Xで売上につながる人は、バズを追っていなかった。フォロワー800→6200人で見えた「解説資産」の作り方

Xで売上につながる人は、バズを追っていなかった。フォロワー800→6200人で見えた「解説資産」の作り方

記事
ビジネス・マーケティング

家電を買う予定もないのに、YouTubeで家電レビューを見続けてしまうことがあります。

別に冷蔵庫が欲しいわけでもないのに、プロが「この機能、実はここがすごいんですよ」と説明していると、なぜか最後まで見てしまう。

たぶん僕は、商品そのものよりも「自分では気づかなかった見方」を教えてもらうのが好きなんだと思います。

でね。

Xでも、これと似たことが起きるんじゃないかなと思っています。

自分で毎回すごい企画を生み出す必要はない。すでに世の中で伸びている動画、商品、企業事例を見つけて、

なぜこれが伸びたのか

を自分なりに解説する。

実際、このやり方を軸にフォロワー約800人から6200人近くまで伸び、記事経由で問い合わせが4件入り、そのうち3件が月10万円前後のコンサル案件につながった事例があります。

これを見て僕が思ったのは、

Xで売上につながる発信って、必ずしも「誰よりも面白い投稿を作ること」ではないんだなということでした。

むしろ、

誰かが見逃している価値を、分かりやすく翻訳できる人

の方が強いのかもしれません。

僕はこれを、

「解説資産」

と呼びたいと思います。

面白い人になるより「ためになる人」になる方が再現しやすい

SNSで価値を出す方法って、大きく分けると2つあります。

面白いものを見せるか。

ためになるものを見せるか。

今回の事例でも、SNSの価値提供は大きくエンタメと有益の2方向に分けられるという話が出ています。特に売上まで考えるなら、有益な内容の方が作りやすく、ネタも枯れにくいという考え方です。

これ、かなり納得感があります。

突然、

「今から面白いこと言ってください」

と言われたら、僕は普通に困ります。

芸人さんでもないですからね。

一方、

「SNS運用で初心者がやりがちな失敗を1つ教えてください」

なら、実際に仕事をしている人なら何かしら話せるはずです。

面白さには才能やセンスがかなり必要になる。

有益さは、経験やリサーチから作れる。

企業や専門家がXを運用するなら、僕は後者の方がずっと戦いやすいと思っています。

「自分が成功した話」だけじゃなくてもいい

ここも面白いところです。

解説型の投稿は、自分自身が大成功した事例だけを使う必要がありません。

例えば、

TikTokで100万再生されている動画がある。

Instagramで商品が売れている投稿がある。

企業が面白いキャンペーンをやっている。

そこへ、

「この動画、冒頭3秒で○○を見せているから離脱しにくい」

「このアカウント、動画を伸ばすだけではなくプロフィールから商品販売までつながっている」

と自分の視点を加える。

これなら、

元の事例そのものに興味がある人も見てくれるし、SNSマーケティングを学びたい人にも価値がある。

実際、伸びた動画や売れた商品の流れを分析して学びとして紹介する投稿を続けたことで、1000フォロワー前後の時点から1万インプレッションを下回りにくくなり、短期間でフォロワーが大きく増えたケースが紹介されています。

