離婚理由の1位は?不倫、浮気、DV・モラハラは何位?
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法律・税務・士業全般
離婚経験者がどんな理由で離婚したのか気になる方も多いと思います。私の知る限り、離婚理由について調査した正確な資料はないと思いますが、参考となる資料ならあります。それが、裁判所の「司法統計」です。
ご興味がある方はパソコン等で「司法統計」➡年度「令和2年(※令和3年度、4年度は公表されていません)」➡編分類名「家事事件編」➡「第19表 婚姻関係事件数-申立ての動機別申立人別(以下「司法統計」といいます)」を検索してみてください。すると、令和2年度中に離婚調停を申し立てた方がどんな動機で離婚調停を申し立てたのか、すなわち、どんな理由で離婚したいと考えているのかがわかります。
司法統計によれば、離婚理由の1位は男女とも「性格の不一致」です。性格の不一致が離婚理由の1位であることは今も昔も変わりません。もっとも、統計の調査方法が、裁判所から提示された選択肢の中から最も当てはまるものを最大3つまで選択する、というものです。また、性格の不一致と一言でいっても会話が成り立たない、時間・価値観・考え方のすれ違い、性の不一致など様々な意味が含まれていると思います。そのため性格の不一致が離婚理由の第1位であり続けているのはある意味当然のことで、もっと違った選択肢が提示されれば順位は自ずと下がるのではないかとも考えられます。
その他の理由はどうでしょうか?特徴的なのが、男女ともに「精神的虐待(モラハラ)」が「異性関係(不倫、浮気)」よりも上位にきていることです。不倫、浮気をするにはお金が必要(特に主導者側)ですが、コロナの影響で経済的・精神的余裕がなくなり不倫、浮気の数が減った一方で、夫婦ともに家で過ごす時間が増えたことが影響しているのでしょうか?
とはいえ、意外にも男性が女性の「異性関係」を離婚理由の上位にあげています。不倫、浮気と聞くと男性がするイメージが強いですが、妻に不倫、浮気される夫もいるということですね。
一方、女性はというと、性格の不一致の次に「生活費を渡さない」を離婚理由の2位にあげています。7位の「浪費する」とあわせると性格の不一致を上回る数値となり、金銭的な悩みで離婚を望んでいる女性が多いことがわかります。その他、「生活費を渡さない」についで先ほどあげた「精神的虐待」、身体的虐待(暴力を振るう)」をあげていること、「身体的虐待」よりも「精神的虐待」の方が上位であることも特徴的です。
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