かんたんめのラテン語 スピノザ エチカ私訳

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学び
ラテン語は、むずかしい。
とはいえ、以下の文などはどうだろうか?
(スピノザ エチカの中の一節)

Nam una, eademque res potest eodem tempore bona, et mala, et etiam indifferens esse.
Ex.gr. musica bona est melancholico, mala lugenti ; surdo autem neque bona neque mala.

なぜなら、ひとつの、そして同じ物が、同じ時に、良く、悪く、またよくもわるくもないことがありうるから。
たとえば、音楽は、憂鬱な人には、よく、喪に服すひとには悪くある。
耳のきこえない人にはよくもわるくもない。

For one and the same thing can,at the same time,be good,and bad,and also indifferent.
For example,music is good for one who is melancholy,bad for one who is mourning,and neither good nor bad to one who is deaf.

[語彙]
nam (cnj)
 なぜなら、たしかに、for,truly
lugeo,ēre,lūxī,lūctum
かなしむ、なげく mourn, grieve,trauern,lamenter
ex.gr 
= exempli gratia (e.g.) 
exempli(gen) gratia(abl)
grātia, ae, f
気に入ること、優美 grace,favor,Beliebtheit. 
 gratia (+gen とともに) ~のために 例のために
surdus,a,um
耳のきこえない deaf,taub
autem (cnj)
 しかし =but,aber
etiam
 =also

英訳をつけたか、そんなに、構文として、むずかしくない。
語られている内容も、そんなにむずかしくない。

「音楽はメランコリーな人にとっては、グッドだ。(快活な音楽を想定しているのだろう。)、
喪に服す人には、わるい。(その人にとっては邪魔)
そして、耳が不自由な人にには、音楽は良くも悪くもない。」
自然界には、それ自体として、「善」「悪」「どちらでもないアディアフォラ 中間物adiaphora」、「完全」「不完全」といった「ラベル」が貼られているわけではない。
「ラベリング」は、人間によって加工されたもの、スピノザ的表現を使えば、「思惟の様態」であると。

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