「やりたいことが分からない」
「今の仕事にはなんとなく不満」
と、現状に違和感を覚えながら「やりたい仕事がない、分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実際、やりたいことが明確で、将来のビジョンに向かって、目の前の仕事に夢中に取り組めている人ばかりではありません。
しかし、少しでも自分の価値観を理解し、得意分野が分かれば、きっと満足のできるキャリアを築けるはずです。
この記事では、やりたいことが分からず、仕事選びに悩む人に共通する特徴・原因と解決策を紹介します。
意外にもあなたの"やりたいこと"は、身近にあるかもしれません。
やりたいことが分からない、やりたい仕事がないと悩む人は多い
冒頭にも記載のとおり、下記のような悩みを抱えている人は多くいます。
「やりたいことが分からない」
「やりたい仕事がない」
「自分が今後どうしていきたいのか悩んでいる」
現在、転職活動を行っている人の中でも、明確な目的・目標をもって取り組んでいる人は、そんなに多くありません。
実際に、リ・カレント株式会社が全国の20代、若手社員1,000名に行った調査によると働く理由を明確に持たない人が9割という結果が出ています。
働く理由を明確に「持たない」が9割
「自分は何のために働くのか(仕事観)」「どのように働き続けたいか(キャリア観)」:「明確な形で持っている」は1割に満たず。理由として、「そういったことを考える機会がない・必要性を感じない」が多数挙げられた。
(引用元:【意識調査】20代働く若手の本音、働く理由を明確に「持たない」が9割、コロナで価値観が揺らぐ若手が半数越え、2020年度、最新20代若手社員の意識調査レポートを公開)
上記アンケートのなかで、「自分は何のために働くのか」といった仕事観についての回答率は、下記の通りとなっています。
・語れるほどではないが持っている:34.1%
・考えたことはあるが固まっていない:27.8%
・持っていない:28.1%
・誰かに語れる明確な形で持っている:10.0%
また、「自身のキャリア観を"持っていない""固まっていない"と回答した人で、キャリア観を持っていない理由としてどのようなものがあるか」という質問の回答率は、下記の通りです。
・キャリアとは何かそもそもよくわからない:27.3%
・自身にとってのキャリア感を考える機会がない/なかった:21.4%
・環境がすぐに変わるため、中・長期的なキャリア感を考えることに意味がないと考えている:14.9%
・周囲にロールモデルがいない/いなかった:13.2%
・その他:1.1%
いかがでしょうか。
「やりたいことがないし、今後どうしようか…」と悩む人は意外と多く、自分だけではないということをまずは理解しましょう!
やりたいこと、仕事選びに悩む人に共通する5つの特徴
次にやりたいことが見つからない、仕事選びに悩む人に共通する特徴を5つ紹介します。
1.仕事に興味・関心がない
2.自分にできる仕事がわからない
3.自分に自信がない
4.自分が将来どうなりたいかについて考えていない
5.給与や休みなど、条件ばかりが気になっている
ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。
特徴その1.仕事に興味・関心がない
あなたは、今の仕事に興味・関心はありますか?
