経営者になると何をすべきか考えることが多くなります。それは指示があり営業をしたり、経理をしたりの作業ではなく、自分で考えて動かなければいけないからです。自分で考えて、自主的に行動するためには自己啓発本では話になりません。そこで今回は私が読んだ中で経営者なら読むべき本を3冊紹介します。
一番は現在のヤマト運輸を作り上げた小倉昌夫氏の『経営学』です。この本は小倉氏が徹底的に宅配の仕組みを理論的に考えて、現在の仕組みを作り上げる過程が書いてあります。その著書の中で「経営とは徹底的な理論の構築である」と書かれています。これはいかに優れたビジネスモデルを考えるか、ということを強く思い知らされます。
もちろん、徹底的に理論を突き詰めるためには情熱は欠かせません。しかし、情熱だけではビジネスは成功しないことがよく分かります。
2番目に進める本は『孫氏の兵法』です。この本は題名通り兵法を書かれるくらいなので、戦争の話ですが、数千年前に書かれたにもかかわらず、ビジネスの世界で戦うための色々なヒントがたくさんあります。
有名な名言では、「己を知り敵を知れば、百戦しても危うからず」という言葉があります。しかし、実際に己を知っている経営者・ライバルをよく研究している経営者は果たして何人いるのでしょうか?
それだけでなく、「戦を始める前には、天の理、地の利、人の利が整ってから始めよ」などとも書かれていますが、実際にはここまでしっかり情勢を見極めて始める人は少ないのではないでしょうか?他にも色々参考になる名言が出てきます。
ただ気を付けなければいけないのは、『孫氏の兵法』は色々な本が出版されていますが、変な解釈をつけられた本は避けるべきです。
そこでお勧めするのは、渡辺昇一氏が監修している『孫氏の兵法』です。原文を忠実に解釈しているので惑わされることなく、孫氏の本当に言いたいことが読み解くことができます。
3冊目は『FACT FULNESS』です。私は常日頃から自分に言い聞かせてますが、「人は良くも悪くも嘘をつく」動物です。しかし、数字はクールで嘘をつきません。この本は実際に世間で言われていることを客観的に数値で示していくと、世間で言われていることと、現実が異なっていることが分かります。
そのような見方をしないと、結局は本質を見極められず、しっかりした骨幹のあるビジネスモデルは作り上げられません、世間の風評だけや自分の経験と感を頼りに経営を行っても、それは流行に左右され危ういビジネスモデルになってしまいます。
最後に経営者で本を読まない人が少なからずいますが、非常に時間を損していると思います。確かに本を読む時間は、実務をしていないので無駄に思えるかも知れません。また、本を読み慣れていないと苦痛かも知れません。
しかし、今日の3冊を読むだけで、経験と感に頼っていた経営に、理論が組み合わさり普通に働いているより3倍早く経営力が上がるでしょう。ぜひ、経営者としての自覚を持って、自己啓発セミナーなどに頼るのではなく、自らに能力向上の時間を作って下さい。
たったこれだけで、人生の貴重な時間を大幅に節約することができます。
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