こんにちは、ヒロです。
前回の続きです。
●理由2 → 今後、時給換算すると給料は減っていく。
待遇は、悪くなることはあっても良くなることはまずありません。
変わらない可能性も十分にあります。
今のままでも良いと考えている方もおい出ると思います。
しかし、変わらないということは、時給換算すると給料面では減るのです。
【事務作業や負担の増加、そして残業の増加。】
次回の改正で、いよいよ自己負担が導入されると言われています。
導入されれば、ご利用様がケアマネへケアプラン作成を依頼された際、自己負担分を請求しなければなりません。
その事務作業は誰がするのでしょう。
事務がやる事でしょうか?
気持ちは分かりますが、それはその法人が決めることでもあります。
法人や会社から、「ケアマネがやれ。」と言われたらやるしかありません。
自己負担以外の事務作業も年々増えています。
加算を取るための作業も増えています。
ケアプランも年々細かく記載することが求められるようになっています。
何から何まで事務作業が細かくなっています。
この流れはまだまだ止まりません。
むしろ、加速する可能性もあります。
コロナの影響で失業する方も増えたし、経済が悪化しました。
失業率増加、経済悪化に加え、生活保護を申請する方も増えました。
コロナ離婚も流行っています。
これらは全てケアマネジメントが困難になる遠因となります。
生活保護の方であればその方面でも支援も必要です。
コロナ離婚は家族力の低下に繋がります。
家族力の低下は、そのままケアマネの負担増に繋がります。
そして、事務作業や負担が増加するということは、残業が増加する可能性も高いということです。
【負担が増加しても、給料面が変わらないのは減るということ。】
いままで以上に、残業が増える可能性まで高い。
仕事以外でも、地域の会合、介護支援専門員協会の役員をしているケアマネさんはその仕事、かかりつけ医との連携や会合、様々な研修、時間をかけて行うことが山ほどあります。
おまけに障害制度との融合がうたわれていますから、その連携も加わります。
それで給料が変わらないのは、実質減ったのと同じです。
1時間で10するべき仕事が100になれば、どう考えても減っているでしょう。
AI導入でケアマネの助けになるということですが、逆にAIを導入しようとするのは、事務作業が増えることの証左でもあります。
導入しないともうやっていけないということです。
介護保険法の改正文にICTの活用という文言は入っているのは、厚労省からの暗黙のメッセージであると私は考えています。
「ケアマネさん、もうこれからはICTを活用しないとやっていけないよ。」
厚労省がそう言っているように私には聞こえるのです。
皆さん分かっていることですが、少なくとも使うように誘導はしています。
でなければ文言に入れません。
団塊の世代が介護保険を本格的に使うようになれば尚更です。
時給に換算するとケアマネの給料は減っていくのです。
しかも、処遇改善加算はありません。
皆さんはこれでケアマネをする気になりますか?