やりたいこと・仕事選びに悩む人に共通する特徴として、
仕事に興味・関心を持っていないことが挙げられます。
「何となく今の会社に就職した」「条件を重視し、仕事を選んだ」といった場合には、仕事にやりがいを見い出せず、日々のタスクを淡々とこなす方もいるのではないでしょうか。
すると、ふと「自分はこのままで良いのだろうか」と考え始めた時に、やりたいことが分からない、自分は何が得意か分からないため、転職しようにも仕事をどのように選べば良いか悩む人が多いようです。
特徴その2.自分にできる仕事がわからない
特徴1に共通しますが、現状維持で仕事をすることに慣れてしまい「あなたは何ができますか?」という質問に答えられないケースです。
積極的に目標を設定し、目標達成を目指して日々取り組んでいる場合、失敗を糧に仮説検証を繰り返すことで、自分には何が出来て何が出来ないのかが明確になります。
その過程で、課題解決のプロセスを学び、かつ自分自身の強みを伸ばすことができるため、どの分野であれば成果を出すことができるのかを理解できます。
しかし、日々割り振られた仕事だけを受け身で行っている場合、やりたいこと探し、仕事選びに悩むことは避けられないでしょう。
特徴その3.自分に自信がない
やりたいことが分からない、仕事選びに悩む人に共通する特徴の3つ目は、自分に自信がないことです。
自信がないことによる最大のデメリットは、自信の無さを言い訳にして"やらない理由"を探してしまうことです。
例えば、何かやりたいことを思いついたとしても「どうせ失敗するし…」「自分には、才能がないから取り組んでも意味がない」と、やらなくても良い理由を探して、現状維持を選択してしまいます。
結果として、目の前にチャンスがあっても飛び込むことができず、周りを見てはさらに自信を無くし…と負のループに陥ってしまいます。
特徴その4.自分が将来どうなりたいかについて考えていない
学生の頃、就職活動を始めるにあたって自己分析に関する本を買い漁り、インターネットで業界・業種など調べていたと思います。
ところが、社会人になって3年ほどが経ち、ある程度のことができるようになってきた…
新卒の頃のように必死に勉強することも次第になくなり、慣れによって仕事が以前よりも楽になった…
いかがでしょうか、思い当たる点はありますか?
最近は、YouTubeをはじめ、Amazon primeやNetflixなど、私たちの暇な時間をいかに奪うかを考えて作り出されたサービスが数多くあります。
それゆえ、仕事で疲れて帰ってきて、ご飯を食べてひと休憩、そのあとはYouTubeを見てお風呂に入る…気づいたら0時を迎えているなんことも!
考える時間は、無理やりにでも作らないといつまでたっても一歩踏み出せず、その場にとどまることとなり、いつまでもやりたいことが見つからず、悩むことになってしまいます。
特徴その5.給与や休みなど、条件ばかりが気になっている
仕事を選ぶとき、「給与はいくらか」「年間休日はどれぐらいあるのか」「残業は無しか」と条件を気にしすぎてはいませんか?
「やりたいことは何か」と自己分析をしていると、次第に給与や休みなどの条件についても考え始め、当初考えていたやりたいこと探しから離れてしまっているなんてことも少なくないはずです。
もちろん条件も大事ですが、やりたいこと探しと仕事選びの条件は切り分けて考えるべきです。
ここがごっちゃになってしまうと、「給与に惹かれて入社したけれど、仕事に興味がないため辛い…」なんてことになるかもしれません。
やりたいこと、やりたい仕事を見つける5つの方法
ここからは、具体的に"やりたいこと"や"やりたい仕事"を見つけるための具体的な方法を5つ紹介します。
1.「楽しかったこと」「好きなこと」の中から見つける
2.「評価されたこと」「褒められたこと」の中から見つける
3.「やりたくないこと」を考えてみる
4.どんな仕事があるのか調べてみる
5.やりたいこと候補、条件に優先順位をつけよう
では、1つずつ見ていきます。
見つけ方1.「楽しかったこと」「好きなこと」の中から見つける
これまでの人生の中で、楽しかった思い出は何でしょうか。
また、あなたの好きなことは何ですか?
この段階では、実現の可能性など気にする必要はありません。
つい、「お金にならないし…」と考えてしまいがちですが、実現の可能性や達成の難しさは一旦脇に置いておきましょう。
大人になると、"お金になり、かつ周りから見たら立派に見えるやりたいこと"が無ければ駄目と考えがちですが、そういった固定概念を取り払うことで見えてくるものがあるはずです。
見つけ方2.「評価されたこと」「褒められたこと」の中から見つける
「●●さんすごいね!」「これ教えて!」と言われたことはないでしょうか。
努力して評価されたことや、褒められたことは分かりやすいかと思います。努力できることがあなたの強みかもしれません。
なぜ、評価されるまでに努力できたのかを探ることで、やりたいこと探し・仕事選びに大きく役に立つでしょう。
また、努力していないにも関わらず評価された、褒められたことにも注目しましょう!!
