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あきらめたふりをしていることはなんだろう

『あきらめたらそこで試合終了ですよ…?』安西監督出典)SLAM DUNK新装再編版17巻p248著者 井上雄彦 発行所 株式会社 集英社2018 年 9 月 6日第1刷発行発表 いまさらですが、スラムダンクです。  世代的には、リアルタイムで読んだり、アニメを見たりできたのですが、バスケットボールにあまり興味がなく、いままで触れてきませんでした。  ひょんなことから、この冬公開の映画を見に行くことになり、その流れで漫画も読んでみることになりました。  いままで触れてこなかったとはいえ、そこはさすが大ヒット漫画。私でも知っているフレーズや、場面、キャラクターが数々出てきました。  冒頭のセリフも、そんな有名なセリフの一つです。  バスケットボール部の監督が、部員に対して言った言葉です。  物語の前半部と、後半部の2回、同じセリフがあったと思います。  その2回、それぞれ場面は違うのですが、『あきらめない』ことの大切さを説いているように感じました。  これは高校のバスケットボール部の話ですが、自分の人生に対して同じことを問いかけられたときに、自分は果たして、なにかをあきらめていないか、あきらめているふりをしていないか、そんなことを感じました。  人生という試合は長いです。  そんな中で、大人になるにつれ、社会人になるにつれ、親になにつれ、色々な人生の変化の場面において、あきらめたことはないだろうか、あきらめたふりをしていることはないだろうか。  本当はやりたいのに、本当はありたい姿があるのに、それに蓋をしてしまっている。  他人に言われたり、世間体が気になって、自分には無理だと思い
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『自分が受け止めてほしい気持ちはなんだろう』

『わからなくても知らなくてもまず受けとめてくれる 私ずっとそうしてほしかったんだ』南雲世奈(出典)作りたい女と食べたい女 3巻P91著者 ゆざき さかおみ発行 株式会社KADOKAWA2022年11月初版 つい先日、NHK総合夜ドラでも放送が始まった、『作りたい女と食べたい女』 冒頭のセリフは、その原作漫画の3巻で登場する南雲世奈が、主人公の二人に泣きながら心の中で発したものです。  そして、『わからなくていいから否定しないで「大丈夫だよ」って言ってほしかった』と続きます。  漫画の内容ですが、第1巻の最初の方では、『料理を作るのが好きな女の人』と『料理を食べるのが好きな女の人』が主人公の、料理を通した日常系だと思っていましたが、話が進むにつれて、世間のステレオタイプや価値観が主題なように感じています。  世奈も、とあることを家族に理解してもらえず、『食べること』に関してのある価値観を押し付けられて生きてきました。  そこでとあるきっかけで主人公の二人と出会い、冒頭のセリフのシーンになります。  私はこの場面を読んでいて、多くの人が、多かれ少なかれこのようなことを思っているのではないか、そして、もしかしたらそれに自分自身でも気づいていないのではないか、と思いました。  自分がクライアントとして、コーチングを受けることがありますが、話をしているうちに、「自分はこんなことが話したくて、これをただ聞いてほしかったんだ」と気付くことがあります。  その内容に100%同意をしてくれたり、理解をしてくれなくてもいいのです。  否定しないで、余計なアドバイスをしないで、ただ聞いてくれるだけで
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『考えすぎて動き出せなくなっていることはなんだろう』

