境界線

境界線

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人間関係が重たく感じる時、 “自分の問題” と “相手の問題” が混ざってしまっている場合があります。

この心の線引きを バウンダリー(境界線) と呼んだりしますが、この「境界線」が曖昧になると、相手の感情が自分の内側に流れ込んでしまう。

相手が不機嫌だと、自分が何かしたのかなと思ってしまう。
返事が遅いだけで、嫌われたのかもと不安になる。
相手の悩みを聞いているうちに、いつの間にか自分が背負ってしまう。

この状態が続くと、関係は少しずつ「共依存」に傾きます。

共依存は、「相手の問題を自分の責任だと思い込み、相手に必要とされることで自分の価値を感じてしまう状態」 のことだと言われています。

この心のクセは、突然生まれるわけではなく、幼少期など過去の経験体験が影響している事も多いそうですが、

たとえば、
親の機嫌を常に気にして育ったり、家族の問題を「自分が何とかしなきゃ」と感じてきたなど、「いい子」でいることで安心を得てきた人は、他者の感情を優先することが良くも悪くも上手だったりします。

そうした環境で育つと、「誰かの役に立つことで、自分はここにいていい(誰かの役に立たたないとここに居られないかもしれない)」という感覚が心の奥に根づきます。

なので、嫌だ苦しいといいつつも、相手の問題を背負い込むほど実は心のどこかで安心していたり、相手が自分を頼るほど「役に立てている」と感じて、このままではいけないおかしいと思いつつも関係を断ちきれない。

相手の機嫌=自分の心の状態
相手の問題=自分が解決すべき課題
相手の期待=自分が応えるべき義務

という誤った境界線ができてしまうのです。

でも本当は、相手の感情は相手の内側で起きていることで、
あなたが過剰に責任を負う必要はないのです。

もし、本当にこのループから抜け出したいと思うのであれば、

「これは相手の課題だよね」
「これは自分の感情だよね」

そうやって静かに区別し、自分の中に「余計な負担」を入れないようにするとよいかもしれません。

そう思う自分は悪い人間なんじゃないか、冷たい人間なんじゃないかと苦しくなる事もあるかもしれません。

でも、自分には自分の向き合うべき課題があるように、それは相手も同じで、それを奪う事は、本当の意味で相手の為にはならないのです。もっといえば、どんなに問題や感情を請け負っても、それで相手の問題が無くなる事もないという事です。

もしかすると、あなたが「正しく自分を扱い相手を扱う」事で、関係が拗れたり壊れる事があるかもしれません。

でも、それは今まで見て見ぬふりしてきた「ほんとうのこと」が表に出ただけです。破壊と再生、膿出しみたいなものです。

自分の中の曖昧な境界線がはっきりすると、相手の機嫌に振り回される時間が減り、自分の感情を自分のものとして大事に扱えるようになります。

人間関係が軽くなるのは、
相手を変えた時じゃなくて、自分の境界線を整えた時だったりします。

境界線を整えた時、自分を本当の意味で大事にすることが出来る。

大事にできれば、「本当の意味であなたを大切に扱ってくれる人」とそうでない人がハッキリ区別できるようになるので、望まぬご縁を引き寄せたり、吸い寄せられていく事も格段に減りますよ。

他の誰でもない自分を大切にする、それは、時に痛み悲しみを伴いますが、それは通過点で。

長い目で見た時、きっとあなたを不幸にしないはずです。

それではまた!
natsu


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