がんばらない

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他者を喜ばせる事、他者の為にと生きる事に長けている人が多い反面、自分を喜ばせ自分の為にと生きる事に苦手意識(あるいは罪悪感)を持つ方は少なくありません。

それは、この国における歴史的な背景や教育の在り方も影響しているのかもしれませんし、育った環境・幼少期についた何らかの傷やトラウマが影響しているかもしれません。長らく誰かや何かの為にと生きた結果、自分は何をしたら喜ぶのか悲しむのかすら分からなくなってしまった方もいるかもしれません。「このままではいけない」と思いつつも環境が許さず自分だけが幸せになっていいわけがないとずっと自分を閉じ込めてしまっている方もいるかもしれません。そもそも、自己犠牲している事にすら気づけなくなってしまった方もいるかもしれません。

いつも他人の顔色を伺ったり印象評価を気にしてしまう。
波風を立てたくないからとその場の雰囲気や相手に合わせてしまう。
人の役に立たないと存在意義が無いと思い込み過度に他者貢献してしまう。
愛してもらいたくて尽くし過ぎる。etc

見方によっては決して悪いことではないのですが、「過度」になれば話は別で、どんなに他者から「優しい人だね。立派な人だね。愛情深い人だね。」そう言われても、おそらく本当の意味で心が満たされる事はないでしょう。

どうしてこんなに頑張っているのに報われないんだろう。どうして誰も私を理解してくれないんだろう。どうして周りは同じだけ私に返してくれないんだろう。どうして人と一緒に居るのに孤独を感じるんだろう。どうして周りに評価され認められても心が満たされないんだろう。

それは、「頑張り過ぎているから」かもしれません。

頑張り過ぎている事に気づき認めて軌道修正しない限りこの連鎖はとまりません。

頑張っても報われない事を世の中や他者のせいにしたくなるかもしれません。
自分の正しさを証明しようと他者を変えようと躍起になったり見返りを強く求めるようになるかもしれません。
燃え尽き症候群のようになったり人と居る事が嫌になるかもしれません。
そういう自分に失望し嫌になるかもしれません。

そんな時は、「今目の前で起きている出来事」ばかり見るよりも、「今自分の中で起きている状態」に目を向けてみるといいです。

心がきっと悲鳴を上げているはずです。
その悲鳴を聞きつけ、なんとかしなくちゃと頭はフル回転で頑張っているはずです。
それらを抱える肉体は当然疲れているはずです。

それでは冷静に客観的に判断決断は下せないのです。
適切な場所で適切な行動・言動もできなければ、感情思考も働かないのです。
本来持つ個性も能力も才能も、発揮できないのです。

自分と対話してあげてください。

目を背けたい、耳を塞ぎたい、思い出したくない、認めたくない、そんな思いに駆られるような感情や思考が現れるかもしれません。世の中のいう「普通」とは異なる判断決断を下さないとならない時もあるかもしれません。いっとき暗闇に落ちてしまう感覚に陥ることもあるかもしれません。

でも、一度溜め込んだものは、しっかり「膿だし(生み出し)」してあげなくちゃいけない。

その為にも、しっかり心の声を聞いてあげてください。

すぐには納得できないような理解できないような感情思考が現れても、その場でジャッジせず、ただ「そうなんだ。」そう受け入れてあげて下さい。人の感情も思考も本当に気まぐれです。今日そうだからといって、明日どうであるのかは分からないのです。人生も同じです。だから、ただ「今はそうなんだ」と受け入れてあげてください。

しがらみが多ければ、それだけでも結構な時間がかかるかもしれませんが、それが出来るようになったら、次は、古くなった価値観や関係しがらみなど、「頑張らなくていい自分」になる為に要らないものはどんどん捨ててしまいましょう。重たい鎧を少しずつ剝がすように脱いでいくようなイメージです。

たとえ、10年20年かかっても一生かかっても、です。1個2個ではないと思いますし、捨てる為に時間を要したり、捨ても捨てても気を抜くと増えてしまったりもするので、そう容易くないのですが、それが人間で、人生であると思うので、それくらいの月日はかかると思ってもよいかと。

私たち人間は、死ぬとき何も持ってはいけませんから、人生をかけながら身支度していくような、本当に自分に必要なものを厳選していくような、シンプルな自分に戻っていくようなイメージ、です。

頑張らない=何もしなくていいという意味ではないですよ。
本当に大切なものは何なのかに気づくという事です。
それは、人の数だけ答えがある、という事です。
頑張らなくていい所にエネルギーを注ぎ過ぎて自分を見失わない、という事です。

私は、幼少期からずっとずっと、この課題に向き合っています。

決して器用ではないし、順風満帆な人生でもなく、自分を犠牲にしては人も自分も傷つけ、何度も失敗し、寄り道もし、何度も暗闇に落ちて、何度も膿だしです。相当頭の悪い人間だなぁと神々から思われているでしょう(笑)

それくらい、自分を理解し幸せにするって簡単な事ではないなと思います。

でも、それが人間らしいとも思いますしだからこそ自分と向き合う事がやめられない。
子供の頃から自分を知りたくてたまらない、寄り道をしながら盛大に失敗しながら、それでもその為に今も生きています。

それではまた!
natsu









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