ここで重要なのは、

成功事例をそのまま紹介するだけでは弱い

ということです。

ニュース紹介だけなら、検索すれば出てきます。

「○○が100万再生されました」

で終わらせず、

なぜ伸びたと思うのか
どこが他社にも使えるのか
自分ならどう応用するか

まで書く。

ここに発信者の価値が出ます。

僕なら「解説したくなる事例」を普段から集めておく

企業SNSを運用していると、

「今日は何を投稿しよう」

で止まることがあります。

毎日、自社だけの新しい話を出そうとするから苦しくなるんですよね。

僕なら、日頃から気になった投稿や動画を保存しておきます。

例えばSNS運用なら、

◆ 伸びている企業アカウント
◆ 面白い販売方法
◆ クリックしたくなったタイトル
◆ なぜか最後まで見たショート動画
◆ 商品販売までの流れが上手い投稿

こういうものを集めておく。

そして、

「なぜ自分はこれを見たんだろう」

と考える。

これだけでも投稿テーマになります。

SNS担当者がゼロから毎日アイデアを生み出すより、世の中で実際に反応が起きているものを教材にした方が、かなりラクです。

長文記事は「書いて終わり」にしない方がいい

今回かなり参考になると思ったのが、Xの記事機能の使い方です。

長文記事を1本投稿して終わりではなく、その記事を自分で何度も引用しながら、新しい入口を作っています。

ある記事は一度大きく伸びたあと、1週間ほど後に再度引用され、最終的に約1200万インプレッションまで伸びたとされています。

これ、僕はかなり好きです。

良い記事を書いたのに、

「昨日投稿したから、もう使えない」

と思う必要ってないんですよね。

例えば、

月曜日は記事そのものを紹介する。

水曜日は記事の中の数字を1つ切り出して引用する。

翌週は別の事例を加えて、

「この話、やっぱり重要なので再掲します」

と紹介する。

記事そのものは同じでも、入口を変えれば新しい人に届きます。

僕はこれを、

「投稿の使い捨てをやめる」

感覚だと思っています。

SNSって流れが速いからこそ、良いコンテンツほど何度も働いてもらった方がいい。

タイトルは「SNS」より具体的な言葉を使う

これもかなり使いやすい話です。

例えば、

SNSをバズらせる方法

というタイトル。

何となく意味は分かります。

ただ、

TikTokをバズらせる方法

Instagramで保存される投稿

Xでフォロワー外へ届く方法

と書かれた方が、自分に関係あるか判断しやすいですよね。

実際、元の事例でも「SNS」という抽象的な言葉より、TikTokやInstagramなど媒体名を具体的にした方が興味を持たれやすいという考え方が紹介されています。

これ、タイトルだけじゃなく投稿全部に言えると思っています。

「集客に悩む人へ」

より、

「Instagramを3か月更新しても予約が増えない美容サロンへ」

の方が、

「あ、自分かも」

となる。

文章を強くする時って、派手な言葉を足すより、

曖昧な言葉を具体的にする

方が効くことがあります。

全部説明しないタイトルの方が、気になることもある

一方で、具体的にしすぎても面白くない。

そこで使えるのが、

少しだけ分からない部分を残す

ことです。

紹介されていた例に、

TikTokでバズりたいなら100万再生連発の○○を見ろ

というタイプのタイトルがあります。

TikTok。

100万再生。

何の話かは分かる。

ただ、最後の言葉だけ知らない。

「それ何?」

となる。

全部意味不明ならクリックしません。

全部分かっていても続きを見る理由が弱い。

8割分かるけど、2割だけ分からない。

このくらいがちょうどいいんでしょうね。

これ、僕たちが以前話していた

「分かりそうで気になる言葉」

ともかなり近いです。

ただ奇抜な造語を作るのではなく、前後から意味を想像できる。

そういう言葉なら、続きを読みたくなります。

文字だけの記事より「証拠が見える記事」の方が強い

長文を書く時、文章だけで全部説明したくなります。

僕も文章を書く仕事なので分かります。

ただ、SNSの解説記事なら画像や動画をかなり入れた方が分かりやすい。

実際のアカウント。

再生数。

投稿画面。

商品ページ。

動画。

こういうものを見せながら、その下で説明する。

紹介されていた事例では、スクロールするたびに画像や動画が出てくるくらい、視覚情報を多く入れることが意識されていました。特にSNSのノウハウを説明する記事では、実際の画面がある方が理解しやすいという話です。

