「考えすぎる癖」は、才能の裏返しだった

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前回のお話で、「自分を責めるのは、もうやめよう」とお伝えしました。
では、どうして私たちは、そんなにいろんなことを考えすぎてしまうのでしょうか?

「どうしよう、あの人に変なふうに思われてたら…」
「失敗したらどうしよう、うまくやらなきゃ…」
「お金のことも、将来のことも、全部ちゃんとしないと…」

頭の中がずっと動いていて、心が休まらない。
そんなあなたに、今日は大切なことをお伝えしたいのです。

実はその「考えすぎる癖」こそ、あなたの才能の裏返しなんです。

え? 才能? どこが? と思うかもしれません。

でもよく考えてみてください。
あなたは、まわりの人の気持ちにすぐ気づいたり、ちょっとした変化にも敏感ですよね。
その分、たくさんのことに気づいてしまう。だからこそ、頭の中で何度も「大丈夫かな?」って確認したくなる。

それって、すごく細かいところまで気づける力なんです。
そして、「よりよくしたい」「まちがえたくない」という思いがあるからこそ、いろいろな可能性を考えられる。

たとえば、「こうしたらうまくいくかな」「でも、もしこうなったらどうしよう」と、
他の人が1つしか見ていないことを、あなたは5つも10こも見てしまう。

これは、想像力がある人にしかできないことです。
つまり、「考えすぎる」は、想像力が豊かで、ていねいで、まじめな人の
証拠なんです。

だけど…
その才能が「自分を苦しめる道具」になってしまうこともあります。
まるで、切れ味のよすぎる包丁みたいに。

だから大事なのは、「考える力」を“責める”のではなく、“使い方を変える”ことなんです。

たとえば、こんなふうに問いかけてみてください。

「この考え、本当に今の自分に必要?」
「それって“今ここ”で起きていること?」
「この“もしも”の心配、いま何%の確率で起きそう?」

少しずつでいいんです。
あなたの中にある“すごい思考力”を、自分を守るためではなく、
未来をつくるために使ってみてください。

わたし自身、50代になってようやくこのことに気づきました。
心理学をいくら学んでも、自分を責めるループから抜けられなかったけれど、
哲学の視点が「そもそもその思い込みって、正しいの?」と問いかけて
くれたんです。

だから、あなたにも伝えたい。

あなたの「考えすぎる」は、ダメなところなんかじゃない。
それは、まだうまく使えていないだけの、すばらしい才能なんです。
これからは、その力を、自分を生きるために使っていきませんか?
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