本日の施術ブログ⑪|坐骨神経痛で3ヶ月休職中の68歳女性。「またみんなと食事に行きたい」

本日の施術ブログ⑪|坐骨神経痛で3ヶ月休職中の68歳女性。「またみんなと食事に行きたい」

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「3ヶ月前から、お尻と太ももがものすごく痛くて……」

今回ご来院されたのは、68歳の女性です。

普段は大型量販店で、お客様をご案内するお仕事をされています。

長時間立っていることも多く、ときには身体を使う仕事もあるそうです。

それでも、お仕事仲間との食事会を楽しんだり、ゴルフに行ったり。

お話していると、とても明るくてアクティブな方でした。

ところが3ヶ月前。

突然、お尻から太ももにかけて強い痛みが出るようになりました。

整形外科を受診し、レントゲン検査も受けたそうです。

その後、別の整骨院にも通われたものの、ご本人としてはお尻への施術を受けたあと、かえって痛みが強くなったように感じたとのこと。

それからは、

「どこかちゃんと身体を見てくれるところはないだろうか」

と探し続けていたそうです。

そんな中で当院を見つけ、ご相談くださいました。

一見、姿勢はとてもきれい。でも身体を動かしてみると……

まず印象的だったのは、68歳とは思えないほど姿勢をきれいに保たれていたことです。

人前に立つお仕事ということもあり、ご本人も普段から姿勢を意識されているとのこと。

ただ、詳しく身体を確認していくと、首や肩まわりには強い緊張がありました。

さらに身体を動かしていただくと、前屈は比較的スムーズ。

ところが、身体を後ろへ反らす動きはかなり制限されていました。

そして、うつ伏せになって左右の脚を確認すると、大きな左右差がありました。

右脚は膝を曲げると踵がお尻の近くまで上がります。

一方、痛みが出ている左側は、同じようには曲がりません。

左のお尻や太もも周辺にも、かなり強い緊張がみられました。

強い痛みが長く続けば、無意識に痛いところをかばった身体の使い方になることもあります。

だから私は、単純に

「お尻が痛いから、お尻だけをほぐせばいい」

とは考えません。

今どんな動きができて、どこに左右差があって、普段どんな生活をしているのか。

身体全体を見ながら施術方針を考えていきます。

本当に辛かったのは「痛み」だけではありませんでした

施術をしながら、いろいろなお話をしました。

仕事のこと。

ゴルフのこと。

職場の仲間のこと。

ご家族のこと。

最初は身体についてのお話が中心でしたが、少しずつプライベートなお話もしてくださいました。

そして、話し始めると、まるで堰を切ったようにいろいろなことを話してくださいました。

現在は、痛みのためお仕事を休職されています。

来週から復職する予定だったそうですが、今の身体では難しいと考え、8月いっぱいまでお休みを延長されたとのこと。

3ヶ月もの間、毎日のように強い痛みと向き合う。

思うように外へ出られない。

仕事にも行けない。

以前のように人と会うことも減って、一日のほとんどを家で過ごす。

そんな生活が続くうちに、

「最近は気分までふさぎ込んできて……」

と話してくださいました。

ここで改めて思いました。

身体の痛みというのは、身体だけの問題では終わらないことがあります。

痛くて動けない。


外出しなくなる。


人と話す機会が減る。


気分が落ち込む。


身体を動かす機会もさらに減っていく。

長引く痛みは、その人の日常そのものを少しずつ狭くしてしまうことがあります。


今回の施術では、お身体の状態に合わせながら全身を整えていきました。

正直、ご本人にとって痛みを感じる場面もあったと思います。

それでも最後に、こんな言葉をいただきました。

「すごく痛かったです。でも、いっぱい話して楽になりました」

この言葉が、とても印象に残りました。

施術者として身体を診ることはもちろん大切です。

でも、人に話すこと。

自分が今どんなことに困っていて、何が不安なのかを言葉にすること。

そして、それを誰かに聞いてもらうこと。

それだけでも、気持ちが少し軽くなることがあります。

私は整体師なので、心理療法を行う立場ではありません。

それでも身体と向き合う仕事をしていると、身体と心を完全に切り離して考えることはできないと感じる場面が何度もあります。

「治してもらう」だけではなく、一緒に取り組んでいく

最後に、これからの施術計画とご自宅で取り組んでいただきたい運動についてお話しました。

そのとき私は少しだけ厳しくお伝えしました。

「僕も本気で身体を見ます。でも施術を受けるだけではなく、お伝えした運動にも一緒に取り組んでください」

身体を変えていく主役は、あくまで患者様ご本人です。

施術者だけが頑張るのでもない。

患者様だけが頑張るのでもない。

二人で同じ目標に向かって進んでいく。

私はそんな関係で施術をしていきたいと思っています。

そのことをお伝えすると、

「やります」

としっかり答えてくださいました。

そして最後に、私はひとつ質問しました。

「身体が良くなったら、何がしたいですか?」

返ってきた答えは、とてもシンプルでした。

「また、みんなと一緒に食事会に行きたい」

なんか、いいですよね。

ゴルフでもなく、大きな旅行でもなく。

いつもの仲間と、また一緒にご飯を食べたい。

3ヶ月続いた痛みの向こう側に、この方が取り戻したい日常がちゃんとありました。

だったら、その目標に向かって私も本気で向き合います。

今週、またご来院されます。

焦らず身体の状態を確認しながら、責任を持って施術していきたいと思います。

📞 痛みだけでなく、気持ちまでしんどくなっている方へ

「身体が痛くて、外に出ることが減った」
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現役整体師として身体のお悩みを伺いながら、今の生活やセルフケアについて一緒に整理します。

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※強い痛みが続く場合、症状が悪化している場合、しびれや筋力低下などがある場合には、医療機関への相談もご検討ください。
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