借金がどんどん
かさんで行くのではないんですか?
私共は見栄にお金をかける気はありませんし、
国を運営する側になった時に、海外のお客様などいらっしゃり
豪華絢爛なホテルを使うべきなら
ご用意するということもあるかも知れませんが、
自分達私的な部分のある所は何かをやるのでも
ケチ臭く節約でやっていくつもりで、そ
の事でも3党の意見は一致しています」
「僕たちは見栄に金を掛けるつもりありませんので」
「あなたに言わせれば”野合”なんでしょうけど、
私達は見栄は無駄、ケチ臭いかも知れませんが、
極力節約の理念や志を持って集まっています」
桃田や石坂がすかさずサポートに入る。
「自由言論の自由だろ!それとも言論封殺する気か!!」
西寺と虎皇が小声で
「これ、完全にチンピラのインネン状態ですね」
「そろそろ告訴準備しとくか」
照子は毅然とその記者に対峙して、
「何を言ってもいい、何をやってもいい、人を傷つけてもいい
自由など無いはずで、
憲法第十二条でも『この憲法が国民に保障する自由及び権利は、
国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、
これを濫用してはならないのであつて、
常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ』 と
何をやってもいい自由ではないことが載っているはずです。
それともあなたは人を殺しても自由だとでも言いたいのですか?
不断の努力や公共の福祉のためにこれを利用しなければならないのに
『何をやっても自由』の言動が、いじめに繋がるとは思いませんか?
あなたやあなたの大事な人がいじめなど嫌な目に遭うことを
想像したことがありますか?
そういうことをなくしたいと思いませんか?」
「うるせえよ。生産性のねえ おかまはべらかして 何言ってんだよ!!」
会場がザワつき、冷静ではあるが少々怒りモードの照子は、
「そんな差別的な発言、聞き捨てなりません。
彼女ら彼らがあなた方に何をしましたか?
私は最初に『ひどい野次、誹謗中傷ハラスメント的言動は、
告訴訴訟も辞さない覚悟ですのでそういう行為はご遠慮ください」と
警告を申し上げたはずです。
彼女ら彼らの名誉を守るために私はあなたを差別的セクハラ
人権侵害発言で告訴します。
虎皇さん、西寺さん よろしくお願いします」
「私も行きます」
犬神と三郎、野火が取り押さえに出向き、西寺と虎皇も加わり、
「何だよ。 離せよ。俺は記者だぞ、報道の自由を奪うのか!」
「告訴されたので文句言わずに こちらに来てください」
引きずられて連れ去られる記者。
内心、他の記者やジャーナリスト、ゲストの方々も『嫌だな』と
思っていたようで、これにより、嫌な雰囲気は一変し、
その後は和気あいあいと質疑応答が始まり 、
和やかにパーティーは進んでいった。
翌日の新聞、SNS 各記事は、
【天野代表の論客ぶりで差別誹謗中傷の乱入者を倒し、
LGBTQの名誉を守ることを実践してみせた】
【自然党と発足は、節約と差別を許さないコンセプトを
パーティーにて証明された】
【既存を打ち破り、新ずくめ、改革本気度か、斬新自然党】
【『我が』の政党と違い、石塚けいこ協生党派副代表、
桃田太郎新生党派副代表ととのチームワークもバッチリ】
目論見(もくろみ)を超すほどの高評価と、
録音録画証拠提出でその記者の取り調べで
自文党支持者の雑誌社であることも公表された。