【イライラするのは、本当の気持ちに出会うチャンスです】
皆さんは、悔しい気持ちが出てきたとき、どうしていますか?
私は最近、
「どうしてわかってもらえないんだろう」
そんなモヤモヤが積み重なり、イライラすることが増えていました。
悔しさや寂しさを抱えたままにしていると、やがて「怒り」に変わっていくことがあります。
でも実は、イライラしたときこそチャンスなんです。
怒りの奥に隠れている、本当の気持ちに気づくチャンスです。
今朝、3歳の孫が、まだ眠そうに目を閉じたまま、ママに抱っこされて起きてきました。
私が話しかけると、話が終わるか終わらないかのタイミングで、怒った口調で言葉を返してきました。
すかさずママが、
「こら、怒って言わないで」
と注意しました。
だんだん言葉を話せるようになり、自分の気持ちを表現する方法を身につけている3歳児。
少し前までは、泣いたり、ワーワー叫んだりすることでしか表せなかった感情を、今は言葉にできるようになってきたんですよね。
もちろん、怒りをそのまま人にぶつけてよいわけではありません。
相手を傷つけない伝え方を教えることも大切です。
ただ、怒りを頭ごなしに抑え込むだけでは、
「怒ることはいけないことなんだ」
と思い込み、その奥にある気持ちまで封じ込めてしまいます。
大切なのは、
「どうしてイラッとしたのか」
そこに気づくことです。
眠かったのかもしれない。
静かにしてほしかったのかもしれない。
自分のペースを邪魔されたように感じたのかもしれない。
怒りの奥には、まだ言葉になっていない気持ちが隠れています。
これは、大人も同じです。
腰や膝に痛みがあっても我慢して働き、ようやく家に帰ってきた。
ホッとしたいのに、家族から次々に何かを言われる。
そこで、今まで我慢していたものが一気にあふれ、イライラしてしまう。
家族のために頑張っているのに、誰にもわかってもらえない。
ヒステリックに責めてくる家族や、いつも不機嫌で嫌味ばかり言う家族に、もう我慢できない。
そんなこともあると思います。
でも、その怒りは突然生まれたものではありません。
「もう限界だよ」
「少し休ませて」
「私の気持ちにも気づいて」
「本当は寂しかった」
そうした、自分が無視し続けてきた気持ちが、怒りとなって表れていることがあります。
怒りをなくそうとする前に、まず自分に聞いてみてください。
「私は、本当は何が嫌だったの?」
「何をわかってほしかったの?」
「誰の顔色を見て、自分の気持ちを後回しにしているの?」
これまで2,000人以上の方とお話しし、ワークをしてきた中で感じるのは、自分の気持ちよりも、誰かの顔色を優先して生きている人がとても多いということです。
誰かに自分の人生の操縦席を握られている。
正確に言えば、自分から握らせてしまっている。
その苦しさや悔しさが、苛立ちとなって表れていることがあります。
怒りは、悪い感情ではありません。
今の生き方に無理があることを知らせる、大切なサインです。
怒りを相手にぶつける前に、その奥にいる自分の声を聞いてみてください。
そこに、本当はどう生きたいのかという答えが隠れています。
もし、自分ひとりでは気持ちを整理できないときは、誰かに話すことで、怒りの奥にある本音が見えてくることもあります。
感情に振り回される人生から、自分で選べる人生へ。
その一歩は、自分の本当の気持ちを知ることから始まります。