今回は、簡単なアイデアネタ的な事例を出して、どうビジネスアイデアを出すか、考えてみます。
日常でまず気づいたら意識して引っ張り上げる
慣れるとーはおいておいて、まず意識して、日常で面白いとか、気になるとか、不満とかですが、何かを引っ張り上げます。
何かとは気づいたこととか、これなんだろう?という問いかけとか、気づきというのが多分一番直観的にも、理屈としても適切な気がします。
例えばですが、「駐輪場に放置自転車があるけど、この管理の仕組みって変わってないのかな?」が今回一応始まりの問いかけです。
こういう問いかけ化するのも訓練がいりますし、またこれ自体の言語化ができないと流れていきます。すなわち消えてしまうことも多いです。注意としてこういう「気づいたけど消えたことは大したことではない」という判断も可能ですが、これは上級者向けであって、「判断が出来る」レベルの人です。そうでない、初学者においては、やはり意識してトレーニングとして「気づいたらメモる」みたいなことを慣れるまで(メモを取ろうとしなくても取れる程度という意味)やるしかないかなと考えています。
先回の記事も参考になるかもしれないですね。
このあたりはまだ模索中ですが、もっと解像度を上げていきたいところですね。
さて、そうやってとにかく何か気になったことを、引っ張り上げるというか、出してくるのが最初となります。
ここで、アイデアはインプット→思考→アウトプットとか言ってましたが、実際にはインプットがゼロということはなくて、既存インプットがあるので「思考」からスタートするのが適切かもしれないです。このあたりは、入れ子になっていて、PDCAとかってありますけど、DCAPでもいいし、そういう順番は決まってない、逆になるかもしれないので、要素としてあるというのが適切かなとも感じています。
引っ張ったネタを少しもんで調理する
先に出した、「駐輪場に放置自転車があるけど、この管理の仕組みって変わってないのかな?」というネタ、問いかけが生まれました。
さらっと言っていますが、実際はもう少し思考しています。
具体的には、
・自転車駐輪場などで放置自転車がどうしてもでてしまうのだろう
・少しでもそれは確実にスペースを狭くするので数の割にじわじわ効いてくる
・管理会社側も時々整理するが、手動であり面倒。
・もっと楽にできれば、管理会社側もコスト削減ができ、住民もスペースが確保でき満足度アップ出来る
・分譲マンションなどの管理とかでも同じことがあるのかな?管理組合とか。
・実際に体験としては札をはって、外してないなら撤去しますみたいな、行政的な対応と似たフレームになる。抜本的に変える必要があるが何をするといいだろうか?
みたいなことを、さっと書きます。
ここでさらっととか、さっととか擬音語が多いのは愛嬌です(笑)
ここでポイントは、ある程度、文字通りある程度ですが、初学者だとさじ加減が全然見えないと思いつつも、「こうなったらいいのかもな」とか「こうするといいかもな」という妄想でもいいので、解決するといいでしょ?みたいな方向に持っていくイメージです。
正解もないので、またここまで考えればいいとかも目安くらいはあるかなーくらいと捉えてください。
上の簡単なメモとすると、なんとなくですが「管理会社が困っている」はずで、「そこを改善すると良い」はずという、推測や予測でしかないですよね。ここはこのままビジネスだー!といって突っ走ると危険なので、ちゃんと確認したほうがいいです。それがリサーチであり、調べるということとなります。
あと、これは課題に対して事実かというのもありますし、解決策が適応しないということもあります。例えばですが、課題が「放置自転車の管理」だとしても、解決策が「アプリで管理」としましょう。粗いですが。その場合、アプリ使うのは現場的にないよね、で終わることもありますってことです(笑)そこって、ターゲットになり切るまでは玄人感がありますが、なれなくても「自分が管理会社担当者だったら?」と考えることは、頭でもかなり出来ますので、そこはやったほうがいいですよね。
このように引っ張ったネタを少し調理というか料理して揉むことがまず必要ですね。
書いたことから課題など現状を調べる
調べることは多数ですが、とはいえここでは、
・ニーズ(ターゲットの困りごとなど)
・市場(競合、既存事業、これから)
などが対象となります。
具体的には、
・管理会社はそもそも放置自転車に困っているかどうか?
が困っていればニーズとなります。
ただ、よく聞くかもしれない、ニーズとウォントというのがあり、
カタカナで分かりづらいかもしれませんが、ニーズは必要といってよくて、ウォントはあればいいなーくらいの軽めの必要性って感じですかね。
だから、
・放置自転車に困っててそれを解決するならお金を出すよ!