あなたからすると「なぜこんなことで?」と思うかもしれませんが、それは努力せずに出来ていることですので、立派な強みと言えるでしょう。
この強みを活かせる仕事を選ぶことで、大きな成果を生み出すことができるので、1つの参考としましょう。
見つけ方3.「やりたくないこと」を考えてみる
やりたいこと・仕事を探すにあたり、やりたくないことを考えることは非常に有効です。
やりたいことを見つけるのは大変ですが、「やりたくないことは何ですか」と聞かれればすぐに答えられるのではないでしょうか。
「なぜそれをやりたくないのか?」と聞かれると少し困ってしまいますが、一度考えてみると良いでしょう。
私の場合、新卒でIT企業に入社しましたが、業種を決めるときは、「製造業は、なんとなく興味がわかない…●●業は~~~」から自己分析を始めました。
この"なんとなく"をそのままにするのではなく、なぜ自分はこの業界、職種に興味がわかないのかを考え、言語化しましょう。
そうすることで、やりたくないことの共通点が見えてくるので、やりたいこと探し・仕事選びが大きく前進します。
見つけ方4.どんな仕事があるのか調べてみる
そもそも選択肢を持たないことには始まりません。選択肢とは、つまり知識です。
世の中にどんな仕事があるかご存じでしょうか。
業種、業界、職種…サービス業1つとっても、ホテル業界もあれば、飲食、広告など様々です。
やりたいことを見つけるためには、前提として知識を持っている必要があります。
誰を相手にどんなことをして、仕事量はどれぐらいで、給料はいくら貰えるのかについて、何となくでも知ってるか知っていないかで仕事選びの納得度が大きく異なります。
インターネットの普及により、あらゆる仕事の情報がすぐに出てくるため、やりたいことが分からない、仕事選びに悩んでいる状況を抜け出すため、まずはじめに検討したい方法です。
見つけ方5.やりたいこと候補、条件に優先順位をつけよう
ここまできたら、自分自身の好きなことや得意なこと、嫌いでやりたくないことを考え、興味・関心のある分野について何となく理解できたと思います。
漠然と「自分はお金が稼ぎたいし、人と話すのも苦手じゃないから、ITや不動産あたりで営業が良さそう?」「コンサルティングもありだな」と考えられたのではないでしょうか。
まだ、ここまでやりたいこと候補が見つけられていない場合には、あなたが仕事に求める条件について優先順位をつけましょう。
・給料が良い
・休みが多い
・人と接する
・単純作業
・自分自身のアイディアが世に出せる
etc…
あなたにとって"MUST(絶対に譲れない条件)"と"WANT(これも叶うと嬉しい条件)"を考えましょう。
いまはまだ「何となく休みは多いほうが~」などふんわりしているかもしれませんが、「給料40万円で残業も多い会社か給料20万円で定時に退社できる会社どちらが良いか?」と聞かれると優先順位もつけやすいのではないでしょうか。
多くの人は、自分自身の価値観の言語化が出来ていない、気付けていないだけで、やりたいこととやりたくないことの線引きはできているものです。
まずは、求める条件に優先順位をつけることで、何故その条件を選んだのか言語化できるようになり、やりたいことの候補が見つかるはずです。
やりたいことの候補が見つかったら、その中でさらに優先順位をつけ、絞っていきましょう。
まとめ
今回ご紹介した方法を参考に、まずは、あなたが興味・関心のある分野は何なのか。どんなことであれば夢中になれるのかを考えてみましょう。
やりたいことは常に変わっていきます!
一度やりたいことを決めたら変えられないわけではありませんので、とりあえずやってみて、やりながら考えていけば良いのです。
やりたいこと候補、条件について考えることで、自分が何を大切にしているのか(価値観)が見えてきます。
価値観が分かれば、あとは価値観をもとに判断し、少しでも違和感を感じるようであれば修正するということを繰り返すことで、次第にやりたいことが明確になってくるでしょう。
やりたいことが分からない、仕事選びに悩むあなたの助けとなれば幸いです。