本殿と拝殿のちがい

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今日の鎮守様。
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いつも通りの平和的雰囲気で迎えていただきました。

今日の納品は3件。
なので写経も3巻。
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たまに納品後に「写経料おいくらですか?」と聞かれますが、完全無料です。
というか、私が勝手にやっていることなのでお代はいただきません。




ほとんどの神社には本殿と拝殿があります。
皆さんがお賽銭を入れて祈るところは
本殿でしょうか?
拝殿でしょうか?

「どっちも同じようなものじゃないの」って?
ちがいます(笑)

本殿と拝殿はまったくちがう

本殿と拝殿は、「そこが何のための施設か」という役割によって違います。

本殿
神様がお鎮まりになっている、社殿の中で最も神聖で大切な建物。
内部には御神体などが納められている。

拝殿
参拝者が神様にお祈りなどをする場所。
通常は本殿の前に建っていて本殿よりも規模が大きい。
内部は板張りや畳敷きのほか、土間になっている神社もある。

本殿に参拝していると思っている方も多いのですが、本殿は参拝者はおろか、その神社に仕えている神職でさえ容易に立ち入ることができないほど厳かな場所なんです。

なので参拝者がお賽銭を納めて、鈴を鳴らして、お祈りするところは拝殿です。
ちなみ昇殿参拝や正式参拝といって、靴を脱いで上がらせてもらう場所、あそこも拝殿です。

我が鎮守様でいうと・・・
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ここが本殿。

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この小さい建物が本殿です。

本殿のない神社もある

このように大抵の神社には本殿と拝殿がありますが、全国には拝殿しかない神社もたくさんあります。

「本殿がないって神様がいないってこと?」
いえ、違います。

御神体が山や湖などの、自然地形全体となっている場合、拝殿しかないケースがあります。

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奈良県桜井市の大神神社が有名ですね。

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大神神社の御神体は三輪山です。
山自体が神様なので本殿がないんですね。



本殿と拝殿のちがいについて書きましたが、参拝する人にとってはあまり関係ない話かもしれませんね。

次に参拝したときにこの話を覚えていて、拝殿の後ろに小さい建物があったら「あそこに神様がいらっしゃるんだ・・・」と、ちょっとだけ背筋を伸ばして厳かな気持ちで手を合わせてもらえたら嬉しいです。

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