『いつも動きながら考えていました』内多勝康出典)PHP No.897p.33   株式会社PHP研究所 例年のことではありますが、お正月休みが終わると、年度末に向けて公私ともに忙しさが加速していきます。  忙しさを言い訳にしてはいけないのですが、本を読んだり、映画を観たりする時間がなかなかありません。  そんな状況ではありますが、車の中での待機時間や、電車での移動中などの隙間時間に読みやすいPHPを持ち歩いています。  2月号を読んでいて印象に残ったのが冒頭の言葉です。  元NHKアナウンサーで、現在は請われて、医療型短期滞在施設のハウスマネージャーをされている内多勝康さんのお話の中のものです。  内多さんはよく、『異業界への転職に不安はなかったんですか?』と質問されるそうです。  そのに対して、『事前情報があまりなかったからよかったんです。いろいろわかっていたら躊躇していたかもしれません。知らないって強いですね』と答えてています。  ご本人はそのようにおっしゃっていますが、それまでの経験や、新しい環境での努力、そして興味を持った分野で動きをとめなかったことが、今のお仕事につながっている。そのようにも書かれていました。  以前の私は、何かをはじめよう、やってみようと思ったときに、まずはネットや本などで、情報収集をはじめます。  ある程度の情報収集は必要だと思いますが、度が過ぎると、リスクやネガティブな情報に目が行ってしまったり、頭でっかちになって情報を集めただけでやった気になってしまったり、はたまた、その分野のトップレベルの人やキラキラしている人を目にしてやる気を失ってしまった
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『この出来事をどのように捉えたいのだろう』

世の中のことはすべて心の持ちよう一つでどうにでもなる渋沢栄一出典)東京都神社庁『生命の言葉』令和五年二月版 毎月、月の初めには事務所の近くの神社へ行って、この一ヶ月、無事に商売ができたことへのお礼と、これからの一ヶ月、この地で商売を続けさせてくださいというお願いをしています。  神社には、東京都神社庁が作成した『生命の言葉』という、短冊のようなチラシが置いてあり、月ごとに新しいものが作られています。  冒頭の言葉は、今月の『生命の言葉』に書かれていたものです。  日本資本主義の父とも称され、新一万円札に肖像が採用された、渋沢栄一の言葉です。  物事(出来事)に良し悪しは無く、その物事(出来事)をどう捉えるかは、自分次第であるというようなことでしょうか。  水が半分入っているコップを見て、「もう半分しか残っていない」と捉えるか、「まだ半分も残っている」と捉えるか。  よくある例え話ではありますが、このようなことなのかなと、私は解釈しました。  『世の中のことはすべて』と言っているものの、私は例えば戦争や疫病、貧困などの渦中にいる人は、『心の持ちよう一つ』とは言えないのではないかと思います。  ただ、それを乗り切った先、将来その状況を振り返ったときに、『辛く悲惨な出来事だった』と捉えるか、『あの体験がいまの私を強くしている』と捉えるかは、もしかしたら自分の心の持ちようでどうにでもなるのかもしれない。そのようにも思います。  戦争や疫病ほどではないにしろ、私達は日々、色々な出来事を体験します。 その出来事事態に良し悪しがなかったとしても、私達はその出来事に対し、良し悪しの判断をして解
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『まだ自信がないから・・・と、行動できないことはなんだろう』

『見せん下手くそより、見せる下手くそや』大黒亭文狐出展)アニメ『うちの師匠はしっぽがない』第4話作者 TNSK出版社 講談社 最近、時間があるときにアマゾンプライムで見ているアニメからのセリフです。 大正時代の上方を舞台にした、落語を題材としたアニメ、『うちの師匠はしっぽがない』  いつか人間を化かしてみたいと夢見る豆狸の少女とがひょんなことから落語家と出会い、話術だけで人を化かすことができる落語に興味をもち、弟子入りする。 そんなあらすじのお話です。もともと落語に興味はあったのですが、上方落語を聞く機会は少なかったので、口調やリズムが新鮮で楽しいです。  冒頭のセリフは、師匠である大黒亭文狐が、弟子のまめだに言ったものです。  とある騒動に巻き込まれ、考えなしに飛び込んでしまったまめだ。自分の未熟さを師匠に詫びたときに、師匠がかけた言葉です。  『いまのお前には、いまのお前の芸がある。とにかく一生懸命やればええ』と続きます。  コーチングやキャリアカウンセリングの勉強や練習をしていると、自分の未熟さや知識不足、練習中の失敗などを目の当たりにする場面が多々あります。  また、『まだまだ経験も勉強も足りないので、クライアントさんのお話を聴く自信がありません』という話もよく聞きます。  以前の私もそうでした。「まだ足りない。まだまだ上には上がいる。この程度ではお客さんに選んでもらえない」そんなふうに思っていました。 ですが、そんなことを言っていると、いつまで経っても自信なんてつくはずがないことに気づきました。  「まだまだ自分には足りないところもあるし、私より優れた人はたくさんいる
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『覚えたつもりになっていることはなんだろう?』

