教えてサラスバティ!「なぜ人は執着するの?」

記事
学び
こんにちは。サラスバティです。
ここでは不定期に、私の思うロジック、理論、感じていることについてお伝えしていきたいと思います。

今回のテーマは、「なぜ人は執着するの?」です。

執着。なんだかとってもいやーなイメージですよね。
執着を手放したい、執着している自分が嫌だ、重い女になりたくない。
カッコ悪い、みっともない、寂しそう、惨め。など
どれだけ執着についてネガティブなんだよってくらい、執着って悪いものだってされています。

執着ってイメージでは、ネバーっとしてたり、ドローっとしていて爽やかさと真逆の感じですよね。
でも、そのネバっとしているもののコアには暖かくて爽やかな本音が隠れているんです。

例えば、よくある執着として、
「彼が人生の中心になってしまった。彼と連絡が取れたら幸せ、既読スルーが三日続くと不幸のどん底。彼が何を考えているかで毎日頭がいっぱい。離れていったらどうしようと怖がりすぎて、むしろ自爆を起こしたくなる衝動。他の人に笑っていたら狂ってしまいそう」
こんなことが挙げられます。

人が執着を嫌うのって↑この自分が嫌なんですよね。本当は余裕で愛されて安心して、「こんなに溺愛されて、この人私がいなくなったらどうするの?」なんて笑いたかったのに。

この執着のコアは「愛されてないみたいで悲しい」ですよね。
愛されていないかもって怖いから、ずっと安心させてほしい。四六時中、24時間寝ずに私のこと安心させて欲しい。
それって、彼が好きだからだと思います。でも、愛するほど余裕がない。
してくれないと感じることが多すぎて、彼が他のことに夢中になっていたり、笑っていると悲しくなる。

この愛されていないみたいで悲しいって気持ちは、裏返すと
「私のこと、愛して欲しい」って可愛い気持ちです。

そしてそれは、あなたに対して、あなた自身が言っている言葉でもあります。

人が他人に執着してしまう原因。それは、あなたがあなたに執着しているからです。どうしてしたいことを行動してくれないの?どうして鏡を見ても可愛いって思ってくれないの?どうして私自身のために時間を使ってくれないの?
彼に言いたい言葉は、あなたの心がずっとあなたに言っていたことです。

ねえ、どうして私をみてくれないの?

そしてそれは、お母さんに言いたかったこと。お母さんに昔傷つけられて
グッと我慢していた思いです。
お母さんは傷つけるつもりはなかったけど、お母さんも余裕がありませんでした。

もらえなかったと感じていること、我慢していることを
お母さんみたいな彼にもう一度もらおうとしています。

それを心は嘆きます。
お母さんに傷つけられて悲しかったって思っちゃいけないの?
私はもっと、私を優先してはいけないの?
誰かに愛をもらわないと幸せになれないの?
私はあなたに愛を伝えているのに、受け取ってもらえなくて悲しいよ。
なんでお母さんの言ったことを優先しているの?

そう、執着の正体は
お母さんにもらえなかったもので傷ついた自分から気を逸らし
そのもらえないものがないと不幸だと信じ込み
お母さんではない人から必死でもらおうとしていることです。

あなたはお母さんにもらえなかったものを悲しんでいい。
でも、あなたを幸せにできるのはお母さんではなくて、あなた自身です。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す