誰が見ているかも分からないブログですが(笑)
日々、稽古やクリエイトに書き溜めてきた分量がパンパンなので、
少しずつ文章に起こして、整理しようかと思いました。
芸術の秋。
長く声優をやって来て思うところは多々ありますが、
今は本当に「チャンス」を作れる時代。
自分の時代には「プロになるしか道が無かった」ので。
もう10年も前から、単価が下がり、人数は増え続け、
声優業界も穴だらけの四散状態となりました。
ユーチューバーとテレビタレントのシーソーバランスが大きく変わり、
声優も「自称プロ」が数多く出てきました。
別に自称が悪いわけではありません。セルフブランドは必要です。
ただ、選ぶ側からすると「ん?」となるボイスサンプルも多いんです。
・開始してしばらくBGMが流れている(数秒声が無い時点でアウト)
・音が痛い(マイク、あるいは自分のノドと声がぶつかっている)
・間(リズム)がおかしい(オフっている、切り貼り編集が多すぎて雑)
などなど。
プロって「特別」なことで、だからこそ価値があるものだと思います。
養成所は「学校」なので、何も本質的なことは教えてくれません。
(中には、“芸”に触れさせてくれる本物の講師の方々もいますが)
改めてプロの定義には…
・お金をもらっている(仕事にしている)
・実力がある(発声・発音・表現力など)
・事務所に所属している(していた)
・具体的な作品名、役名(テレビ局名・制作会社名など)
などが含まれますが、基本的なハードルとしては
後半2つの「事務所所属」「作品名(役名)」
この2点です。
「お金をもらっている」からプロ、というのは間違いではありませんが、
それだけであれば個人意識の問題であり、
プロと「認定」されている状態とは異なります。
「お金をもらうからにはプロ」「プロ意識を持て」と言われるのは、
“まだプロになっていない”人に使われる言葉です。
「実力がある」というのも抽象的で、様々な評価パターンがあります。
有識者一人から「実力あるね」と言われると良いとは限らず、
明らかに(技術的に)下手であってもファン(数字・視聴数)が付けば、
実力と見なされることもあります。
そして、これらが分かりやすい指標として現れるのが、
「事務所」「作品(役)」なのです。
これが『芸歴』と呼ばれるものです。
プロなら何が何でも、これを掴まなければいけない。
自分は有難いことに、このチャンスを掴めました。
この踏みしめられる『芸歴』にどれほど助けられてきたか。
好きだけれど諦めるしかなかった人を何人も知っています。
本人はフタをして久しいでしょうが、無念だったと思います。
自称だけでは苦しいんです。好きなだけでも苦しい。
改めて、ココナラさんの様なツールからの出会いで、
「事務所」を作り、「作品(役)」を作るべきです。
これは奇妙なようですが、「自分一人」だけでも始めることが出来ます。
「プロとはお金」だと自分も師匠に教えてもらいましたが、
お金「だけ」では、やはりプロとしては不完全です。
コロナ禍は本当に切ないですが、宅録メインとなった今、
やっぱりチャンスです。
もっと沢山の才能と出会えるように、自分も頑張ります。