『頭ではコードを覚えているが指でコードを覚えていない』(出典)音楽教室の先生  コーチングの試験も無事に終わり、「資格とか、そういうのとは全く関係ない、何か新しいことをはじめよう」と思い、先月から音楽教室に通い、ウクレレをポロンポロンと鳴らしています。  楽器の経験はほぼなく、楽譜も読めないのですが、なんだかウクレレの音は気に入ったので、弾いてみたくなりました。  最初は動画サイトや古本を使って見様見真似で練習をしていたのですが、やはり基礎は専門家に教わったほうがいいだろうなぁと思い、思い切って入会をしてみました。  マンツーマン指導なので、自分だけのための45分。わからないところや、上手くいかないところを聞きながら、ほんの少しずつではありますが、音が鳴らせるようになっていくのが楽しいです。  昨日、「Dのコードが押さえられません!形は覚えてきたのですが、流れの中で押さえることができないので教えてください!」と、先生に尋ねたところ、答えの中に出てきたのが、冒頭のフレーズです。  コードを覚えていく過程で、当然、まずは頭で覚えていく。そして、実際にそれを指で押さえて鳴らして、流れの中でそれをできるようになるまで指の感覚として覚えてはじめて、「コードを覚えた」ということになる。というようなニュアンスでした。  改めて言われて気づいたのですが、例えばコーチングでも、キャリアカウンセリングでも、それなにりたくさんの本や知識に触れてきて、試験に合格したけれど、では、実際に生身の人間を相手として、その知識が使えるかと言うと、まずそう上手くはいきません。  それらに限らず仕事でも、先輩や上司
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『自分が本当は望んでいることはなんだろう』

『知らないうちに自らの欲望の終着点を決められてしまう』桐野夏生(出典)PHP No.896 p.46 株式会社PHP研究所 12月。一年の締めくくりということもあってか、他の月より気忙しく感じる月。12月の次が1月ではなく13月だったら、こんな気持にはならないんだろうなぁと、以前から思っています。  ありがたいことに、ご多分に漏れず、忙しい日々を過ごしていて、インプットが足りない次期でもあります。  そんな中でも、毎月読んでいるPHPは、一つ一つの項が短いので、移動中などに少しづつ読むことができるので、ありがたい存在です。  冒頭のセリフは、作家の桐野夏生さんが、AIやアルゴリズムに対して抱いている憂いを語ったものです。  ネットで検索をすると、『あなたはこういうものが好きでしょ』(p.45)と、誘導されてしまう。  『今は自分で主体的・能動的に出会う前に、AIが提供してくれるかもしれない』(p.46)と、おっしゃっています。  本編は主に読書文学について語られていましたが、私はこれを読んでいて、それ以外のこと、とくに趣味やキャリア観、ありたい姿などについても言えるのではないかと感じました。  家庭や、学校や、友人や、メディアや、社会から、『あなたはこういうものが好きでしょ』もっと言うと、『あなたはこういうふうに生きると幸せでしょ』と、自分の気持は無視され、『あなたのため』と言って、誘導される。  そして、『いい子』ほど、自分を殺して、この誘導に従ってしまうのではないでしょうか。それが望まれていることだから。  コーチングやキャリアカウンセリングをしていると、『本当はこれがやり
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『どんなときに自嘲してしまうのだろう?』

