当時の私は上海留学を終え、いくつかの会社を経由し、今でいうフリーランスの様な仕事を上海で行なっておりました。
私の性格上、合理的ではない社長の指示にそのまま従うような高尚な性格は持ち合わせておりませんでしたし、且つ社長の精神論的な美学にも全く共感も賛同もできませんでした。
結論、自分で仕事するしかないと、前職の職業の関連で通訳、翻訳、アテンド業務のような事でギリギリ生きながらえていました。
そしてちょうど今にも繋がっているあるOEM製品の宿題を出され、完全に畑違いである製造及び貿易業務が果たして私のできるのだろうか?と悩んでいました…。
そんなある日、私が学生の頃(中国の大学)からお世話になっていた、ある日本のテレビ局の方から連絡が入ります。
彼のテレビ局のお客様である社長様の方々から、もし彼らの信頼している占い師がOK出せば、スポンサーになってもらえるとの事でした。
しかし彼自身としては先方の用意する通訳が本当の事を言っているのかどうかわからない。
そこで、是非通訳として同行してほしいとお願いされました。
そしてその数週間後、社長の方々とその通訳、そしてそのテレビ局員、私で本当にただ、ただ普通の住宅街にある一室に赴きます。
玄関のドアを開いたその時、そこに登場したのは…
老人とは思えない高身長と恰幅、圧倒的な肌ツヤ。
特に特徴的だったのは完全に逆立った白眉、腰までかかろうとする白髪を後ろで括った、ただただ圧倒されるばかりの人物でした。
その時はまさかこの“出逢い”が、私の人生にここまで影響してくるとは思いもよりませんでした。