さて、、、今回は「まずは自分の生活は守る」を
テーマにお伝えしようと思います。
昨日、訪問した利用者の方は
一人暮らしをしていた女性90歳。
一人暮らしをしていたと言っても息子さんが近くに住んでいて
・お買い物支援
・病院の付き添い
・たまに薬の管理
など週に2~3回程度、様子を見に来なければ
一人では生活ができない女性。
認知症予防のために近くのデイサービスに週3回は利用していましたが
自宅のお部屋で転倒をしてしまい、1ヶ月程度、短期で有料老人ホームに入所しました。
しかーし!有料老人ホームは意外と値段がかかる。
普通に生活をするだけで月に30万円。
説明はしてありましたが、息子さんからは
「こんな金額ずっと支払えないので、退所して特別養護老人ホームに入所したい。」という希望で
現在、特別養護老人ホームに申し込みをしつつ、待っている間
息子さんの支援があっても一人暮らしができなくなってしまったので
ショートステイに入所しています。
※ショートステイとは、短期的に施設に入居し介護・支援を受けられるサービスです
息子さんとお母さまの身体状況を確認するために、ショートステイで待ち合わせをし、様子を聞いてみました。
息子さんからは
「一人暮らしよりも、施設に入っている方が穏やかな顔をしているし、
これで早く特別養護老人ホームが決まれば良いんだけどね!
いやー僕も本当は仕事をしたかったんですけど、母が毎日、数十回電話をかけてきて、薬がない。腕が痛い。歯が痛いと連絡があり、不安と認知症が重なり
何度も大丈夫だよと言ってもすぐ忘れるから、仕方がないから家に様子を見にいったりで
自分のことを全ておきざりにしてきました。
だけど、僕だって老後はあるし
今、妻が働いているから、生活は何とかできています。
あと、僕はお酒が好きだから、お酒代くらいバイトに行って稼ぎたいですよ。
いやー仕事ができないってきついですよ!」
と仰っていました。
この男性は60歳。50代後半で病気になり
そのまま退職をされたのですが
お母さまの介護も重なり、数年は介護のために生きてきました。
ここで感じたことは、まず優先順位として
自分の生活の確保です。
仕事を辞めて安定しない状態で
介護をすることは、リスクが高すぎます。
なので、仕事を辞める前に介護できる環境に整えることが大事です。
この男性は自身の病気で退職をしてしまいましたが
そのまま母親Aさんの介護となってしまいました。
親の介護はいずれはあるかも、だけど、自分の生活が一番大事。
だと、私は思っています。
そのためにも、介護のことに理解がある企業に就職するとか、知ってもらう
というのも選択の一つです。
最近、介護保険サービスを利用しても、
家族が介護のために犠牲になっている方が多いと感じています。
介護が始まってからどうしよう、何をしよう・・・
では、遅いのかな?とも感じます。
やはり、
・親がどんな老後を送りたいのか?決めておく
・もし親が介護が必要になった時に会社に介護休暇の福利厚生がしっかりしているのか確認をしておく。または在宅ワークができるか?など
・介護保険サービスがどれだけの費用がかかり、どれだけ施設入所にかかるのか調べておく。また、親の貯金も把握した方が良い。
もし、
・最近、親の行動や言動に違和感を感じる
・将来的に介護と仕事を両立する可能性があるのですが、どう思いますか?
など
不安がある方がいらっしゃれば、まずはお近くの地域包括支援センターに相談をしてみてください^^
また、私も副業でカウンセラーとして相談受け付けていますので
もしあればご相談ください^^
読んでいただきありがとうございます。