■AI検索が浸透する中で求められる新たな「SEO指標」とは?
昨今のSEO対策では、「コンテンツの質」「被リンクの獲得」が重要であると言われています。
今後も「価値のあるコンテンツ」や「被リンク」の重要性は変わりませんが、AI検索による「ゼロクリック」の増加や、AI Overviewが検索結果を要約してくれる現在では、新たに重要度が増している「SEO指標」があります。
それが『サイテーション』です。
■『サイテーション効果』とは?
AI検索が浸透する中で、Webサイトへの直接流入(訪問)が鈍化傾向もしくは減少傾向が顕著になっています。
だからといって「検索」が減っているわけではなく、「検索結果をクリックして流入する行動」が減っているのです。
つまり、検索ユーザーはAIによる回答だけで満足し、そのまま離脱しているのです。
そのため、「検索順位が1位になる」だけでは、こういった変化に対応しきれなくなっているわけです。
そんな状況の中で、重要視されているのが『サイテーション効果』。
『サイテーション効果』とは、Web上でサイト名や商品名、企業名などが「リンクを伴わずに言及される」ことで、「言及」されることで認知度やアクセス数が高まれば、AI検索結果に組み込まれやすくなり、間接的にSEO効果やブランディング効果が見込まれるのです。
AIは、Web上の情報の信頼性を分析する際、「どれだけ多くの文脈で言及されているか」を重視する傾向があります。
つまり、Web上で企業名や商品名が多く言及されていれば、それは「信頼のおける情報」として扱われるようになって、AI検索の結果に組み込まれやすくなる、というわけです。
◆「サイテーション」とは?
サイテーション(citation)という言葉は「引用」や「言及」という意味があり、SEOにおいてのサイテーションは「サイト名や商品名、企業名などが、他サイトに掲載され言及されること」を意味します。
■なぜ「サイテーション」が必要なのか?
Googleでは過去に、「プレーンな言及(リンク無しのブランド名掲載)を、直接的なランキング要因としては使っていない」と発言しています。
つまり、従来のGoogleアルゴリズムでは、「サイテーション」単独が検索順位を左右するわけではない、ということです。
そうなると、リンクの無い「言及(サイテーション)」は、SEO対策に効果が無いのでは?」と思いがちですが、そうではない理由があります。
●AI検索は検索エンジンと「別軸」で評価している
●SEO対策にも「間接的にプラス」になる
◆AI検索は検索エンジンと「別軸」で評価している
現在のAI検索では、「Web上でどれだけ会社名や商品名、ブランド名などが言及されているか」を、「情報源の信頼性」として読み取っており、リンクの有り無しに関わらず、文脈の中で「言及」されること自体が重要になっているのです。
◆SEO対策にも「間接的にプラス」になる
リンクが無かったとしても、文脈の中で「言及」されていれば、認知度が高まり「指名検索」が増加しクリックされコンバージョン(CV)につながるため、結果的にSEO対策にも間接的にプラスになるのです。
■『サイテーション効果』とSEO対策
SEO対策において「被リンクの獲得」は、検索順位を決定づける重要な要素の一つです。
「質の高い被リンク」を獲得するほど、SEO評価は高まり、検索順位も上がりやすくなると知られています。
一方で「サイテーション」の効果は、SEOではなく『MEO(Map Enjine Optimization)』に大きく関わってくるのです。
『MEO』とは、Googleマップの検索結果で店舗情報を上位に表示させ、来店や問い合わせを増やすためのWebマーケティング施策のことで、「ローカルSEO」とも呼ばれています。
この『MEO』は、店舗の知名度が大きく検索順位に関わっているため、有名チェーン店やSNS上で人気があるほど上位表示される傾向があります。
つまり、「サイテーション」によって店舗名や評判が広がれば、(SEOと比較して)『MEO』に大きく影響する、というわけです。
■『サイテーション』と『被リンク』の違い
『サイテーション』と『被リンク』の違いをまとめると、以下のような内容になります。
「リンク無しの言及」という『サイテーション効果』は、「被リンクの獲得」と比較して獲得のハードルが下がる施策と言えますが、とはいえ依然として「被リンク」は重要です。
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