見えにくい、読みにくい「困った!」を解決するデザイン
これは全クリエイターに読んで欲しい一冊です。
というか独学で映像制作を勉強してきた私はもっと早く読みなさいという一冊です。
こんにちは、4s Production 中沢です。
久しぶりの本の紹介です。
今、巷では見えにくい、わかりづらいモノがたくさんありますよね?
そういうのが気になっちゃうタイプです、私。
動画を作る際にも「これはわかりやすいか?」を常に考えています。
もちろん、このテロップは読ませるモノではなくデザイン的に入れているモノをあったりします。
読んで欲しいというよりはデザインとして入れているテロップ例
実際の動画はこちら
でも、世の中ではわかりやすい方が良いモノがたくさんあります。
ユニバーサルデザイン
ご存知の方も多いと思いますが、目の不自由な人でも、耳が聞こえない方でも…どんな人でも使いやすいデザインがユニバーサルデザインです。
わかりやすいところでいうと…
世の中のシャンプーはボトルの横側にボツボツのデザインがされています。
花王さんのサイトから引用
それは目が見えない人(シャンプー中は目を閉じているので)でもシャンプーかコンディショナーかわかるデザインになっています。
目の不自由な人でもすぐにわかるデザインってめっちゃくちゃ素晴らしいですよね?
全ての人にとって便利なのモノを考えられるってステキだなと思います。
色で困った!
詳しくは本を読んでいただきたいのですが日本人の5%は色弱です。
かんたんにいうと色の判断が難しい人がいます。
私も色弱なのでこれは痛いほどわかります。
色の判別ができない時があります。
これはP型 D型 T型などありますが詳細は本をお読みください。
私の場合は赤と緑の区別が判別しずらいので、夜中の点滅信号がわからない時があります。
おいおい、そんなので運転できるのか?と思われるかもしれませんが
点滅している信号の黄色と赤がよくわかりません。
そのため近くにいったら徐行してどの場所が光っているかで黄色か赤で判断しています。
ちなみに動画編集時にはカラーチャート、波形、ヒストグラムを使用して判断しています。
Final Cut Pro X
話しを元に戻しますと色で見やすくなったり見づらくなったりしますよという事です。
なのでデザインで誰でも見えやすいようにしましょう!という事です。
まずはこちらをご覧ください。
Amazon販売サイトより引用
一見すると普通ですが、右側をみると左側よりも読みやすいのがわかると思います。
両方の右側はP型色覚向けです。
特に意識しなければ何とも思わない事なのですが
世の中では左側ではわかりずらい人がいるということを知ってもらうことが重要です。
そして認知してもらえれば変わっていく可能性が高まります。
コレができたら優しい世の中になると思います。
色弱は日本人の5%なので、そんな事いらないという方も多いでしょう。
でも、こちらはどうでしょうか?
文字で困った!
これは極端な例ですが…こちら
改善前 文字で困ったサンプル
これだと新商品の横が読めないですよね?改善するとこちら
改善後 文字で困ったサンプル
一気に読みやすくなります。
そのために世の中にはいろいろなフォント(文字のデザイン)があります。
文字を芸術作品だと考えて文字のデザインをされている方がいます。
そのぐらい文字のデザイン(フォント)は大切です。
またフォントで雰囲気を伝えることもできます。
例えば日本語で人気なのはこちら鬼滅の刃で有名になったフォントです。
鬼滅の刃 フォントより引用
怖い感じにしたいのであれはこちら
怨霊フォントより引用
私も、映像に合わせて伝えたい事にそったフォント選びをしています。
こちらの本ではその他に
「ことばで困った!」「図解で困った!」「UIで困った!」に
ついて解説されています。
プレゼンやチラシ作り、メール対応などなど皆さんのお仕事でも活用できる項目があるのではないでしょうか?
2500円と普通の本よりはお高めですが
お仕事で関係がある方は一読をオススメします。
この本自体が色分けをしていて誰でも読みやすいようにデザインされていますので非常に読みやすい本になっています。
気になる方は書店で立ち読みからでも良いと思いますよ。
それでは、4s Production 中沢でした☺️
keep smiling!!