49.「子どもが『別に』と言うとき」

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学び
「学校どうだった?」

「テストどうだった?」

「何かあった?」
そう聞いても、
「別に」

「普通」

「なんでもない」
としか返ってこない。
心配しているから聞いているのに、何も話してくれないと、
「ちゃんと話して」

「何かあるんでしょう?」
と、もう少し踏み込みたくなることもあると思います。
でも、子どもの「別に」という言葉には、いろいろな気持ちが隠れていることがあります。

① 「別に」=何も考えていない、とは限りません
「別に」と言うとき、本当に何もないこともあります。
でも、
今は話したくない。

うまく言葉にできない。

自分でも気持ちが整理できていない。

話したら何か言われそうで、少し警戒している。
そんな場合もあります。
ですから、
「別にと言うということは、何も考えていない」
と決めつけなくてもいいのだと思います。
今はまだ、言葉になっていないだけかもしれません。

② 無理に聞き出さなくてもいい
親御さんとしては、何かあるなら早く知りたいですよね。
でも、
「どうしたの?」

「何があったの?」

「言ってくれないとわからないよ」
と質問が続くほど、かえって話しにくくなることもあります。
そんなときは、
「そっか」

「わかった」
と、いったん引いてみる。
話さないことを許してもらえた安心感が、あとになって話せるきっかけになることもあります。

③ 「話しても大丈夫」と思える空気を残しておく
その場ですぐに話してくれなくても、
「何かあったら、いつでも聞くよ」

「話したくなったら話してね」
くらいの言葉を残しておく。
大切なのは、今すぐ話させることではなく、
話したくなったときに、戻ってこられること。
なのだと思います。
「言わなくてもいい。でも、言いたくなったら聞いてもらえる」
そんな安心感があると、子どもも少しずつ言葉を出しやすくなります。

④ 「別に」のあとで、ふと話し始めることもあります
子どもは、いつも改まって
「相談があります」
と話し始めるわけではありません。
夕食を食べているとき。

一緒にテレビを見ているとき。

何気なく歩いているとき。
ふと、
「そういえばさ……」
と話し始めることがあります。
そんなときに、
「ほら、やっぱり何かあったんじゃない」
と返すより、
まず、その話を聞いてみる。
話の内容だけでなく、
話してくれたことそのものを大切にする。
それも、親子の会話では大事なことなのだと思います。

まとめ
子どもに「別に」と言われると、
「何か隠しているのかな」

「自分には話してくれないのかな」
と、不安になることもあると思います。
でも、すぐに答えが返ってこなくても大丈夫です。
「今は話したくないんだな」

「話したくなったら、ここに戻ってきていいよ」
そんな姿勢でいることも、子どもの話を聞くことの一つです。
話させることより、話せる場所でいること。
それが、あとから言葉が出てくるための安心につながることもあります。

もし、
「子どもが何を考えているのかわからない」

「どこまで聞いていいのか迷ってしまう」
そんなときは、お気軽にご相談ください。
すぐに答えを出すのではなく、お子さんの様子や親御さんのお気持ちを伺いながら、一緒に考えていきます。

(ではまた次回に。)

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