「ちょっと重いですね」は、英語だと「遅い」と言います

「ちょっと重いですね」は、英語だと「遅い」と言います

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学び
アプリを作る会社の、開発の席です。
お客さんに見せる前には、必ず自分たちで一度開いてみます。
明日見せる画面を、同僚と2人で開いたところです。
出てくるまでに数秒かかります。
このまま見せるわけにはいきません。

言いたいのは、これです。

ちょっと重いですね。

3秒、考えてみてください。

答えです。

It's a bit slow.

日本語は手ごたえを言い、英語は起きていることを言います

出てきそうなのは、こちらだと思います。

It's a bit heavy.

heavy は重さの語なので、持ち上げたときの話に聞こえます。
「重たい内容だ」という意味に取られることもあります。
どちらにしても、待たされているという話は伝わりません。

日本語の「重い」は、手の側の言葉です。
操作したときに返ってくる手ごたえが鈍い、という体の感じを、そのまま1語にしています。
だから「動作が重い」「データが重い」「頭が重い」まで、同じ語でつながります。

英語にすると、この手ごたえは残りません。
残るのは、何が起きているかのほうです。

It's a bit slow.

slow は速度の語です。つまり「待たされている」と言っている。
手ごたえの話が、時間の話に置き換わっています。

言い換えると、日本語は自分に起きたことを言い、英語は画面の側で起きていることを言います。
そして画面の側の話にすると、次の一言が続けやすくなります。

It's a bit slow. It takes about five seconds to open.

「重いですね」だけでは、この5秒が出てきません。
手ごたえは渡せませんが、秒数なら渡せます。

場面を1つずらすと

データが重いですね。
The file is too big.

同じ「重い」が、今度は big になります。
時間なのか、大きさなのかを、英語は先に決めさせます。

今日ひとつ

「重い」と言いそうになったら、遅いのか、大きいのかを先に決めてみてください。
そこが決まると、日本語のほうも具体的になります。

明日は「いま、確認しています」。「確認」が3つに分かれます。

「重い」にあたる言葉、そちらの現場では何と言っていますか。

30文だと、どのくらいのものになるか

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