東京から少し離れた地方で産まれ
田舎の中流家庭で、幼い頃は月曜〜土曜まで習い事の日々。
“優等生”
幼き頃から両親の期待を背負って生きていた。
習い事で埋め尽くされる平日。
常に勝ち続けることが自分の価値だと
子供の頃から言い聞かせていた。
私が完璧であれさえすれば、大好きな母もおばあちゃんも喜んでくれる。
その笑顔が見たいから常にピエロを演じていた。
毎週のようにくる、父型の親族。
田舎の小さな父の会社は全盛期で年商20億を有に超えていた。
期待されて育てられたエリートの父は、親のレールの上を歩き。
その答えに応えようと努力した。
親族経営のその会社は、父の名義がほとんどであった。
ある日。当時の役員はとある詐欺師に引っかかる。
ヤクザである。
田舎者の役員は、東京という場で接待を受け、浮かれていた。
その華々しい世界に。
気づいたら、握られた権利は全て詐欺だった。
そして、家業は倒産した。
私は三姉妹の長女。
優秀であることが当たり前だった。
それがその倒産を迎え、父以上の役職の人間全ていなくなった。
父がその借金の全てを背負ったのだ。
その額はなんと14億。
年間日本企業において倒産する会社は◯%。
そのうちのほとんどが自己破産をする。
この倒産は大きく報道され、新聞にも大きく載ることとなる。
家の中が暗かった。
ある日、メガネをかけた猫背の男が玄関に来て何やら父と話していた。
温厚な父の顔が一点。「行ってくる」
玄関先で、父の名前を叫ぶ。
「パパー!!!パパーーー!!!」
母に大丈夫だからと押さえつけられ、そのまま私は母の実家へといった。
当時小学校5年生。
ただごとじゃないことくらいわかってた。
一泊し、家に戻ると父がいた。
いつも家にいなかった父が家にいる日が続いた。
嬉しかった。
本当は毎日父に会えて嬉しかった。
連絡帳に父の職場が変わると書いてあった。
子供ながら状況こそわからないものの、今までの暮らしとは違くなるだろうと思っていた。
しかし両親は頑張ってくれていたので、自宅だけは残っていた。
変わらず塾にも行かせてくれていて、家庭教師や英会話と教育へのお金を
節約することはなかった。
そんなこともあり、親の期待を背負い、小学校もトップクラス。
中学校一年生でも当然のようにトップクラス。
毎日が必死だった。
中学校2年生。
今まであったことのない不良というわれる子が2人同じクラスになった。
真面目だった私は、中学校一年生の時。
その大人っぽさに憧れていたのだ。
そして私は、椅子を不良っぽく座り。
上履きを潰すところから不良になろうと誓った。
そんな小さな犯行が非行の始まりになった。