岩波ブックレット-「私物化」される国公立大学 駒込武編

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コラム
 西澤潤一氏の著作である「創造性を育てる」(岩波ブックレット)を調べていてたまたま発見しましたので、ここに紹介します。ここでも、財務省の問題が潜んでいました。国公立大学の法人化後、大学崩壊に向かっているようです。財務省は解体した方が良いでしょう。財務省と文部科学省の改革(改悪かもしれない)により、ますます日本が衰退の道を辿っています。財務省は「百害あって一利なし」です。
 しかし、大手メディアやNHKで本当の課題が議論されていません。少なくと、岩波ブックレットは「ファクト」情報と思われます。
 地方創生には、地方の大学が重要な役割を果たしますが、地方の大学が危機に瀕しています。経済合理性で大学の存在意義を考えるべきでは、ありません。
 「西澤潤一・人間道場」の本紹介ブログ記事(ココナラブログにて紹介)の中で、大学研究の課題について述べていましたが、「私物化」される国公立大学という本は、まさしく現状の大きな課題を述べています。教育の無償化どころではありません。大学自体が崩壊している?
 もともと、文部科学省の予算が少なかったところに、
国公立大学法人化後、時をおかず、財務省は独立行政法人一般に適用される運営費交付金の削減というルールを国立大学法人にも適用する方針を打ち出し、「経営」重視の観点から大学業務の民間企業への委託と外注化、人件費の削減を促進した (光本滋「国立大学の独立行政法人化と高等教育政策の変容」『日本教育政策学会年報』第11巻、2004年)。
 日本が滅びかねないところに来ています。それでは、本を紹介します。
 岩波書店のホームページに行くと、無料で10頁ぐらいの試し読みができます。現在、1100巻以上続いています。

書名:「私物化」される国公立大学
著者:駒込 武 編
出版社:岩波書店
シリーズ:岩波ブックレット (電子書籍対応)
定価:748円
刊行日 2021/09/07

この本の内容
学長中心のトップダウン型経営が国公立大学に何をもたらしたか。七つの大学の荒廃した現状を報告する。
【目次】
はじめに  駒 込 武……2

第1章 大学が「私物化」されるとはどういうことか-下関市立大学
    下関市立大学の私物化を許さない教員有志……8
第2章  自由の風が止むとき-京都大学 駒 込 武……19
第3章 政治に従属する大学へ-筑波大学 佐藤嘉幸……32
第4章 歯止めなき介入、変貌する大学-大分大学
    大分大学のガバナンスを考える市民の会……45
第5章 放逐される総長-北海道大学 山 形 定……56
第6章 教育界に逆行する教員養成「改革」-福岡教育大学
     江頭理江・喜多加実代……66
第7章 権威主義化する大学「経営」イデオロギー-東京大学 田 中 純・・・77
おわりに 光 本 滋……90
参考リンク集
著者略歴
近年加速する大学の「ガバナンス改革」。学長を中心としたトップダウン型経営は、教育現場に果てしない混乱をもたらしている。教育・研究の実態からかけ離れた独善的な改革が推し進められ、果ては学内制度や人事までが一部の人間の意のままに改められてしまう。変わりゆく国公立大学のいまを、七つの大学の現場から報告する。
 昨今、全国的に配管問題があるようですが、全国の大学の実態も緊急に調査した方が良いでしょう!
 政治家もきちんと仕事をしていないのかも知れません。教育問題は、国家存続の問題かも知れません。
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