●あなたのお店では「メニューブック」を、どのように位置づけてい
ますか?
単なる『商品を注文してもらうためのカタログ』と捉えているのであ
れば、とてももったいない話です。
なぜか…?
「メニューブック」は内容次第で、【集客】や【客単価アップ】に大
きな影響を与える立派な「販促ツール」だからです。
そこで本日は、『売れるメニューブック』の成功事例をいくつかご紹
介したいと思います。
じっくりとお読みください♪
●居酒屋Y店では、4種類の「メニューブック」を用意しています。
「飲み物メニュー」
「食べ物メニュー」
「デザートメニュー」
「お子様メニュー」
の4種類で、すべて店主がパソコンを駆使して作った【手作りメニュ
ー】です。
なぜ4種類かといいますと、1つ目の理由が「わかりやすい(注文し
やすい)」から。
メニューブックのページ数が増えると、目当ての商品を探すのにも苦
労します。
一般消費者にはそのような「ストレス」を回避する習性がありますの
で、目当ての商品が(簡単に)見つからない場合は、そのままあきら
めてしまうことが多いのです。
これって、大きな機会損失ですよね。
2つ目の理由は、食事が終わった頃合を見計らって「デザートメニュ
ー」を差し出すことで、客単価アップが見込めるからです。
人間って不思議なもので、メニューを差し出されると何の抵抗もなく
メニューブックを開いてしまう人が多いんですね。
そして、メニューブックを開くと、一定割合で注文する人が出てきま
す。
「デザートメニュー」が「食べ物メニュー」と一緒になっていると、
「デザートを食べる」という行為自体を思い出しにくくなってしまい
ます。
「お子様メニュー」も同様です。
「お子様メニュー」を子供客に手渡すとほとんどの場合「商品選び」
の行動を始めます。
そして子供たちが「○○○(商品名)が欲しい!」と言うと、そのま
ま注文につながるわけです。
●さらに、Y店のメニューブックには、以下の要素が盛り込まれてい
ます。
○商品名は大きな文字で表記し、すべての商品に3行程度の説明文章
を入れています。
(例えば「生ビール中…500ml」など、容量などの説明も記載す
ることで、問い合わせが減る→作業の効率化が図れます)
○商品の大きさに強弱(メリハリ)をつけ、売りたい商品を大きく表
示することで、利益率の高い商品の販売数を伸ばすことができます。
○メニューブックに掲載されている7割以上の商品に
「当店おすすめ」「○月限定」「女性人気NO1」などのマークを表
記することで、購買意欲を高めています。
(さらに、その日のうちに完売させたい商品には、営業時間中に
『本日残りわずか!』シールを貼ることで、購買意欲を高めることに
成功! ※シールは再剥離タイプのものを使用)
●ここまで読むと、メニューブック作りって、かなり大変な作業だと
感じられるでしょうが、一度「基本デザイン」を作れば、その後の
「修正」は大きな作業負担にはなりません。
たった1回の初期労力で、その後半永久的に売上げアップに貢献して
くれるのが「メニューブック」なのです。
たしかに、基本デザイン作りは大変な作業ですが、継続的な労力はか
かりませんので、是非『売れるメニューブック』作りに励んでいただ
きたいと思います。
●次に紹介するのが、女性客の多いレストランF店の「メニューブッ
ク」です。
F店のメニューブックには、1つ1つのメニューに『お客様の声』を
記載しています。
同じ地域に住む女性客が「私がおすすめします」と顔写真付きで登場
しているのです。
(かなりインパクトがありますよね!)
このコメント掲載に関しては、事前にモニターを募集し、無料試食会
を開くことで、顔写真付きの掲載を実現しているそうです。
1つのメニューブックの中で2~3人掲載するのは難しいですが、
F店のメニュー数は多く、トータルで20人以上の女性客が載ってい
るので、抵抗感も少ないようです。
また、顔写真を掲載した女性客自身がリピート利用してくれる現象も
見られるとか。
自身のコメントが載っていることで、お店への「親近感」が高まって
いるわけです。
さらに、最近よく見かけるようになった「カロリー表示」以外に、
使用している食材の「効能」も記載しています。
例えば、
「○○○(商品名)には、今が旬のセロリを使用。セロリには【むく
み防止】の作用があり~」
というふうに。
カロリー・効能の両方を見ながら、注文商品を決めるお客様が多いそ
うです。
●その他、これまでに私が見た秀逸の「メニューブック」事例を一挙
ご紹介いたします。
○目玉メニューには「調理工程」を写真・説明文付きで掲載。
苦労して作った逸品であることが伝わり、注文数が格段にアップしま
した。
○メニューブック2ページ目に
「本日の増量メニュー」「本日のお得メニュー」を日替わりで掲載。
継続的な来店動機の向上につながっています。
○利用金額の5%がポイント還元されるある飲食店では、メニューブ
ックに載っている全ての商品に、【具体的なポイント表示】をするこ
とで、顧客単価が上がったそうです。
例えば、1000円の商品なら「50ポイント」と表記します。
もちろん、表記しなくてもポイントは加算されるのですが、ポイント
表記することでお得感を感じるようです。
○メニューブック2ページ目に「当店のポリシー」を掲載することで
お店のこだわりや方向性を理解していただけます。
読んでくれる人は読んでくれるのです!
○メニューブック最終ページに「次週予告」を入れることで、リピー
ト率アップを実現したお店があります。
週単位で様々なキャンペーンを実施しているのですが、これをサラリ
と告知するだけで、リピート率が飛躍的に向上しました。
○相性の良いサブメニューは何度でも登場させ、
「ついで買い(注文)」を増やすことで、売上げアップを実現。
○常にお客様からアンケートを取り、
「ここに来たら必ず○○○(商品名)を食べます」と書かれたアンケ
ート用紙を、テーブル横の壁にペタペタ貼っているお店があります。
メニューブックよりも、アンケート用紙をもとに注文するお客様が多
いとか。
ちなみに、なぜこのようなアンケートが集まるかというと、アンケー
ト記入例として同様の文例を記載しているからです。
●今回ご紹介した「メニューブック」は、いずれもメニュー自体が話
題を呼ぶほどの成功事例ばかりです。
小さなお店にとって、継続的に経費がかかる販促策は慎重に吟味する
必要がありますが、(先ほども言いましたが)メニューブックは初期
労力以外に継続的な費用(労力)はほとんどかかりません。
あなたのお店のメニューブックは『売れるメニューブック』になって
いますか?
『売れるメニューブック』が完成すると、メニュー自体が営業活動を
代行してくれます。
早い段階での『売れるメニューブック』作りをおすすめします。
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「LINE!販促」Lステップ正規代理店・Lコン倶楽部スタッフ一同
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