そういうことを言っているとそういう風になっちゃうよ(出典)山口 晃(画家)PHP2022年6月号『こころにひびくことば』ページより  数年前から、月刊誌PHPを定期購読しています。  メディアによく出ている有名人から、町工場の技術者まで、幅広く『人』の言葉と想いが、そう長くない文章にまとめられていて、ふとした時間に読めるのが気に入っている点の一つです。  その中で、『こころにひびくことば』ページに書いてあったこの言葉に目が留まりました。  『私が冗談めかして自嘲的な言葉を口にしたとき、先輩に言われた言葉です』と、山口さんが記しています。  他国のことは詳しく知りませんが、日本人は比較的、謙遜をしたり、自分を低く言ったりすることが多いように感じます。  社交辞令や、組織の潤滑油として、そのような言動が必要なのかもしれませんが、それも度が過ぎると『卑屈』になってしまうように思います。  人は、本心から思っていようがいまいが、口に出した言葉に引っ張られやすいのではないかと、とくに最近、私は実感しています。  そして、心にも思っていないことを口にするとき、自分の中のなにかが少し歪んでしまう気がします。  その都度その都度、その歪みを補正していれば大事にはならないのでしょうが、積み重なっていくと補正するのが困難なほどの歪みになってしまうのではないか。  そんなことを、この言葉を読んだ時に考えました。  そして、文章の最後をこう締めくくっています。  『自分のことを大切な友人のように遇することも必要だと、この言葉に学びました。』  自分が大切な人に向けてその言葉を使うであろうか?もし使わな
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『なにから疎外されたくないのだろう?』

『私には自分の未知のところに、すでに美というものが存在しているという考えに、不満と焦燥を覚えずにはいられなかった。美がたしかにそこに存在しているならば、私という存在は、美から疎外されたものなのだ。』出典)金閣寺 三島由紀夫 新潮文庫 令和2年142刷 p.28 ひょんなことから手に取った、はじめて読む三島由紀夫作品でした。  全部をしっかりと読み切れたとは到底思っていないが、自分は登場人物たちのように「美」「生」「死」について、突き詰めて考えたことはないな、と。  読みづらかったり、頭に入ってこないところもありましたが、文章は綺麗だと感じました。  そんな中で、第1章の中の一文に強く心を揺さぶられました。 『私には自分の未知のところに、すでに美というものが存在しているという考えに、不満と焦燥を覚えずにはいられなかった。美がたしかにそこに存在しているならば、私という存在は、美から疎外されたものなのだ。』  私は『美』についてはそこまで思い入れがないので、この文章そのものズバリにではありませんが、この『美』を、自分が大切にしていたり、重要と思っていたりする『なにか』に置き換えたときに、なんとも言えないゾワゾワ感に襲われました。  この世に、その『なにか』の絶対的な『正なるもの』が存在したとして、その正なるものに「お前は我々の仲間ではない」と言われたら。もしくは、私はそれに触れていないどころか、存在を認識することすらできていないとしたら。  数年前までだったら、たしかに、焦燥感や疎外感を持ったかもしれません。  『なにから疎外されたくないのだろう?』  焦燥感や疎外感で悩んでいる方、
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『どんな冒険がしたいだろう?』

