日々是相場 -夕刊- 2020年11月11日(水)
日経平均 25,349.60 円 △ 444.01 円
≪東証一部≫
売買高 16億8,320万株
売買代金 3兆4841億0200万円
値上り銘柄数 1,614 銘柄
値下り銘柄数 493 銘柄
騰落レシオ(25日) 96.32 % △ 3.23 %
為替 1ドル=105.26 円
☆ 市況概況 ☆
買うから上がる、上がるから買うで大幅高
米国で買われすぎ銘柄売られ、売られすぎ銘柄が買われる流れのなかで、ダウ平均高に連れて買い先行となった。特に買い材料があったというわけでもないのだが、指数に影響の大きな銘柄などが空売りの買戻しで指数を押し上げ、指数が押しあげられることで買戻しが進むということで大幅高となった。東京五輪に絡む話題も取りざたされたようだが、あくまでも空売りの買戻しとオプションSQ(特別清算指数)算出に絡む先物買いが主体で指数を押し上げたものと思われる。
昼の時間帯も売り方の追証などからの買戻し、ヘッジ買いがみられて指数を押し上げ、後場も買戻しを急ぐ動きで上値を試す動きになった。さすがに最後は手仕舞い売りに押されて上げ幅縮小となる場面もあったが、値持ちはよく先物主導での上げが続き日経平均は7連騰、この間の上げ幅は2,000円を超えるという異常な状況となった。
小型銘柄はまちまちだが目先的な反発となるものが多く見られた。東証マザーズ指数は戻りは鈍いものの大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均は堅調だった。先物はまとまった買いが散発的に見られて指数を押し上げる要因となった。オプションSQ(特別清算指数)算出に絡むヘッジ買いや持高調整の買戻しを急ぐ動きで指数を押し上げた。
行き過ぎもさらに行き過ぎると何もなくても上昇するという感じだ。積極的に買い上がる要因などなく、逆に売り急ぐ要因が多いのだが、逆に売り材料が多いだけに下がらないと買戻しを急ぐ動きで指数が大きく押し上げられるということだろう。いったん下落が始まると一気に調整となるのだろうが、空売りが多いうちは下がらないのだろう。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
上がり過ぎという展開になってきた。さすがにここからは調整も見られるものと思われ、一気に25日移動平均線まで下落するというようなこともあるのだろう。
☆ あれやこれやと一言 ☆
4年前の大統領選挙と同じような展開を期待している向きも多いのだろうが、明らかに米国市場では動きが違っており、ダウ平均の戻りもそろそろいいところまできているのではないかと思う。もちろん「まだはもうなり、もうはまだなり」ということで相場にきかなければわからないのだろうが、
加えて、前回は景気回復期待がかなり強く、米国での利上げが確実視されるなかで金利が上昇、債券が売られてその資金が株式市場に流入したことで大きな上昇となった。今回はあくまでも空売りの買戻しが主体であって、新たな資金流でもなく、買戻し一巡となったものから手仕舞い売りに押されることになりそうだ。
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、経済への影響が取りざたされているなかで、景気回復が見えず、金利の継続的な上昇が見えない中では株式市場への資金流入も限られることになり、改めて株を買うという資金がないと思う。
ただ、そうした弱気な向きが増えるとそれだけ空売りが積み上がり、買戻しが入って上昇が続くということもある。空売りの状況次第ということになりそうだ。特に指数に影響の大きな銘柄の空売りがなくなるということになると一気に下落となるのだろう。