こんにちは、不登校・ひきこもり支援相談士の檀です。
「子どもが何度言っても全く言うことを聞いてくれない!」
とイライラする気持ち良くわかります…
私が長女(一番上の子)を育てているときは
「子育てはバトルだ!」と思っていましたから汗
ときには身体を張って言い聞かせていましたよ⇒まったく無意味
さて、「子どもが親の言うことを聞かない」のには理由があります。
☆一つ目は「親の言うことを聞かなくても困らないから」
遅刻しちゃいけない・みんなと仲良くしなくちゃいけない
学校は校則や決まり事だらけ…
でも、それって子どもにとって本当に必要でしょうか?
そして子どもが失敗しないようにと、親が言い聞かせることを続けていると
自分では何もできない子どもになってしまいます。
・部屋が汚い
・毎朝起きられなくて遅刻しそう
・ゲームのし過ぎで寝不足気味
これらの問題を親に指摘されても、子どもは習慣を変えようとは思いません。
子ども自身に「困っている」という自覚がないからということと
人に言われてやるのは子どもだってイヤだからです。
じゃあどうすればいいの?
実際に困らせてみましょう♪
一回や二回遅刻したって、部屋が汚くて物が探せなくても死にはしません。
本人が困る…これが学びなんです。
「ヤバい、気を付けなくちゃ」と本人が感じなければただの押し付けです。
そして本人が困ったときは救いの手を差し出す。
「どうして困っているの?」
「どうしたいの?」
「こうならないためには、どうすればいいかな?」
全て質問の形です。
何故なら、自分の出した答えには従うことができるから。
自分で決めたルールは守ろうと思い実行します。
そして、これができるようになると自分に自信が持てるようになり
生きるのが楽しくなります!
自分の人生を生きるために大切な
「考えて→行動して→結果を出す」
プロセスが身に付きます。
学校では答えが明確な問題についてしか教えてくれません。
でも、本当に大切な問題には答えがなかったりするんですよね。
・人を愛すること
・お金への意識
・命の大切さ
・人として生まれてきた意味 などなど…
さて、もう一つの「親のいうことを聞かない理由」
それを言っている大人が素敵じゃないからです!
三人の子どもが小さかった頃の私は…
正直いつもイライラしていて、夫や子どもの犠牲になっているように
感じていました…
自分のしたいことは二の次で、自分の時間もほとんどありませんでした。
子どもはバカではありません。
親を見てたくさんのことを学んでいます。
だから、この人の言うことを聞いても、たいしたことないなと判断します。
面倒なことしてまで、こんな人生歩みたくないわ~と
日本人は常識的な人が多い国民性です。
常識に囚われている人もとても多いです。
でも、常識を口にしている人のほとんどが人生に不満を感じています。
むしろ非常識な人の方が幸せを感じているかもしれません。
それならどうして常識にこだわるの?
もし、その答えをあなたが知らないのなら、子どもに押し付けても
聞いてくれるはずがありません。
ですから、法に背くことや、人に迷惑をかけたり、傷つけることは別として
その他のことは、常識を疑ってみることも大切です。
これからは個の特性が重要視される時代になっていきます。
子どもが平凡な人生を選んだのならそれはOKです。
でも、あなたが用意した人生は子どもの人生ではありません。
子どもに希望を持てず楽しめない人生を送らせないためにも
大人であり、親であるあなたが
人生を楽しむ姿を見せてあげるべきです。
私は子育てで何度もつまずき、苦しみやっと今の考え方ができるようになりました。
子どものことは「信じて見守る」
放置するのと見守るのでは意味が違いますよ。
自分で選んだことだからこそ、責任が伴うことを学習する
親は余計な口を挟まないことが何よりです。
広い心で見守ってあげれば
子どもは失敗を恐れず、たくさんの物ごとにチャレンジ
することができるようになります。
「困ったら声をかけてね、できるだけ協力するよ」と伝えておけばOKです。
「親の言うことを聞かない」のは、
あなたの都合で押し付けてくるから、もしくは感情的に一方的に上から物を言っているから
そして「あなたが人生を楽しんでいないから」です。
離れて暮らす子どもさんが病気になりました。
お母さんは最初は悩んで嘆き悲しんでいましたが、いつしか悩むのを辞めて自分のしたいことをするようになります。
すると驚いたことに、離れて暮らしていた子どもさんも病状が改善したのです。
全てがこのようにはいかなくても、明るい波動を送ることで
周囲はとても楽になります。
今、子どもの問題で悩んでいる、子どもとの仲が良くない
と感じたら、とにかく問題を軽く考えてみてください。
子どもも母親がため息ばかりついて泣いていたら元気になれる気がしません。
不登校・ひきこもりであっても、そのときにしっかりと学んでいることがあるのです!
私の知っている成功者の中には高校中退という経歴の人がたくさんいます。
中には鬱や不登校・ひきこもりだったという人も多いです。
「今は不登校・ひきこもりの時期なのだな」と現実を素直に受け止めてください。
先を悲観することも、過去を悔やむこともありません。
そして過干渉・過保護はやめること。
子どもには子どもの人生があり、親には親の人生があります。
それは全く別のものであり、全ての人が人生を楽しむために生まれてきました。
だから、あなたも若い頃に好きだったことをやってみたり、新しい趣味を探したり、働きに出てみたり、美味しいものを食べ歩いたり
自分の人生を楽しんでください。
そして「人生は楽しいよ!」ということを、子どもに話してあげましょう。
気持ちが暗いときは、視点を高くします。
俯いたり、地面を見ずに、遠くや空を眺めましょう。
きっと気持ちが少し楽になると思います。
人生は自分ファーストです。
子どもに嫌われていても、自分が自分を好きでいられれば問題ありません。
お父さん、お母さん、自分の時間や夫婦の時間
大切にしてくださいね♪