「13歳、真夏の大冒険」(出典)フジテレビ倉田大誠アナウンサー 2021年 2021年の夏に開催された東京オリンピック。 スケートボード・ストリートで西矢椛選手が史上最年少の13歳で金メダルを獲得したときの、フジテレビ倉田大誠アナウンサーの実況です。  当時、このフレーズを生放送で聞いた記憶はないのですが、一年経ったいまになってふと思い出しては、なぜだか涙が出てきそうな感覚になることがあります。  選手はもちろんですが、それを支えるコーチ、運営スタッフ、ボランティア、そして、オリンピックに直接かかわっていはないけれど、その時の日本のライフラインなどを支えた人々。  誘致の段階から色々とあって、その開催自体に賛否があるのも重々承知していますが、コロナ禍でのオリンピック開催は、色々な人にとってまさに「大冒険」だったのではないでしょうか。  そんなことが思い返されるからではないかなと、思っています。  オリンピックが開催されるかどうかわからない。それでも開催を信じて、日々、練習を重ねていく。  上手くいくかどうかはわからないけれど、自分を信じて、一歩踏み出し、歩みを止めない。 そんな形の「冒険」もあるのではないかと思っています。 『どんな冒険がしたいだろう?』冒険への最初の一歩が踏み出せない方、いつでもご相談ください。
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『自分は何になりたいんだろう?』

『誰かになることはできないよ でも、  何かになることはできるのさ』(出典)STAND UP ! 歌 水樹奈々作詞 ヨシダタクミ(phatmans after school)キングレコード 2016 「自分がもし専門家になにかを相談をしたかったり、話を聴いてほしかったりするときに、どうやってその相手を選ぶだろう?」  そんなことを考えていました。  料金?実績?経歴?肩書?どれも大事なような気はしますが、自分が重要視するのは”人柄”や”相性”、”信頼感”なのかもしれないと思いました。  「では自分が相手に選んでもらえるように、会ったことも、話したこともない人にそれらをどのように伝えればいいのだろう?」  しばらく結論が出せなく、頭の片隅で考えを巡らせていました。  そんなときにふと、車を運転しながら聞いていた水樹奈々さんの曲の上記の歌詞に心を動かされました。  「そうだよなぁ。誰かになろうとするから辛いんだよなぁ。でも、目の前のことをコツコツとやり続けていれば、だれでもない自分オリジナルの”何か”にはなれるかもしれないなぁ」  そんなことを感じました。  そのとき、自分の中で何かが閃いた気がしました。  「私が心を動かされた事象や、どのように心が動いたかを知ってもらえれば、もしかしたら”人柄”をわかってもらえるかもしれない、”相性”が合いそうか判断してもらえるかもしれない」と。  では、”信頼感”はどうやって伝えればいいのだろう?  これは、「コツコツとやり続ける」ことしかないかなぁ、と。  「私の心は何に動かされて、私の頭はそれをどう思ったのか」そんなことをこれからコツコツと
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自分の歴史の1ページになんと書きたいだろう

『銀河の歴史がまた1ページ』出典)銀河英雄伝説OVA製作 キティフィルム、徳間書店、徳間ジャパン原作著者 田中 芳樹 ちょっと気分転換というか、ぼーっとしたかったというか。  そんな気分だったので、今週も映画館に行ってきました。  行ける時間に上映している作品を眺めたところ、以前、ケーブルテレビかなにかで見たことがある『銀河英雄伝説』という文字がありました。  原作刊行40周年を記念して、デジタルリマスター版で上映するとのこと。 映画館の大画面といい音響で見たら面白いだろうなぁと思い、こちらの作品を見ることに決めました。                              予備知識はあまりなく、登場人物の名前も数人しか分からない状態でしたが、大画面で見る『スペースオペラ』は、迫力があり、満足度が高かったです。  冒頭のセリフは、この映画とは直接関係はないのですが、銀河英雄伝説OVA版の次回予告のナレーションの最後に入る言葉です。  作品は、主に二人の主人公を中心に物語が展開されていきますが、その他の多数の登場人物の利害や思惑、信念も絡み合ってきます。  それらが『銀河の歴史の1ページ』を刻んでいくのですが、それとは別に、その個々人の歴史というものも、同時に刻まれていくのではないか。そんなふうに感じました。  それを感じたのは、主要登場人物の誰かがきっかけではなく、戦闘シーンで一瞬で消えていった戦艦の戦闘員や乗組員を見たときです。  主要人物は、たとえどんな形であれ、その散り際も描かれますが、『その他大勢』は、そんなことはありません。  それは、『物語だから』ということでは
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話せないでいることはなんだろう