これは単なる読みやすさだけではありません。

本当にそうなっていることが見える

んですよね。

100万再生されました

と文章で書くより、

再生数が表示された画面を見る方が早い。

僕はこれを、

「証拠密度」

と考えています。

良い記事って情報量だけではなく、

読者が

「本当に?」

と思った瞬間に、証拠が置いてある。

これが強いです。

トレンドは使う。でも「最新」なら何でもいいわけではない

SNSで伸ばしたいなら、トレンドはかなり使えます。

話題になっている商品。

新しく出たサービス。

映画。

ニュース。

企業事例。

ただ、ここにも少し面白い違いがあります。

例えば投資系は、今日のニュースが明日には古くなることがあります。

そのため最新情報との相性がいい。

一方AI系では、新機能が出た当日に紹介しても、一般ユーザーが

「何それ?」

となってしまうことがある。

少し時間が経って認知された頃の方が伸びる場合もある、という話も出ています。

つまり、

最新=伸びる

でもないんですよね。

読者が話題について来られるタイミングもあります。

企業SNSでも、

早ければ早いほどいい

ではなく、

読者がその話を理解できるタイミングか

を見る。

ここは結構大事だと思います。

発信を続けていると「○○の人」が勝手に作られていく

今回、一番面白いと思ったのはここかもしれません。

最初は普通のSNSコンサルとして認知されようとしていた人が、特定ジャンルのSNS事例を継続して解説していた結果、

「その分野のSNSに詳しい人」

として認識されるようになった。

そして実際に記事を見た企業や本人から相談が入り、案件につながっています。

これってXの強さですよね。

自分で、

僕は○○の専門家です

と100回言うより、

○○について詳しい投稿を100回した方が、

周りが勝手に

「○○の人」

と覚えてくれる。

この状態はかなり強いです。

何か必要になった時、

最初に思い出してもらえるから。

Xで案件を取りたいなら、毎回売らなくてもいい

紹介されていたケースでは、

「コンサル募集します」

と強く営業していたわけではありません。

知識のある記事を出していた結果、

記事を読んだ人からDMが来た。

4件の問い合わせのうち3件が月10万円ほどの案件になったとされています。

これ、企業や個人がXを使ううえでかなり参考になると思います。

毎日、

商品はこちら。

申し込みはこちら。

相談してください。

と書く必要はない。

普段から、

「この人詳しいな」

を貯めておく。

必要になった人が、その時に相談してくれる。

SNSの売上って、投稿から直接決済するだけではないんですよね。

信用が貯まったあとにDMで回収される売上

もあります。

僕なら、これからXで何を投稿するか

もし今、

Xで何を投稿したらいいか分からない

という人がいたら、

いきなり自分のノウハウを100個考える必要はないと思っています。

まず、自分の業界で

「これ上手いな」

と思った事例を1つ探してみてください。

そして、

なぜ上手いと思ったのか。

どこが他と違うのか。

自分の業界ならどう使えるのか。

これを書いてみる。

できれば実際の画像や動画も付ける。

これだけで、かなりしっかりした投稿になります。

大事なのは、

成功事例を紹介することではありません。

成功事例を材料に、自分の頭の中を見せること。

ここです。

最後に

Xを伸ばそうとすると、

自分がバズる企画を作らなきゃ

と思います。

僕もそう考えてしまいます。

ただ、毎回ホームランを考えるのはしんどいです。

世の中には、すでに面白い事例や成功例が山ほどあります。

それを見つけて、

なぜ成功したのかを自分なりに解説する。

読者が知らなかった見方を1つ渡す。

その積み重ねで、

「あの人の投稿は読むと何か持ち帰れる」

と思ってもらう。

その結果、

フォロワーが増える。

相談が来る。

仕事につながる。

僕はこの流れ、かなり健全だと思っています。

Xで売上につなげたいなら、

自分を毎日売り込むより、

自分の知識を毎日少しずつ見せる。

それを続けた方が、最終的には

この人に相談してみたい

と思ってもらえるんじゃないでしょうか。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す