ごめんね。も届かないまま、あなたは消えてしまった
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「ごめんね」も届かないまま、あなたは消えてしまった
誰にも言えない関係だった。
立場も、距離も、年齢も、状況も——
全部が「普通じゃない」と言われるような恋。
でも私にとっては、
あの人と過ごした時間だけが、真実だった。
ちゃんと、恋をしていた。
ちゃんと、想っていた。
誰よりも、深く。
会える時間は限られていたし、
連絡だって思うようには取れなかった。
「さみしい」と口にすれば重くなる気がして、
「好き」と言いすぎれば壊れそうで、
ずっと、心にしまっていた言葉がいくつもある。
不器用な愛だった。
でも、それでもいいと思ってた。
だって、本気だったから。
…なのに。
気がついたら、もう連絡は来ない。
前触れもなく、彼は私の世界からいなくなった。
喧嘩したわけでもない。
傷つけたつもりもない。
ただ、静かに——音もなく、消えてしまった。
最後に交わした言葉を、何度も思い出す。
「またね」って言ってくれたこと。
笑ってたこと。
その笑顔が嘘だなんて、思えなかった。
あのとき、ちゃんと伝えていれば
違った未来があったのかな。
「ごめんね」も「ありがとう」も、
言えないままになってしまった私の言葉は、
どこへ行けばいいんだろう。
もう連絡することもできないし、
「どうして?」と聞くことも許されない。
問いかけて、誰かに責めてもらえたら、
少しは楽になれるのかな…と思う時もある。
でもきっと、
答えなんてもう、どこにもないんだよね。
複雑な恋には、
綺麗な終わりも、説明も、用意されていない。
ただ静かに心に痕を残して、
何もなかったふりをして、生きていくしかない。
でも私は忘れない。
あの人がくれた言葉、
指先の温度、
やさしく名前を呼んでくれたあの声。
全部、私の中で
“ちゃんと恋をした証”として生きている。
会えなくなっても、
関係を名乗れなくても、
愛したことは、事実だから。
いつかどこかで—— ほんの少しでも、
あの人も私のことを思い出してくれる日があるなら、
それだけで、 この恋は報われる気がする。
あなたはこんな思いしてないですか?