Zoom等のテレビ通話時の声について

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バンコクではまたコロナが蔓延しだし、(ほぼ)ロックダウンを迎えています。マスク着用義務も始まり、なんでも2人以上が車に同乗する際は家族であってもマスクをしなければ罰則になるとか。人前で歌う機会の多い身としては悩ましいところですが、幸い私は元々オンラインレッスンを専門にやっていたので、問題なく過ごせています。
皆様の中でもzoom会議やzoom飲みの機会が増えているのでは無いでしょうか?

今日は zoomで話す時の声について、言われてみれば当然なのかもしれないのですが、忘れてしまいがちな大事なポイントをお伝えします。

◉声はマイクが拾っている
私がよく感じているのは、必要以上に大きな声で話してしまう人が多いという事です。 zoomだと聞いている人の反応が分かりにくいので、伝わってるのか不安になって、その結果「もっと伝えなきゃ!もっと大きな声!」という具合に頑張ってしまう事が多いようです。
オンラインレッスンをたくさんやってきていますが、滑舌が悪くて聞こえない事はあれど、声が小さすぎて聞こえないという事は、ほとんどありません。(シャイな女の子が自分にも聞こえていないような声で喋って「???」となってお母さんに翻訳してもらう事はあります笑)
zoomの音声はただの音声信号なので、喋り声が小さい人はマイクの入力を大きくすれば良いだけのことなのです。歌声に関しても同じ事が言えるのですが、マイクで歌う場合は大きな声である必要はありません。マイクのボリュームを調整すれば良いだけなのです。
一度セッティングをして囁いてマイクテストをしてみてください。

逆に、大きな声でのプレゼンを数十分イヤホンで聞くとどうなるでしょうか。シンプルに頭痛が起きます笑
大きな声というのは高い周波数が増えた状態で、小さくしすぎると聞こえないし、かと言ってボリュームを下げたところで頭にズンズンくる成分は消えません。

もっと伝えなきゃ!が喉締めに繋がっている人もいます。そういう人はダラダラボソボソと喋っているのと同じボリュームの声、もしくはそれ以下しか出ていないのに声や体だけが消耗してしまうもったいない状態です。喉の健康的にも良くない状態なので、喋り方の見直しをする事をオススメします。

もしかしたら自分もそうなのかも…という人がいましたらアドバイスしますのでお声がけください。

◉会議の規模が大きくても向こうにとっては1対1
zoomが普通の会議等と圧倒的に違うのは、例えば20人の参加する大きめな会議の場合、話す人にとっては20人に向かって話していても、参加している人にとっては1対1で話しかけられているような感覚になるという事です。
20人程度の通常の会議だとすると、空気や人が声を吸ってしまい、端っこの人に声を届けるためにある程度声を張り上げなければいけないです。その感覚で zoomで喋ってしまうとどうなるか、想像がつきますね。
”たいした事言ってないのに大きな声で発言しているとそれっぽく聞こえる”
という雰囲気でリーダーシップを取っていた人はこのzoom時代でその影響力がどう変化しているのでしょうか?笑
今は会社員として働いていないのでなんとも言えないのですが、Zoom会議でイニシアチブを握るのは理路整然と根拠を並べて語りかけるように話せる人なのではないか?と想像しています。

大事なのは、どういったシチュエーションで喋るのかによって、声の質やボリュームを調整する事、喋る時の姿勢・表現(アピアランス)です。
頑張りすぎないようにする事が大事ということですね!

タイのコロナの規制の影響が不透明な事や、ボイストレーニング のマスターティーチャー試験に向けての準備があるので、5月のオンラインレッスン受付は停止させて頂いております。6月前半に再開予定です。

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