「テレビをみる」は、「見る」か「視る」か「観る」か

「テレビをみる」は、「見る」か「視る」か「観る」か

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 「テレビを視聴する」という言葉が一般に使われているためか、「テレビを視る」と書く人がいます。しかし、この「視」については、常用漢字表では「み」とは読めないことになっているので、これは常用漢字表に照らした場合誤まった書き方ということになります。「観る」も同様です。「観」は「かん」としか読めないことになっているからです。

 一方、常用漢字表には「みる」と読むことができる漢字がもう一つだけあります。「診る」です。これは医師が患者を診察する場合にのみ使われる漢字です。

 以上のようなことから、「診る」以外の「みる」は基本的に「見る」と書くのがよいということになります。「視る」の意味の場合も「観る」も「看る」も、常用漢字表に照らした場合は「見る」と書くということです。

 公用文作成用の辞書などには次のような例が示されており、「見る」は様々な意味の場合で用いられることが分かります。
 「景色を見る」「絵を見る」「映画を見る」「面倒を見る」「親を見る」「顔色を見る」「手相を見る」「エンジンの調子を見る」

 なお、「見る」や「診る」のような動詞ではなく、「~てみる」のように補助動詞として用いられる「みる」については平仮名で表記することになります。「調査してみる」「やってみる」のようなものです。
 また、推測の意味で「物価上昇の影響が大きいとみられる」「勝利は確実だとみている」「敵は諦めたとみえる」と書く場合も平仮名が適当です。「みる」の前に「と」が付くのが特徴です。

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