日々是相場 -夕刊- 2020年10月27日(火)
日経平均 23,485.80 円 ▼ 8.54 円
≪東証一部≫
売買高 9億4,534万株
売買代金 1兆8631億4200万円
値上り銘柄数 1,190 銘柄
値下り銘柄数 903 銘柄
騰落レシオ(25日) 88.27 % ▼ 3.08 %
為替 1ドル=104.73 円
☆ 市況概況 ☆
米国株安を受けて売り先行だが、好決算発表に反応して下げ渋り
米国株が大幅安となったことから売り先行となった。ただ、好調な決算を発表した銘柄が散見されたことやシカゴ市場や夜間取引の日経平均先物が下げ渋りとなっていたこと、買戻しを急ぐ動きなどもあって寄り付きの売りが一巡となると下げ渋り、戻りを試すような動きになった。ただ、好決算を発表して材料出尽くしとなる銘柄も多く、買戻しが一巡とさえない展開となった。
昼の時間帯も特に動きは見られず、後場は日銀の買いも期待されたものの結局手仕舞い売りも多く再度下値を試す動きになった。それでも大きく売られるということでもなく、好調な決算や自社株買いを発表して買われる銘柄などがみられて指数を押し上げ、下げ渋りとなった。最後は買戻しを急ぐ動きも見られて、日経平均もTOPIXも小幅安となった。
小型銘柄は朝方は売り先行となったが、売り一巡から買い戻される銘柄も見られ、堅調なものが多くなった。東証マザーズ指数は大幅高、二部株指数は軟調だったものの、日経ジャスダック平均は堅調だった。先物はまとまった売りが出ることがほとんどなく、買戻しを急ぐ動きなども見られ指数を押し上げる場面もあった。ただ、大きく指数を動かすということでもなく、目先の売り買いが多かったようだ。
米国株が大きく下落したにもかかわらずしっかりとした動きになった。売られすぎ銘柄の中でも想定されたよりも好調な決算を示すものも見られて買い直されるという展開であり、買われすぎ銘柄も好調な決算発表でいったんは買われるということでもあり、堅調となっているようだ。ただ。買われすぎ銘柄が多いことで空売りが積み上がり、空売りが積み上がって買われすぎるからさらに空売りが積み上がるというスパイラルであり、この流れが変わったものから大きく売られることになりそうだ。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
雲を意識して下げ渋り、結局25日移動平均線や基準線にサポートされた形となった。ただ、買戻しが主体であり、買戻し一巡となったものから売られて日経平均も上値は重くなりそうだ。
☆ あれやこれやと一言 ☆
決算発表に反応する動きで、米国株が大きく下落したにもかかわらず、下げ渋りとなった。買われすぎ銘柄は好決算を発表しても売られるケースが多いが、一方で買われすぎ銘柄は買われすぎているから空売りが積み上がっている銘柄も多く、買戻しが入るものは下げ渋り、堅調となった。
売られ過ぎのキヤノン(7751)が大きく買われ、逆に日本電産(6594)などは手仕舞い売りに押された。そしてソフトバンクG(9984)やファーストリテイリング(9983)など買われすぎている銘柄は空売りの買戻しで堅調となるなど、なんとも目先の値動きだけの相場となっている。
結局は目先の需給だけという相場なのだが、業績面への影響もこれまでのような「アメリカがくしゃみをすると日本は風邪をひく」というようなことでもなく、中国の景気動向に反応することが多いような感じだ。いわゆる中国関連銘柄などがしっかりとしているところを見ると欧米ではなく、。中国ということになりそうだ。
欧米での新型コロナウイルスの感染拡大が特に日本企業には影響が少ないということなのかもしれないが、結局は欧米の景気が回復しないと日本企業も潤わないのだろう。買われすぎ銘柄の買戻し一巡後は一気に調整となることもありそうだ。