■限定しまくりキャンペーン …その全容を大公開！

●セールやキャンペーンを実施する際に、常に念頭においてほしいの

　が【限定】です。

　期間限定や数量限定といったものですね。

　なぜかといいますと、特に日本人は【限定】に弱い国民性があるから

　です。

　それまで１日２０杯くらいしか売れなかったラーメン屋さんが、

　『２時間限定の極上ラーメン』と打ち出したところ、１日６０杯以上

　売れるようになったそうです。

　もちろん、（ラーメンの）中身は何も変わりません。

　ただ【限定】と打ち出しただけで、お客が押し寄せてきたわけです。

●そして、本日ご紹介するのが、ある女性服販売Ｗ店での

　【限定しまくりキャンペーン】。

　先述した通り、普通の『限定キャンペーン』は期間や数量のみを限定

　するものですが、Ｗ店の施策は徹底しています。

　その全容をご紹介したいと思います。

　Ｗ店は市内に６店舗展開しており、３ヶ月に１回『会員限定セール』

　を実施しています。

　場所は、店舗ではなく、在庫商品を管理する「倉庫」。

　「ガレージセール」といった趣きです。

　６店舗の会員カードは全て１種類のもので統一されており一元管理。

　カードにはそれぞれ「会員番号」が記載されています。

　そして、『会員限定セール』は次のような打ち出しでセールを開催し

　ます。

　『お待たせしました！○月○日（土）朝１１時～昼２時までの３時間

　限定で、３ヶ月に１回！会員様だけの特別セールを開催します！』

　挨拶状とともに画像（チラシ）には、代表的な人気商品を２０品ほど

　掲載し、その全ての商品を『１０着限り』などと表示します。

　つまり、期間（時間）限定と人の限定（会員）、数量限定を打ち出し

　ているわけです。

　そして、極めつけの【限定】がコレ↓

　『毎回大人気のセールですので、混雑を避けるために、今回のセール

　では会員番号１５０１番～３０００番の会員様だけに限定させていた

　だきます』

　…つまり、会員なら誰でもＯＫ　ではないのです。

　会員のなかでも「来場ＯＫ」の会員と、そうでない会員に振り分ける

　施策。

　なぜ、このようなセールを実施しているかといいますと、実際にこの

　セールは大人気で、会場が混雑することが（過去に）しばしばありま

　した。

　しかし、セール人気に便乗し毎月実施していくうちに、徐々に客数が

　減っていったのです。

　人気のセールも、頻繁に実施されると飽きられてきたわけです。

　そこで考えたのが、会員を【振り分ける】という考え方でした。

●今現在、６店舗で集めた会員数は５０００人を超えており、それを

　（約）１５００人ずつ３ブロックに分けて管理しています。

　ここまでお話したら、もうおわかりの方もいるかと思いますが、Ｗ店

　では『３ヶ月に１回のセール』を【毎月】実施しているのです。

　例えば、

　８月はＡブロックの会員（０００１番～１５００番）

　９月にＢブロックの会員（１５０１番～３０００番）

　１０月にＣブロックの会員（３００１番～５０００番）

　の方々を招待するわけです。

　それぞれの会員にとっては「３ヶ月に１回」ですよね。

　…と、ここで私にはひとつの疑問が生じました。

　「なぜ、わざわざ会員を３つに分けて実施するのか？３ヶ月に１回の

　セールを５０００名の会員に告知することと何が違うのか？」

　という疑問です。

　しかし、Ｗ店社長の話を聞いて、その疑問はすぐに解けました。

　まず、１回のセールで５０００名の会員に告知すると混雑するという

　こと。

　次に、全ての会員に告知するよりも、３ブロックに分けて告知したほ

　うが、「集客率」が圧倒的に高いということ。

　なぜか？

　それは「会員番号」で【限定】されているからです。

　『会員なら誰でもＯＫ』よりも、

　『今回は会員番号１５０１番～３０００番の会員様だけに限定させて

　いただきます』

　としたほうが、より煽られるわけです。

　…そう。

　会員を３ブロックに分ける最大の理由は、【さらなる限定】を付加す

　るためなのです。

　もちろん、それぞれのセールでは【来場できる会員】にしかＬＩＮＥ

　を送りませんので、広告費用が３倍になることはありません。

　（ＬＩＮＥなら自動で振り分け自動で配信できます）

　そして、このような形でのセールはさらに会員を増やすことで、

　『４ヶ月に１回』『半年に１回』…へと進化させていくことが可能と

　なります。

　そうすればするほど、セール自体の「希少性」が高まり、集客率が上

　がっていくのは間違いないでしょう。

　そのために必要なこと　…それは【新会員の確保】です。

　そのために、セールでは『友達３人までＯＫ』の招待券を同封してい

　ます。

　そこで新しく来場されたお友達には、セール会場で会員カードを作っ

　ていただきます。

　（会員カードがなければ、会員価格で購入できませんので、ほとんど

　の新規客が会員カードを作ってくれるそうです）

●この流れを構築したＷ店では、毎月のセールでの安定した売上げと

　安定的な新会員の確保という２つの要素を満たしているのです。

　商売をしていく上で、一番大切なこと　…それは、【会員の確保】で

　す。

　会員の数が多ければ多いほど、いろいろな施策を実施することができ

　ます。

　あなたのお店でも【限定しまくりキャンペーン】　…検討してみませ

　んか？

　補足）

　ＬＩＮＥの良いところは、日時の遅延なく一斉配信ができること。

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「LINE！販促」Lステップ正規代理店・Lコン倶楽部スタッフ一同

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