「誰かに聞いてもらいたかった」安西こころ出典)劇場アニメ『かがみの孤城』原作 辻村 深月映画配給 松竹 今年は月に1会は映画館に行きたいなぁと、年の初めに思いました。  早速、スケジュール表を見ながら映画館へ行ける日を探し、それが今日でした。  見に行った映画は『かがみの孤城』。  私は不勉強で存じ上げなかったのですが、2017年に刊行され、2018年に本屋大賞を受賞した小説をアニメ映画化した作品です。  内容は公式サイトなどに詳しいのですが、『とある同じ中学校に通う中学生7名』が主人公です。  その主人公たちはみな、「なにか」を抱えて、不登校状態にあります。 その7名のうちの1人の女の子を軸に物語は進みます。  冒頭のセリフは、その女の子が、孤城で知り合った2人の女の子に言ったものです。  とある事情で、親にも言えなかった(親にだからこそ言えなかった)ことを、語り終わったあとに言ったセリフです。  よく、「だれかに相談すればいいのに」「話をすれば楽になるよ」というようなことを聞きます。  私もコーチやキャリアカウンセラーをしているので、『だれかに自分の思いを聞いてもらうこと』の大切さや価値はわかる気がします。  しかし同時に、『だれかに自分の思いを語る』ことが、どれほど難しいかもわかる気がします。  『だれに』話をするのか。  話の内容によって、話せる相手が異なるでしょう。そして、必ずしも身近に話を聞いてくれる『だれか』が居るとは限りません。  『なにを』話すのか。  私達は自分の気持や思いを言語化して語ることにあまり慣れていないのではないかと思うことがあります。  普段の会
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来年の自分がありたい一年を表す漢字一文字はなんだろう

今年の漢字「戦」出典)公益財団法人 日本漢字能力検定協会2022 年 12 月 12 日発表12月も半ばを迎え、今週末はいよいよクリスマス。 街は煌びやかな装飾に彩られ、ラジオなどからはクリスマスソングが流れてくる、一年の中でも最もにぎやかな時期の一つではないでしょうか。 そんな中、12月12日に発表された毎年恒例の「今年の漢字」。 今年を象徴する漢字一文字は、「戦」でした。 街はクリスマスムードと言いながらも、世界をに目を向ければ終わりの見えない大きな争いが続き、身近なところでは物価高騰などにより、生活を防衛しなければならない。また、コロナウイルスとの闘いが終わったわけでもなく、いまなお苦しんでいる人や対応に忙殺されている方々がいる。 一方で、サッカーワールドカップでは、日本代表が熱い戦いを繰り広げていたのは、記憶に新しいところです。 「戦」という漢字一文字から、いろいろなことが思い浮かび、また、いろいろなことを、漢字一文字に込めるという行為が面白いなと思います。 この機に、「今年の自分の漢字一文字」を考えたり、会話のテーマにすることも多いのではないでしょうか。 一年を振り返るのもとても大切なことですが、来年の自分の一年はどんな漢字一文字でありたいか、どんな漢字一文字にしたいか、そんなことを考えるのも面白いのではないでしょうか。 年の初めに一年の目標を立てるように、来年の自分の行動指針となったり、心を支えてくれる漢字一文字を考える。 漢字一文字だからこそ込められる、いろいろな想いがあるかもしれません。 来年の自分がありたい一年を表す漢字一文字はなんだろう どのような一年であり
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『自分の正直な気持ちはなんだろう?』

