日々是相場 -朝刊-2020年11月11日(水)
NYダウ 29,420.92 △ 262.95
NASDAQ 11,553.86 ▼ 159.93
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 25,225 円 △ 275 円
NY為替 105.28 円 ▼ 0.05 円
日経平均 24,905.59 円 △ 65.75 円
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☆ 米国市場 ☆
ハイテク株売り、景気敏感株買いが続きまちまち
特に材料視されるようなイベントもニュースもなかったが、引き続き新型コロナウイルスのワクチン開発の話題が取りざたされ、経済の正常化期待から景気敏感株に買い直されるものが目立った。一方で、ここまで相場をけん引してきたハイテク銘柄などへの売りも続きナスダック指数は連日の大幅安となった。いわゆる巣ごもり消費関連銘柄に大きく下落するものも見られ、債券から株式へのシフトというよりは株式から株式への資金シフトが生じているということだ。
新型コロナウイルスの影響が懸念されるなかで景気敏感株が買われており、金余り相場でのお金の行き所がなくなっているという感じだ。景気敏感株への買い戻しや買い直しが一巡となってきそうで、再度ハイテク銘柄などに資金が戻るのかどうかということになりそうだ。いずれにしても新型コロナウイルスのワクチンへの期待が根強いが感染拡大が止まらないと上値も限られそうだ。
個別には新型機の運行再開が報じられたボーイングが大幅高、シェブロンやウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやシェブロン、スリーエムなどが大幅高となった。一方、セールスフォースがやマイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなどが大きく売られ、アップルやアルファベットなども軟調だった。
☆ 本日の相場 ☆
昨日の日本市場は米国株がまちまちとなるなかでダウ平均の大幅高に反応して買い先行となり、一時大幅高となる場面もあった。ただ、寄り付きからの買戻しが一巡となると上値も重く、手仕舞い売りに押される銘柄も多く堅調ながらも上値の重い展開となった。日経平均は一時マイナスとなり、東証マザーズ指数や日経ジャスダック平均が大幅安となるなど買われすぎた銘柄が大きく売られ、総じてさえない感じだった。
本日の日本市場は米国市場も前日と同じような展開であったことなどから、買われすぎ銘柄の手仕舞い売りに押される展開となりそうだ。空売りの買戻しが一巡となったものから売られることになるだろう。夜間取引で日経平均先物が上昇しているが、ヘッジなどの需給要因での買いとみられ、昨日同様に日中取引では冴えない展開となりそうだ。決算発表が出揃ってきており、持ち高調整の売り買いも一巡となってきそうで、買戻し一巡となったものから売られることになるのだろう。
夜間取引では再度25,000円を超えてきているが、25,000を超えてさらに買い上がるだけの材料もなく、手仕舞い売りに押されることになりそうだ。25,000円を超えて上値の重さが確認されると、いったん24,000円を割り込む場面もあると思う。買われすぎ銘柄が買戻し一巡後にどこまで下がるかということになるのだろうが、新型コロナウイルスの影響で経済活動の規制などがみられると一気に売られるということもあるだろう。
☆ 本日の注目点 ☆
10月のマネーストック(日銀、8:50)
11月のESPフォーキャスト調査(日本経済研究センター、15:00)
4~9月期決算=大成建、大和ハウス、三越伊勢丹、三井化学、ENEOS、ハーモニック、東芝、コンコルディ、凸版、菱地所
1~9月期決算=電通グループ
ニュージーランド中銀が政策金利を発表(10:00)
中国のネット通販市場で「独身の日」商戦
ベテランズデーの休日で米債券外国為替市場が休場
☆ 銘柄ニュース ☆
冴えない展開に
太平洋セメ(5233) 2,638 △ 76
セメントの製造販売を手掛けるフィリピン子会社でセメントの生産能力を従来比約4割増強すると発表した。既存の古い設備を新しいものに置き換える。
オムロン(6645) 7,930 ▼ 250
家庭用心電計を手掛ける米国のベンチャー企業に追加出資したと新聞で報じられた。同社の心電計を組み合わせて遠隔医療ビジネスに弾みをつける。
エレコム(6750) 4,815 ▼ 285
電子商取引(EC)サイトを活用して海外市場を開拓すると新聞で報じられた。米国を皮切りに欧州やアジアでの拡販も検討する。
OKI(6703) 969 △ 9
国内で自動運転や医療機器向けに人工知能(AI)などの膨大な計算に適した先端半導体の回路設計や実装を受託するサービスを始めたと発表した。回路を自由に書き換えられる半導体にAIの処理回路を作りこむ。
りそなHD(8308) 369 △ 16
りそなHDは連結子会社の関西みらいを完全子会社化すると発表した。1株500円でTOB(株式公開買い付け)を実施、応じなかった株主には株式交換でりそな株を割り当てる。
村田製(6981) 7,563 ▼ 127
自社で開発製造するオゾン発生部品について、新型コロナウイルスを不活性化する効果が確認できたと発表した。今後白物家電を中心に採用が進む可能性がある。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
米国市場は前日と同じように買われすぎていたハイテク銘柄などが売られ、売られていていた景気敏感株が買われるという展開になっている。持ち高調整の売り買いとみるか、新たな流れとみるか考えさせられるところだが、債券が売られているということでもないので、持ち高調整の売り買いではないかと思う。
4年前の大統領選挙のように大きな資金移動がみられるということでもなのではないかと思う。新型コロナウイルスの影響が懸念が払しょくされたということでもなく、クリスマス商戦などへの期待はあるものの、日本市場でも上値を買い上がるにはリスクが多いと思う。空売りがまだ積み上がっているものもあるが、買戻し一巡となったものから売られるという状況には変わりなく、買われすぎ銘柄の調整は続くだろう。
引き続き買われすぎ銘柄売りの売られすぎ銘柄買いの流れは変わらないだろう。銀行株や商社株などは引き続き注目されるし、日水(1332)もようやく動き出して上値余地もありそうだ。明治HD(2269)も決算を発表して売られたが、修正高はまだ続くだろう。
明治HD(2269)は25日移動平均線や基準線に絡みながらの動きとなっている。25日移動平均線と75日移動平均線との乖離も大きく、本格的な戻りはまだまだということだ老が、底堅さは見られると思う。