日々是相場 -朝刊-2020年10月13日(火)
NYダウ 28,837.52 △ 250.62
NASDAQ 11,876.26 △ 296.32
CME(シカゴ市場)日経平均先物終値 23,615 円 △ 95 円
NY為替 105.62 円 ▼ 0.40 円
日経平均 23,558.69 円 ▼ 61.00 円
本日の「朝一番!」動画
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☆ 米国市場 ☆
決算発表を前にした買戻しやM&Aの思惑などで全面高
追加経済対策の進展などもなく、新型コロナウイルス感染の収束も見えないがハイテク銘柄の新製品発表に対する期待やM&A(合併・買収)の話題などが取り沙汰されて大幅高となるものが目立った。決算発表を控えて業績回復を期待する動きや買戻しを急ぐ動きで金融株なども高く、ほぼ全面高となった。
債券や為替市場が休場となるなかで、一方向に動きやすい相場で週末の大幅高に続いて大幅高となるものも目立った。金余りのなかで決算発表の本格化を控えて買戻しを急ぐ動きもあったものと思われる。ここからは決算動向に対して、出尽くし感や失望感が強まると一気に売られるということもありそうで、波乱含みと考えていいと思う。
個別には新製品の発表を控えたアップルが大幅高、大規模セールを控えたアマゾン・ドット・コムも買われた。決算発表を控えたJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスも買戻しなども交えて大きく上昇となった。一方、ダウやナイキ、スリーエムなど景気敏感株の一角やIBMが安くなった。
☆ 本日の相場 ☆
昨日の日本市場は先週末の米国株が高かったが円高となったこともあり売り先行となった。寄り付きからの売りが一巡となると底堅さも見られ、節目とみられる23,500円を保っての動きとなった。閑散としたなかで様子見気分も強く、方向感は全く見られなかった。
米国株が連日の大幅高となったことから本日の日本市場も買い先行となりそうだ。ただ、為替が円高になっていることもあり、ハイテク銘柄を買い切れるかどうかということが注目される。日本でも9月中間決算の発表を前に小売銘柄などを中心とした8月決算の発表も出揃ってくるところで、改めて新型コロナウイルスの影響や回復度合いを測ることになりそうで、米国市場のようにはいかず、上値の重い展開となりそうだ。
23,500円を割り込まないという安心感もあり、再度上値を試す動きとなりそうだ。引き続き空売りも多く、指数に影響の大きな銘柄の買戻しなどがどこまで見られるかということで上値も決まりそうだ。先週tの高堰水準である23,700円が上値目途となりそうだが、まだ24,000円を超えるというよりは23,000円水準までの調整もあるのではないかと思う。
☆ 本日の注目点 ☆
9月のマネーストック(日銀、8:50)
3~8月期決算=Jフロント、高島屋、東宝
東証マザーズ上場=日通システム
9月の中国貿易統計
タイが休場
インドネシア中銀が政策金利を発表
10月の欧州経済研究センター(ZEW)の独景気予測指数(18:00)
9月の米消費者物価指数(CPI、21:30)
国際通貨基金(IMF)世界経済見通し
7~9月期決算=JPモルガンチェース、シティグループ、ジョンソンエンドジョンソン(J&J)、ブラックロック
☆ 銘柄ニュース ☆
堅調な展開か
レンゴー(3941) 843 ▼ 2
海外子会社を通じて独段ボール大手のメキシコ現地法人を買収したと発表した。自動車関連企業向けに業務用段ボールの供給を硬化する。
大日印(7912) 2,040 ▼ 37
スマートフォンから自動車を施錠・解錠するデジタルキーを配信、管理する仕組みの提供を始めたと発表した。デジタルキーに必要な暗号鍵や電子証明書をつくり自動車やスマートフォンに配信する。
日触媒(4114) 5,630 ▼ 20
吸水速度が従来よりも5割早い衛生用品向け材料の高吸水性樹脂(SAP)を開発したと発表した。衛生用品以外にも工業用の止水剤への展開も期待している。
航空電(6807) 1,575 △ 11
大型の液晶画面に使われるタッチセンサーの新モデルを開発したとと新聞で報じられた。縁まで透明にすることに成功した。
川 重(7012) 1,370 ▼ 32
2021年4月にもロボットを使った安価なPCR検査サービス事業に参入すると新聞で報じられた。ロボットで大量の検査を自動化、1人当たりの検査価格を従来の3分の1程度に引き下げる。
京セラ(6971) 6,026 ▼ 12
生産ラインなどで人間と一緒に作業する「協働ロボット」事業に参入すると新聞で報じられた。少量多品種の工場でも導入しやすい特長がある。
☆ 本日の銘柄 ☆
本日の投資戦略
日本市場に先んじて、米大統領選挙を前に米国株式市場は堅調な展開が続いているが、決算発表が本格化するところで、決算発表にどのように反応するのかが注目される。8月決算銘柄などを見ると日本市場では好調な決算を発表する銘柄はすでに大きく買われているものが多く、手じまい売りに押されるというケースが多くなっており、米国での反応も注目される。
米国市場は大幅高となっても、買われすぎた感の強い銘柄などはまだ戻り切っていない銘柄も多く、日本市場はここまで指数を押し上げてきた銘柄に高値を付けている銘柄なども多く、出尽くし感が強いのかもしれない。そうなると米国株が高くても日本株は上値が限られるということもありそうだ。
米国株高で堅調な展開がた期待されるが、買われすぎ銘柄は上値も重いのではないかと思う。売られすぎ銘柄の修正高が注目され、引き続き三菱UFJ(8306)などの銀行株や商社株に注目だが、日水(1332)やキヤノン(7751)など直近の安値を更新しているような銘柄も注目される。
日水(1332)はさらに下値を試す動きとなっており、移動平均線や基準線からの乖離も大きく、そろそろ下げ渋りとなりそうだ。