『自分の気持ちは自分のために言わなきゃだめだよ』喜多川海夢(出典)アニメ『その着せ替え人形は恋をする』第1話より原作 福田晋一製作 「着せ恋」製作委員会 もともとアニメは好きな方だったのですが、なかなか時間を作れず、しばらく遠ざかっていました。  秋の夜長だからというわけでもないのですが、最近、アマゾンプライムビデオでいくつかアニメを見ていました。  ちょっとした隙間時間にアニメを見るのに、プライムビデオのようなサービスはありがたいです。  いくつか見たアニメの中に、原作のマンガを読んだことがあり、面白いなと思っていた『その着せ替え人形は恋をする』というアニメがありました。  内気で、他人とコミュニケーションをとることを苦手としている主人公。  明るく社交的で、自分の「好き」を大事にするヒロイン。  そんな二人を軸にしたラブコメディです。  冒頭のセリフは、主人公がクラスメイトに掃除当番を押し付けられて、本当はイヤなのに断らない主人公に向けて、ヒロインが言った言葉です。  この場面では掃除当番のことを言っていますが、この言葉は色々なことに対して言えるのではないかと感じました。  普段の生活や仕事で、イヤなことをイヤと言えない。自分が飲み込んでしまえば場が丸く収まると思い主張をしない。自分には無理だろうと思い、やってみる前から諦めて沈黙してしまう。  社会生活を営んでいるので、全部が全部、自分が主張をすればいい、意見を言えばいい、というわけではないことは分かります。  ただ、口に出して言わないだけらなまだしも、自分の気持ちに対して、自分で自分にウソをついたり、自分自身を欺いている
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『自分の気持ちにどんなブレーキをかけているだろう?』

ブレーキをかけることを覚えてしまったキーを回す前だろうがミスを犯す前だろうが最悪な自分をさらさぬうちにDear Evan Hansen 劇中歌より(Waving Through A Window : YoutubeのUniversal Music Japan International公式サイトより) Dear Evan Hansen(ディア エヴァン ハンセン)  『あなた、好きかもよ?』と勧められたので、観た映画です。  ミュージカルが原作ということもあり、映画もミュージカルタッチでした。とはいえ、いきなりみんなが歌って踊りだすようなシーンはなく、ミュージカルシーンへの入りは、スムーズなように私は感じました。  登場人物のだれもが、それぞれの種類の『孤独』を抱えていて、そのだれもがそれに立ち向かったり、折り合いをつけようとしたり、隠したり、逃げたりしている。そして、そんな人は実は身の回りにたくさんいて、独りで孤独を抱えている。誰かが声を上げるのを待っている。そんなことをこの映画から感じました。  「あなたは独りじゃないよ。大丈夫」そんなふうに言ってあげたいし、言ってほしいし、そうでありたい。  「私って独りじゃないんだ」そう思えること、感じられることが、生きていくうえで、大きな、大切な力になるのかな。  そんなことを思いました。  物語は一通の手紙と主人公のついた『優しい嘘』から始まるのだが、はたして主人公は優しさから嘘をついたのか。  そうであっても、そうでなくても、その嘘から話が自分の手の届かないようなところまで大きくなっていってしまう。  そんな様を主人公目線で見
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『自分との約束はなんだろう?』

『自分との約束を守ることが前向きに生きるコツ』(ホントに小さな、毎日10時に寝るぞとか。)(出典)清宮レイ(乃木坂46) 先日、テレビで歌番組の特番を何の気なしに見ていたら、乃木坂46のライブ中継が流れてきました。  その中で、2列目ににっこり笑顔が印象的なメンバーが目に留まりました。  私は乃木坂46に詳しくないのですが、たまたま詳しい知り合いがいたので、名前を聞いてみたところ、『清宮レイ』さんだということがわりました。  なんと、私の名前と一緒!  こんな偶然もあるんだなぁと思い、ちょっと応援してみようかなぁという気持ちになりました。  そんな折、清宮レイさんがラジオ番組にゲスト出演するということなので、聴いてみることにしました。  その番組の最後で、パーソナリティの麒麟の川島さんの『これまでの人生の中で見つけた一番の発見や気付きは、なんですか?』という問いへの答えが、冒頭の『自分との約束を守ることが前向きに生きるコツ』というものでした。  私もコーチングの勉強をし始めてから特に、『自分との約束を守る』ということが、とても大切だと、改めて思うようになったので、この答えを聞いて、なんだかとても嬉しくなりました。  ”自分と共通点のある人に親近感を抱くという『類似性の法則』”を体感したようにも感じました。  さておき。  自分を信じるため、つまり自信を持つためには、『自分で目標を立てて一歩踏み出す』ことや、『自分で建てた目標をクリアしていく』ことがとても重要だと、私は思います。  そして、それに向けて、どんなちいさなことでもいいから、自分と約束をしてそれを守る。  とはいえ、自
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『どんな目標に向けて走っているだろう?』

