【医療倫理が大切】小論文の書き方・考え方④
(1)医療倫理が必ず出題される今回は医歯薬看護系の大学での入試小論文を書く際の勉強法の話をします。私は予備校やネット授業の初回にいつも医療倫理のテーマで解説をします。生徒にこう問いかけます。医師・看護師・薬剤師などは他の職業(たとえば、私のような教師・講師)と比べて何が違う?医療従事者も教師も人を相手とする仕事です。だから、コミュニケーションが必要になります。これは、共通点で相違点ではありません。大きな違いは、失敗の影響です。私の仕事も生徒さんの将来に影響する内容であり、間違ったことを教えることは許されません。このような意味では、医療従事者も教師も失敗は許されない仕事です。しかし、教師や講師が失敗しても、入試で減点されるだけです。もちろんその結果、志望校に落ちて、生徒には大きなダメージを与えます。ですが、医師・看護師・薬剤師などの失敗は人の命にかかわるものです。教師や講師が失敗しても生徒は死にませんが、医歯薬看護系のの深刻なミスは患者の生命に直結します。こういうわけで、医療従事者には厳しい責任と倫理観が要求されるのです。医歯薬看護系の小論文で医療倫理が出題されるのはこうした事情によります。医療倫理をズバリ聞いてくることは少ないとしても、問題の背景には必ず倫理観が潜んでいることが特徴といってもいいでしょう。ちなみに、ここでは「倫理観」と書きました。大学や塾・予備校によっては「倫理感」という表記で入学案内に書かれたり、教えたりすることも時折見かけます。しかし、「倫理感」では倫理に対する「感覚」や「感性」という意味になり、これも間違いではないが、やや弱い、軽い印象を受けます。「倫理観
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