【背景メイキング】映画の世界に入るイラスト

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デザイン・イラスト
こんにちは、朝霧です。
前回のブログから大分空いてしまったのですが、今回はイラストメイキングを紹介したいと思います。

今回は 「映画 ハリーポッター」の世界に入り込んだイラストを描きました。
ご依頼者様が誕生日のプレゼントにイラストのご相談を頂きましたので、シチュエーションはご依頼様が映画の世界に入って誕生日を祝っている様子になっております。

※今回のブログを書くに従って依頼者様に許可を頂きました。本当にありがとうございます。

・どんな手順で描いているのか?
・色の塗り方

といったイラストの描き方で悩んでいる方にぜひ読んでいただきたいです。
普段のご依頼の参考や描き進め方などに、ぜひ参考にしてください。


イラスト工程(ラフ、下書き

背景メイキング.jpg
0で絵全体のイメージを決めます。小さくざっくり描くことでぱっと見た時のサムネイルを意識しました。今回は題材があるので、調べられる資料をとにかく集めておきます。背景の醍醐味は後々のライティングだと思うので、光源などを意識してラフをかきます。

1の下書きはほぼ線画を描くためのガイドとしてかいています。この時はおきたい色を薄く載せて全体のイメージをつけておきます。

背景は人物イラストよりも描く場所が多いので、自分で混乱をしないように描く場所を分けておくといいかなと思います。


線画作成、明暗

背景メイキング2.jpg
2,下書きの確認を頂いてから線画に入ります。
線はクリスタに入っている入り抜きペンでかいています。線画も人物イラストと同じように部類でレイヤーを分けています。

レイヤーは「部屋、机に乗ってる物、人物」で分けています。色をのせる前に※グリザイユ画法 みたいに明暗をのせます。
明暗の影の面と明の面で分けておきます。

3,明暗の画像をみながら色をのせていきます。
ここでは厚塗りはするのですが、油絵ペンのような混ざるぺんではなく丸ペンで最初のせていきます。

着色

背景メイキング3.jpg
4,ざっくりべた塗の後、広い面から質感を塗っていきます。
別レイヤーで先程作った影レイヤーに乗算レイヤーで紺色をたします。

5,人物のべた塗、影レイヤーを作ります。ここから、細かい小物も色をのせていきます。壁際の小物は影色をべた塗をします。

6,細かい小物は、手前はメインなので実物に近い色を、壁沿いの遠い物は実物より暗い色をのせて反射光やハイライトで仕上げます。

7,壁紙の模様もパステルと混ざらない淵がはっきりしているブラシで遠くから分かる部分を主にかいていきます

背景メイキング4.jpg
8,ここでご依頼者様のご提案でボウトラックルをイラストに紛れこませました。暖炉に近い位置の木の床や家具に明るさを足し、質感を描きます。
人物も同じように描き込みます。

9,8で大体の描き込みをしたので、ライティングをしていきます。
ここでは人物が目立つように調整をしていきます。

10,プラス演出で不死鳥の騎士団で使われていたような花火を取り入れました。窓からの光なども足していきます。光は「加算(発光)」、「焼き付き(発光)」レイヤーで描いていきます。

11,煙を足してもっと演出していきます。光の周りの煙は「焼き付き(発光)」で描いていきます。

背景メイキング5.jpg
12,加工は私は主に グラデーションマップ、テクスチャ画像、色調補正でやっています。
イラストの種類にもよるのですが、自分はなるべく普通のレイヤーで色を作っていき、ライティングの最後でオーバーレイなどを使っています。
これでイラストは完成です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
自分もまだまだ勉強をしていますが、何か一つでも参考になれば幸いです。
今回はモチーフが多く細かい描き方ではありませんでしたので、細かい描き方などはまた、別で乗せれたらと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!

もしご興味ありましたらこちらからよろしくお願いいたします。






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