「『無駄なこと』こそが大切」

「『無駄なこと』こそが大切」

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コラム
現代は無駄なこと、効率の悪いことを排除する社会である。誰もがコスパやタイパを意識して行動しており、そこに無駄なものの介入する余地はなくなっている。

効率的で有用なもののみが重宝され、生産性の低いことや、何も意味のないこと等は徹底的に忌避される傾向にある。しかし、私は一見、無駄に思えることや、意味のないように思えることが最も大切なことなのではないかと思う。

全てを効率的に、生産性を維持して行こうとすると、必ずそこは矛盾が生じる。徹底的に無駄を排除して行くと、必ず最後には行き詰ってしまうのだ。

一見すると無駄に思えることが後々、役に立ったり、見たところ、価値のないものが実は莫大な価値を持っていたとかいうこともままある話であって、全てを「実用性」「効率」ということによって判断すると、逆にいい結果を生まない、ということになる。

例え、そうでなかったとしても、あまり無駄を排除していくと、実につまらない世の中になってしまうと思う。やはり、人間にはある程度の無駄や、意味のないことが必要なのである。

現代社会においては、そういった「無駄なこと」「意味のないこと」をしている人は愚かであるとされ、ネット上でもそういう人たちを揶揄するコンテンツを散見する。

しかし、よく考えてみれば、本当に人生を楽しんでいる人とは、そういった「無駄なこと」や「意味のないこと」をやっている人ではないだろうか。そこには人生の本質である、「本来、全てに意味はない」という真実が潜んでいるように思えてならない。

であるから、これからも私は「無駄なこと」「意味のないこと」をやり続ける人でありたいと思う。決して意味を求めず、好きなことをやって行くことを常に意識している。

無理せず、気を張らずに、好きなことをして生きているというこの現実に、深く感謝したいと思う。


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