ならニーズがあるといえます。お金に全て結び付けなくてもいいのですが、例えば話を聞きたいとか、解決してくれるなら人は動かせるとかもあるので、そこは例えとして受け取ってください。
一方で、
・解決してくれたらうれしいけどねー。お金出すとかはないかな
なら、ウォントで、ニーズではないと。要するにビジネスなら何か痛みをターゲットを持っていてそれを解決したいと「心から願う」度が高いかどうかってことですね。
ここを抑えておかないと、ニーズがないのにビジネスをやろうとしたが全然駄目だったとなります。この説明が分かるかは自信はないのですが、そもそも検証として何かやるのは「ビジネス」ではなく、その前です。この調べる段階ではビジネスは起動してないです。とはいえ、これもビジネスを考える一部とすると「ビジネス」そのものです。こういう考え方をしなければ、ビジネスができるとは僕は考えていません。
例えば、「どこかに儲かるビジネス」があって、それをやればいいみたいなのは、ここで批判しがちな「楽に儲かるビジネス」というパッケージですよね。それで楽に儲かったら話が早いですが、当然これは「楽に儲かるのは売る人」であって、買った人が儲かるわけではないと。そのあたりはしっかり判断していきましょう。
あとは市場規模です。これもある程度でいいので、10億とかなのか、1000億なのか。自転車ってモノですからその商品規模は、工業統計などもあったりしますし、色々調べることはできます。自転車店の規模とかでもいいですし、文字通り放置自転車数とかでも、あとそういう撤去事業者を調べるのもいいですよね。このあたりは「センス」ではなく、学習と訓練なので、やればうまくなる類です。
これも説明すると長くなるので、今回は割愛します。どこかで取り上げると思います。とはいえ、リサーチって難しいよりも、問いを立てられるか、それを調べてまとめられる、あとはそこで当初の仮説をどこまで確からしいといえるか、そんな感じかなと思います。
放置自転車をどう解決するかのアイデア出しが醍醐味
最後にアイデア出しです。
問いかけ的なネタ→調理して少しもんで広げる→リサーチして事実やデータを入れて補完する
まで来たので、ここで、またはここまででアイデアが出るかどうかです。
出るというか、閃いたり思いついたり、使えそうなものが出てくるかみたいな感覚です。
いくつか紹介します。
・自転車撤去費用は実は0円もある
これは要するに撤去業者さんがいて、0円でもやると。その代わりその0円で仕入れてゴミとするのでなく、リサイクルして再販とかパーツで売るので利益になると。ここで管理会社などは0円で処分してもらえるので嬉しいと。
この構造は例えばPC廃棄とかもそうですし、似たようなものはありますよね。そういうのを応用できるといいですが、ぱっとここでは何かはでてきてません(笑)
あと大事なのはここで撤去費用がかかるから大変だーというのは管理会社的に「ない」可能性が高くなりました。実際はヒアリングやアンケートなどで見ないと分からないですが、イケる!とはいい難いよなあという肌感です。
・IoTタグなどで管理する
こういうテック系みたいなネタを思い付く人はいると思います。これは全然悪くないですが、管理札=紙はおそらく1枚数円もしない?はずで、それくらいのIoT機器ならいいですが、まず数百円はしそうですよね。
って意味でコスト的に見合わないってだけです。見合えば出来るので、アイデアはいいけど実現できないだろうとなります。
当然、安いIoT機器ならできるとか、大量に買えば出来るならありえますが、それをやって見返りがあるかってことですよね。つまりビジネスとして成り立つかってだけでいくと厳しそうだなと。
・関連ビジネスを考える
以上から、管理会社向けのコスト削減アイデアとしては筋が悪そうな感はありますが、そもそもなんで放置自転車が生まれるのか?
そこは追求しても良さそうです。マナーの問題だと筋が悪いので、人の行動原理や心理を捉えるのも手ですね。例えば引っ越しでどうしても起こるとかって、前のネタでは、免許失効ネタがありましたが、そういう人が動くイベントなどに注目すると面白いと思います。
行動心理でいえば、引っ越しの際に自転車を持ち込んで自転車屋さんですよね、無料で引き取るし、むしろ自転車用の新品の鍵上げますとか。そういうキャンペーンのネタにも使えるかもしれませんよね。
他にも、これはリサーチすると紐付けられるネタがでてきます。とはいえ、これらも初学者であるとなかなか蓄積がないと結構すぐには出てこないので、出てくるから良い悪いで一喜一憂せず、丁寧に出すこと、出てきたものを向き合って考える癖をつけるのがやはりポイントだと思います。
業務プロセスでいえば、警察への盗難照会も面倒くさそうですし、電話みたいですから、自動化したいですが、警察庁だと厳しいのかもしれないですよねとか。他にも、駐輪場の適正台数とかって導き出されているのかとか。置き方とかもありますよね、線を引いて整理するとか。これらは盗難対策にもなると思うんですね、雑に置いてあれば目が行き届いてないから犯行もしやすいって心理があると思うからです。
他には自転車ロックもあります。いわゆる有料化とか自転車駐輪施設ですが、コストが高そうなものの、放置自転車を防げるかというと逆に止められると厄介かもしれないなーなど。
このあたりは、ビジネス経験は当然あると有利ですし、なくても、勤めたり働いた経験があれば解像度は高まって有利です。それは自転車ビジネスだけでなく、管理会社なら不動産管理とかもですし、他の管理業務があればそれも知見となります。
こういう知見の組み合わせがあるからビジネスを考えるのは楽しいですし、正解がないのが僕はとても面白いと考えています。
今回は以上です。