1937年(昭和12年)以降に内務省で検閲された原本の一部が千代田web図書館で閲覧できます。本日、ログイン無しで閲覧できました。発売禁止になった本は、含まれておりませんが、どのように検閲を行っていたかを知ることができます。
以前、千代田図書館に来館したときの資料(パンフレット)が家の資料を整理して発見しました。
GHQ焚書・禁書図書ではありませんが、図書の検閲はやられていたようです。2011年に発売されましたが、資料集は完売したため、2016年5月より
千代田web図書館にて公開中。
Google検索で、「千代田区図書館蔵内務省委託本」と入力しますと、URLリンクがヒットします。「千代田図書館蔵内務省委託本」というタイトルをクリックすると、千代田図書館の内務省委託本のページにアクセスして、閲覧できます。そのページに、音声読み上げボタンがあり、そのボタンを押下すると、音声読み上げが開始されます。
または、千代田web図書館にアクセスし、「資料をさがす」欄の入力エリアに、「千代田図書館蔵「内務省委託本」関係資料集」と入力し、検索実行を行うと、千代田図書館蔵「内務省委託本」関係資料集がヒットします。「読む」ボタンを押下すると、閲覧できます。
千代田図書館蔵「内務省委託本」関係資料集
著者:千代田区立千代田図書館 編集
出版者:千代田区立千代田図書館
コンテンツタイプ:電子書籍(フィックス)
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ログインなしで読むことができます。
〔内容紹介〕
内務省委託本の概要と解説、調査報告、所蔵目録を1冊にまとめた資料集。監修:浅岡邦雄氏 (中京大学文学部准教授)。冊子体残部僅少につき、2016年5月より千代田web図書館にて公開。
■内務省委託本および戦前の出版検閲の概要をわかりやすく解説しています。
■多数の図版をカラーで掲載しており、検閲官による直筆のコメントや傍線をひいた箇所なども見ることができます。
■一般的な書誌情報に加え、検閲官印やコメントの有無など13項目から成る目録(約2300冊を収録)を掲載しています。
■内務省委託本ならびに出版検閲に関する参考文献を約100点記載しています。
目次
はじめに 001
Ⅰ.出版検閲と千代田図書館蔵「内務省委託本」について
1.戦前の出版検閲 003
2.「内務省委託本」について 004
2-1.「内務省委託本」とは 004
2-2.千代田図書館蔵「内務省委託本」 006
Ⅱ.千代田図書館蔵「内務省委託本」に見る実際の検閲業務
1.本文の傍線(赤線・青線)などについて 008
2.コメントについて 010
3.各種印について 013
4.主な検閲の痕跡 014
4-1.印・コメントの基本配置 014
4-2.各種印の事例 015
4-3.コメント・本文傍線事例 019
Ⅲ.千代田図書館蔵「出版検閲コレクション」
1.検閲の痕跡が残る出版物(警視庁押収印)について 040
2.警視庁押収印の事例 041
Ⅳ.平成21・22年度千代田図書館蔵「内務省委託本」調査班報告
「内務省委託本」調査余滴 安野一之 044
石上欣也『女優情史』のことなど 尾崎 名津子 047
寳來正芳『探偵常識』への検閲 村山 龍 050
医学書にみる検閲の痕跡 新井正人 053
Ⅴ.千代田図書館蔵「内務省委託本」&「出版検閲コレクション」目録
1.千代田図書館蔵「内務省委託本」目録 057
2.千代田図書館蔵「出版検閲コレクション」目録 119
付記
1.千代田区立図書館出版関連資料コレクション構築方針 121
2.千代田図書館蔵「内務省委託本」関連イベント及び発行物 123
3.「内務省委託本」並びに出版検閲に関する参考文献 125
4.千代田図書館蔵「内務省委託本」&「出版検閲コレクション」利用案内 130
編集後記 131
出版年月:2011.03
全131ページあります。
検閲官の赤線、青線、検閲官印などがありました。