今ではクルマを買うと当たり前のようにカーナビがついています。
カーナビを選ぶ際に金額や機能なんかを調べると思いますが、この記事は開発者の目線で書こうと思います。
車載電装品の設計って、大変なんです。
何が大変かって、とにかく大変なんです。
これじゃ何が大変か全然わかりませんね・・・
少し噛み砕いて説明してみます。
まず温度環境。
いくら車内とはいえ、雪国ではマイナス温度になります。
一方、真夏の炎天下の社内はけっこうな高温になります。
カーナビ自体も電源回路やパワーアンプ回路が発熱します。
なので、使用部品の温度範囲、基板の部品配置には細心の注意が
必要になります。
次に振動。
クルマは移動体なのでいろいろな道路を走るわけで、
タイヤ、サスペンション、剛性なども車種ごとに違います。
電気部品が大量に実装されてる基板は、意外と振動からくるダメージは
大きく、実装方法が最適化されてないとコンデンサの足がポキッと折れたり
ハンダにヒビが入って部品が取れちゃうんです。
なので、部品の実装方法も大事なのです。
次に妨害電波。
クルマにはさまざまな電装品が載ってます。
ECU、エアコン、メーター、カーナビ、集中ドアロック・・などなど。
こんなことありませんか?
クルマに新しい電装品付けたら地デジの映りが悪くなった・・とか。
これ、電装品の出してる漏れ電波(ノイズ)が地デジの周波数帯に干渉するぐらい出してるってことなんです。
意外と盲点なのが電装品本体からではなく、その電装品とつながってる電源ハーネスからの干渉も多いです。
電装品本体の漏れ電波がハーネスに乗っかって撒き散らすパターンです。
地デジのアンテナはたいていフロントガラスに貼るのが一般的で、カーナビと距離が近いので漏れ電波を出さないようにする必要があります。
地デジを例にしましたが、これがもしECUに影響するようなことがあると、人の命にかかわることになるので、ものすごく神経使います。
漏れ電波を出さないことも大事ですが、同じくらい大事なのが強い電波に
さらされても誤動作などしないように設計するというのも非常に大事です。
前項も書きましたが、クルマの中にはさまざまな電装品が載っていて、いろんな電波が飛び交っています。
これらの電波(ノイズ)があっても誤動作しないような回路だったり構造だったりソフトで対策します。
実はこの対策が一番労力のかかるところだったります。
簡単に書くつもりだったけど、書くといろいろ出てくる・・・
他にも苦労話は山のようにあります。
でも今回はこのヘンで・・・