人生で起こることに意味はあるの?

人生で起こることに意味はあるの?

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誕生日の間近。 焼け付くような暑さの日のことでした。

私たち家族は会社の倒産を発表し、37年間の営業の幕を閉じました。
今まで築いたものがすべて幻になる虚無感。
 これから先、どう生きたらよいのかという不安と恐怖。
 未来がまったく見えない無気力感。

そんな暗闇のなかにいた、当時もうすぐ69歳を迎えようとする
私の中に、ムクムクと湧き上がる感情がありました。

「このまま死を待つだけの生き方は嫌だ!!」
 「今まで生かされてきたお礼をして、
 最高の人生の幕を閉じたい!!」

それは、私の魂からの叫びでした。

もし、会社が存続していたら、私はこんな感情を持たなかったでしょう。
 来る日も来る日も、「どうしたら会社を存続できるか」という思考で、
頭が爆発寸前になっていたはずです。

倒産は、社会的な責任も伴う事柄です。
 多くの方にご迷惑をおかけしました。 
私たちの経営能力の無さを、深く反省もしました。

でも――。
 一人の人間として、死というゴールが来るまでは、私たちは生きなければいけません。
すべてを失い、一人の個人に返ったとき、 倒産という大きな出来事は、
私にこう問いかけてくれたのです。

「あなた自身は、本当はどう生きたいの?」

「もう69歳、人生の幕引き準備でしょ」と言われるような年齢です。
 そんな時に「このまま死にたくない!」という強烈な現実を突きつけられなければ、私は自分がどう生きたいのかさえ、ずっと封印したままだったかも
しれません。

私にとって倒産は「終わり」ではありませんでした。
 魂が本当に望む、新たな人生の始まりを教えてくれる「メッセージ」だったのです。


――今、あなたに起きている苦しい出来事。 
それは、あなたの魂が「本当の生き方」に気づくためのメッセージかも
しれません。

次回は、どん底の不眠症のなかで出会った、私の運命を大きく変えた
「ある出会い」についてお話ししますね。
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