【詩】模倣イデオロギー

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恐怖がココロを浸食しやがて終末に至る町は
これまで生産/悪食した
どんなに生々しいバッドエンド・フィクションも
無臭のまま腐り続け、代わりにこの世が臭うようだ
道化を得ても王は得ず
空回りの一人芝居、乾いた空で舞う

不思議でも何でもないことだが
老人には年老いた町が
子供達にはサイケデリック
高層ビル同士、生命のペイントが最高にイカしてる
"ハカイセヨ ハカイセヨ"
"オマエノイバショヲ ハカイセヨ"
サブリミナルに効かすインフォメーション、さながら激しいクラクション
町を破壊しながらまわれ

小型の携帯端末に他人の電波を受信/確認
"この世が嫌なら今すぐ首を切ることだ"(サイン・ワードが莫迦みたいに点滅)
直ぐにキる
子供達の笑い声、町を壊して練り歩き
希望の歌と嘲笑よ、無限に返す音になれ



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