恋愛系の占いのご相談で、出会い運について知りたい、という方は多いです。
今、異性と出会う機会がなかなかない、というお悩みを持つ方もいれば、
周囲に異性が多く、紹介の機会も頂けるけど、しっくりこない・・
という状況の方もいます。
そのような場合、どこで理想の異性(恋人候補)と出会えるか?
いつ頃出会えるか?
という具体的な機会よりも、まずはどのような個性を持つ異性が自分にとって相性がいいのか?
という、お相手の人物像を知ることをおすすめします。
もちろん、ご相談者様ご自身、理想の恋人のイメージを持っておられますし、
今までの経験から自分がどのようなタイプの異性に惹かれるのか・・
ということもある程度わかっていらっしゃると思います。
実はここが罠なのですが、自分の今までの経験や判断で決める理想のタイプと、本当に今の自分自身が求める、相性のいい理想の恋人のタイプがずれていることも多々あるということです。
記憶や思考から発生する経験則や条件から考えてしまうと、真のお相手の本質を見落としてしまうリスクもあります。
そこで占いで、どのような異性が恋人として自分にとってベストか?
を知るために、私はコートカードリーディングによって鑑定することがあります。
コートカードリーディングとは?
コートカードリーディングとは、全78枚もあるタロットカードの中で、宮廷の人物(ペイジ、ナイト、クイーン、キング)の4人の人物が描かれているカードをさします。
コートカードは全部で16枚あります。
↑コートカード
コートカードの人物の違いにより、どのような愛情表現を好み、どのような性質、個性を持つ人物か?
という相手の人物像が浮き彫りになります。
コートカードの中でも、カップを持つ絵柄のカードは感情、愛情の象徴です。
今回はカップのコートカードを例にあげて、理想の恋人の人物像を想像してみます。
カップのペイジ
純粋で若々しい愛情を持つ、ピュアな少年のような人。
愛情表現もロマンティックで柔軟です。容姿端麗で性的魅力に優れているケースも。
純粋で物事をぐんぐん吸収する適応力に優れている反面、周囲に流されやすい傾向があります。
性急さも強いことから、肉体関係をすぐに求める可能性も。
とはいえ、地道で堅実な庶民派なので、無理せずに等身大で付き合えるお相手といえます。
昨今人気の友だち婚などをイメージするとわかりやすいかと思います。
年齢は同世代、または年下というイメージですね。
こちらのカードが逆位置で出た場合は、少し注意が必要な点が増えます。
カップのナイト
まさに王子様のような男性(またはマニッシュな女性)です。
口が達者で有能なため、ロマンティックなムードを作るのがうまく、恋人を夢見心地にさせてくれます。
恋愛を存分に楽しめるお相手にふさわしいでしょう。
理想が高く、ナルシストな面があるため、少々ひとりよがりな態度が鼻につくこともありますが、基本的には人に自慢できるスマートな異性です。
こちらも逆位置になると注意ポイントが増えます。
理想が高いため、お相手を失望させないように気を使ってしまうことがあるかもしれません。
自分も理想が高い場合は、お互いを高めあえるようなベストなカップルとなります。
カップのクイーン
仏様のように優しく、慈愛に満ちた異性です。
博愛主義で誰にでも分け隔てない愛情を与えます。
恋人候補としては、とても信頼できる誠実な関係を保つことができるでしょう。
ただし、相手への愛が裏目に出ると、依存心や甘えが目立ち、共依存の関係に陥りやすいところに注意です。
どこまで踏み込むのか、愛情表現の線引きをすることで過干渉を防ぎ、バランスのよい距離感を保つことができます。
カップのキング
器の広い、成熟した心を持つ異性です。
些細なことにヒステリックにならず、落ち着いて対応できます。
安定感があり、頼りがいを感じさせる雰囲気。
細かなことにこだわらないため、一緒にいても気楽で精神的なストレスが少ないでしょう。
ただし、自分の軸が定まっていないと周囲の出来事に影響されやすくなります。
そのため、恋人にも本心を見せず、影で別の異性と関係を深める等、自制のきかない状況に陥るリスクも。
こちらも正位置か逆位置かで意味が変わりますが、基本的に頼れる兄貴、または年上の男性(女性)といった雰囲気です。
実際の年齢に関係なく、精神的に大人であったり、見た目の印象が落ち着いている場合もあります。
これらの説明はあくまで、一般的な解釈を採用しましたが、実際にはご相談者様の状況やお相手との関係性よって意味が異なってくることもあります。
※漠然とした質問だと、漠然としたリーディングしかできないため、できる限り状況をある程度説明して頂けるようお願いしています。
相性診断や理想の異性を鑑定する時に、すべてのタロットカードを展開して占うことも良いのですが、
よりピンポイントで人物像を知りたい時は、コートカードだけを利用して1枚引きでヒントを得るのもおすすめです。
基本的にすでにお付き合いされている、片思いで相手のお名前や性格等がある程度わかっている場合は、
他のスプレッド(カードの展開法)を使いながら、多角的にリーディングしていくことが多いですね。
コートカードだけを使うのは、今回のように恋愛や結婚など、人物像に関する事柄を知りたい時です。
時期的なことは、タロットよりも数秘術で鑑定した方がより長いスパンで詳細なサインを知ることができます。
タロットの場合は、長くても1年程度ですね。
※画像出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』