『例えば、今日の下関国際さんもそうですけど、大阪桐蔭さんとか、そういう目標になるチームがあったから、どんな時でも、あきらめないで暗い中でも走っていけたので』出典)仙台育英学園高等学校 硬式野球部 須江 航監督 今年の夏の甲子園。東北勢が初めての優勝をしたことで、「優勝旗が「白河の関」を越えた」と話題になりました。  私は令和のこの世にあってなお、「白河の関を越える」という表現が用いられ、通じることがなんだか好きです。  さておき。優勝を飾ったのは仙台育英高校。その監督の優勝インタビューもまた話題になりました。  「青春って、すごく密なので」という表現は、コロナ禍生きる高校生たち(もちろん、全ての高校生がそうだとは言えませんが)の苦悩を言い表しているように感じました。  インタビュー全文の最後の方を読んでいて、「こんな風にライバルを称賛し、敬意を表する言葉があるんだなぁ」と、感動しました。  具体的な高校名は二つ出ていますが、きっと日本全国の甲子園を目指す高校に向けられた言葉なのではないかな、と。  暗闇の中をただ一人で、どこに向かっているのかもわからずに走り続けるのはとても辛く、怖いことだと思います。  目指したい目標があり、それに向かって先陣を切って走っている人の背中があり、横には一緒に走ってくれる仲間がいる。  そうであれば、目標がどんなに高くても、遠くても、走り続けられるのではないかな。そんなことを思いました。  『どんな目標に向けて走っているだろう?』  向かうべき方向を見失ったり、目標が見つからなかったりして悩んでいる方、いつでもご相談ください。
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『本当は手放したいモノはなんだろう』

『モノという形はなくなっても、思い出は消えないんですね。』松本明子出典)PHP No.895 p.26株式会社PHP研究所 私にとってはバラドルの印象しかなかった松本明子さんですが、最近は『実家じまい終わらせました!』というご著書があるほど、実家の処分に悩まれ、苦労をされたことで話題になっているようです。  冒頭の言葉は、そんな松本明子さんが、PHPの中で語られたものです。 そして、『(中略)今は心も体も身軽です。』と続きます。  実家という、親から引き継いだモノ。さらに松本さんの場合は、お父様がなくなる直前に『明子、実家を頼む』と言って、遺していったモノ。  私もモノは捨てられずとっておくほうなので、気持ちはわかる気がします。  また、遺されたわけではないですが、祖父の会社を継いだ者として、『自分だけのモノ』ではない『遺されたモノ』を持つ身の苦労もわかる気がします。  松本さんの話は『実家』という、実態のあるモノについて語られていますが、実態のないモノ、例えば人間関係だとか、肩書だとか、立場だとか、そういうモノにも、同じようなことが言えるのではないかなと、そんなことを感じました。  惰性や付き合いで参加している集まり。  流れ上、仕方なくやっている立場。  断ることができず、本意ではなく名乗っている肩書。  多くの人は、いろいろな無駄なモノを背負ったり、背負わされたりして社会生活を送っているのではないかと思います。  あまりにもたくさんの、本意ではないモノを、頭や心に抱えていると、本当にやりたいことをやるどころか、本当にやりたいことに気付く空間すらなくなってしまうのかもしれま
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