かつて、松下幸之助はこのよう語った。 「正しい広告、宣伝は、社会になくてはならないものだ。 良い製品であればあるほどより早く、より広く、世間に知らせることが企業の義務である」 総務省が発表しているデータによると、2002年のインターネット全体の情報量を10とすると、2020年は6,000倍の6万。2023年も更に増えてることだろう。2002年と2020年では難易度が全く違う。情報が多すぎて、ほぼ伝わらない。 松下幸之助さんの時代とは比較にならず、良い商品を作っても売れない (存在を知られない) 、世間に知らせることが企業の義務と言われても、様々なメディア・テクノロジーの進化・多種多様な趣向・価値観は日頃から指数関数的に増えており、全てを把握した上でマーケティングを展開していくのはほぼ不可能になりました。 ただ、それでも企業としてはお金を投資して、製品やサービスを世の中に...