生きている芸術

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コラム
田んぼに描かれたアートをみました。最近ではモナ・リザの絵画が素晴らしい再現度でした。七月から八月が見ごろで、秋には収穫されます。

日々、田んぼの色彩が変化し、風がアートを動かしています。まさに「生きている芸術」です。

花火もまた一瞬の輝きを放ちます。美しい生命力と、儚く消えていく中で記憶のなかに息づいてく芸術。

人生もまたその意味でひとつの芸術作品だともいえるかもしれません。

人の人生を春から始まり冬に終わるといいます。私は冬から始まり冬に終わるのが人生だと思っています。

冬の時代、赤ちゃんから幼児の時代は、自分ひとりだけの力では生きていけない時期です。私が生まれたとき、母が火事をみたショックで乳がでなくなり、ほとんど母以外のミルクで育ちました。そのためなのか、人間以外の動物たちにはとても親近感を感じます。

今は逝ってしまった、心から愛していた猫のミャーちゃんも、まだ目があいていない生まれてまもないときに捨てられたらしく、故郷の駐車場でみつけて、猫用のミルク、離乳食と大切に育てました。

人は春に、なんとかひとりでも生きていける力を身につけていきます。そして、秋に人生の収穫を果たし、後継者を育て、子供に引継ぎをしていきます。そして、ときにはお世話や介護が必要となることもある冬の時代を迎え、そして逝くことになります。

幼い頃から、生まれてきたからにはこの世界に「爪痕」を残したい。生きてきた証を刻みたいと思ってきましたが、地球も世界も永遠ではありません。形あるものは消え去っていくもの。それが自然なのだと思うようになってきました。

春には春の生き方と美しさ、冬には冬の生き方と美しさがある、生きている芸術。それが人生というものだと私は考えています。


           (了)  

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